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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 406

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伊奈野は悩みから逃げることはできず解消する必要がある。

いかにして解消できるかと考えるといろいろ気になる部分はあるのだが、

「巻き込まれないようにするには英雄とか準英雄と争う存在を消し去ること、かな。そうすれば基本的に襲撃は起こらないはずだし。巻き込まれてもすぐに解決できるようにするためには、図書館の防衛能力を高めたり私自身が強くなったり、かな。どちらかと言えば私の強化よりは図書館を強化したほうが勉強の邪魔にはならないはず」

とりあえず対応は2つのパターンに分けられる。

物事に巻き込まれないようにする事前の対処と、巻き込まれたとしてもすぐに解決する事後の対処。

伊奈野としては事前の対処だけで全てどうにかしたいというのが本音ではある。それができていれば自分の邪魔をされるということはなくなるわけだから。

しかし、

「邪神とかがいるって考えると、そう簡単に事前にすべてをつぶすっていうのは無理だよねぇ。それこそイベントとかの最中はいないし、鬼のいぬ間にって感じで狙われやすいっていうのも当然だし」

英雄や準英雄とて、絶対でないというのは伊奈野も理解している。どれだけ数が少なくなったとしても、邪神のような存在がいる限り狙われる可能性は0にはならないだろう。

となるとやはり最低限に数は減らす努力をしたとしても結局最終的には迎え撃つ必要が出てくるわけで、伊奈野というより司書さんの頑張りが必要になってくる。やはり伊奈野が直接闘うよりも図書館の防衛システムが頑張ってくれた方が伊奈野としては手間が省けるのだから。

「ということは、私がやるべきことは周りの人達の強化と図書館の防衛力強化ってことかな。それなら時間を見つけてやれるかもしれない」

伊奈野は希望が見えた気がした。やることが決まってしまえば案外何とかなりそうな気がしてくるのである。

とはいえ、そういう気がしたとしても両方とも簡単なことではない。

英雄や準英雄がいるのだろう周囲の強化は、英雄や準英雄という存在がすでにかなりの実力を持っているため伊奈野でどこまで強化できるか未知数なのである。どちらかと言えば伊奈野が変なことをして成長や強化の邪魔になってしまう可能性も少なくない。

そして図書館もまたもともとかなりの防衛能力を有している。犬っころに反応する罠の数々を考えればあれにさらなる罠を加えるというのも容量的な問題や配置的な問題で苦労することが予想される。素人が考えてすぐにどうにかできるものならもうやられていてもおかしくはない。

どこを改善しようにも間違いなく困難な道であることは間違いなかった。

しかし、そうであるにもかかわらず伊奈野はなんてことないような表情で、

「じゃあ、勉強するか~」

いつものように勉強を始めるのだった。

彼女の中ではすでに問題は解決したのとほぼ同じ状況になっているため、すっかり悩みもなくなったという晴れやかな気持ちで取り組むことができていた。当然ながら雑念も少ないうえに昨日早めに寝てしっかり休めたこともあってその集中力は普段以上。

通常通りの伊奈野を取り戻すことができているようである。

その後しばらく勉強を続けたのちに何度か休憩をはさんで作業をしたのちに、

「そろそろゲームも使っておこうかな~」

伊奈野はゲームへとログインする。

この日は受験の翌日ということで学校は休みとなっているが多くの会社員などは働きに行かなければならない平日であり、普段より圧倒的に日本サーバへとログインしている人数が少ない。

お陰で時間延長関連のことに悩む必要もなくログインが可能で、

「あっ!主!」

「っ!?反応速っ!?」

伊奈野は図書館へと転移してきた。

その直後、転移に犬っころが気づいて近づいて来る。伊奈野が声をかけるよりも早く反応したため、伊奈野は初めての経験ということもあって驚いていた。

そうして驚く伊奈野に他にも声をかけてくる存在はいつも通りいて、

「「おはようございます。師匠」」

「お疲れ様です読み友」

「やっほ~!ご主人様!」

普段の図書館のメンバー。

司書さんは若干疲れたような顔をしていて逆に魔女さんは少し輝いた表情をしているが、ほとんど普段通りな様子だ。

だが今日は、というか今日からはその面子以外にも声をかけてくる存在が増えていて、

「む。よく来たな。歓迎してやろう」

家主でもないというのに偉そうなことを言う、コスプレ魔王も声をかけてくる。

コスプレ魔王は挨拶だけでなく何やら言いたいことがあるようで、

「見ろ、この服を!俺の方がファッションで上を行っているということを見せつけてやったぞ!!」

仁王立ちのようなポーズをとって自分が着ている服を自慢(?)してきた。

どうやらずいぶんと自信があるらしい。

が、

「……………ダサッ、いや、似合ってると思うよ。うん」

「おい!?今聞こえたぞ!?ダサいといったな!?ダサいといったよな、お前!?」

伊奈野の価値観からするとそのファッションはダサい。かなりダサい。コスプレ魔王も見た目は良い方なのだが、それでもダサいと思うほどのひどさである。

全身赤紫でサツマイモかと思うような見た目であり、現在が冬だということもあって伊奈野はなんだか焼き芋が食べたくなってきた。

これで上下どちらかやアクセサリーがというだけならまだよかったのかもしれないが、残念ながら全身はダサい。究極にダセェのである。

とはいえ魔王も自信があるようでダサいというのを簡単には認めない。

何を言われても認めたくない様子。

言い返そうとしてくるのだが、

「そうですよね。師匠もダサいと思いますよね……………だから言ったじゃない、魔王。それはやめた方が良いって。せっかくかわいいのに台無しよ?こだわりがあるわけではないんでしょ?」

「む、むぅ。しかしだな、俺のこの完璧なファッションセンスで選んだ服なのだからやはりいいと思うのだが…………」

どうやら魔女さんもダサいと思っている側なようで、コスプレ魔王の服装に苦言を呈していた。しかも、伊奈野より先に何度か止めようとした様子である。

魔女さんにも止められ伊奈野にも止められればコスプレ魔王も不利だと感じるようで、

「ぐぬぬぬぬっ。仕方ない。今回は俺の負けということにしておいてやる!どうやら俺のような天才の考えは凡人たちには理解できないようだからな!」

「あぁ~はいはい。それじゃあ着替えましょうね~……………どれがいいかしら?師匠が買ってきてくれたのはかわいいのが多いのよねぇ~。これもいいしこれもいいし。魔王の意見も尊重するってことで下だけそのまま残してこれを上に着させるのもあり出し」

コスプレ魔王は負けを認めた。

その後魔女さんに連れられて着替えに行かされるのだが、その間に伊奈野のもとに、

《称号『魔王連続討伐(?)者』を獲得しました》

ログが流れた。

別に勝負なんてしてないんだけどなぁ、などと考えながら数時間前まで頭を抱える要因となっていたログを今までのようにそっと閉じて見えなくするのであった。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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