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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 407

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ゲームへとログインしてコスプレ魔王に負けを認められたりと少しごたつきはしたものの、

「それじゃあ私は1回勉強しますね」

「あっ。はい。頑張ってください」

「一応この辺りの資料もどけておきますね」

伊奈野は勉強を始める。

周囲も慣れたものでありいつも通りそれのために少し机にスペースを作ったりとするのだが、

「む?何だ?何かあるのか?」

「主~?遊ばないの?」

「こら。負け犬。読み友の邪魔をしてはいけませんよ。これから大事なことをするんですから」

「「ん~?」」

いつものメンツではないコスプレ魔王と犬っころは伊奈野の行動と周囲の動きに首をかしげていた。

犬っころは伊奈野の行動の重要性を知らないため遊びに誘おうとするのだが司書に止められたため、コスプレ魔王とそろっていったい何が始まるのかと不思議そうにする。

魔女さん達も説明をするつもりは特にないようで、

「説明するよりもこれからすぐ始まるし見て感じれば分かるわよ」

「本当か?……………っ!?な、何だ!?」

「キャゥン!?」

説明の必要はない。そう判断した、魔女さん達は実際に体験させることにしたのだ。

全く何が起こるのかわかっていなかったコスプレ魔王と犬っころは、突然感じた圧力に驚き悲鳴まで上げる。

「ふふっ。やっぱりそうなるわよね」

「ですね。師匠の勉強はすさまじいですから。いかに魔獣の王や魔王と言えども突然くれば驚くでしょう」

「今までとの差もすごいからね~。急に変わるから衝撃的だよね」

「な、何だ?これの事情を知ってるのか!?そんな時代もあったな~みたいに懐かしそうな顔をして頷いてないでさっさと説明をしろ!!」

のんきないつものメンバーに魔王が説明を求めるが、この原因はやはり伊奈野の勉強である。称号の効果で集中すると圧が出てしまうというだけだ。

そこまで深く魔女さん達も知っているわけではないが、これが勉強中に発せられるもので自分たちに害がないということはよく理解している。そして、勉強という体勢に入れば即座にそれが来るということも。

だが、

「全く。分かっていたなら説明してくれていればいいものを」

「ふふふっ。口で説明するよりこうして見せた方が早いと思っただけよ。別に驚くだけで何か害はなかったでしょう?」

「ま、まあな。確かになかった……………うん。なかったな。ただとりあえず服は買ってもらったから次は下着を買ってきてもらっても良いか?」

「ええ。もちろん構わないわよ。クマちゃんの描かれているカボチャで良いかしら」

ダメージなどの害はなかったが、問題は生じていた。初めて圧を感じたコスプレ魔王は、新しい下着の購入を迫られる事態となったのだ。

理由が何であったかは詳しく説明するつもりもないが、魔女さんはとても喜んでいたということは述べておこう。

そんなちょっとしたアクシデントもありつつ伊奈野の勉強は進んでいき、その後は多少コスプレ魔王や犬っころはまだ慣れていないためビクビクしていたものの何かが起きるということもなく、

「……………ふぅ」

「おや。休憩ですか?お疲れ様です」

伊奈野は休憩に入った。

だが他の面々にとってこれは休憩時間ではない。

このタイミングを逃すまいとして普段のメンバーが群がってきて、

「ここを教えてもらえますか?」

「これが少し気になったのですが…………」

「この薬品の作り方が分かんないんだけど…………」

自分たちの成長のために貪欲に質問をしてくる。自分が最初に答えてもらうのだとばかりに前に出てきて他をどかそうと争っていた。

普段なら伊奈野もすぐ的確に知識をフル活用して答えていくのだが、

「ちょっと質問は待ってください。司書さん、ちょっと良いですか?」

「え?あっ、私ですか?かまいませんけど……………どうされました?」

今日はその質問への答えを待ってもらい、さきに司書さんに話しかけていく。司書さんもこういったことになるのは初めてだったため何を言われるのかと不思議そうで不安そうな顔をした。

そんな司書の様子に気づいているのか分からないが、伊奈野はそれに一切反応することなく1冊の本を取り出す。その本は普段勉強などに使用している者とは別のものであり、

「犬っころを預かってもらっている身なので、もう少し図書館の防衛に貢献したほうが良いかと思いまして。私が普段住んでいるところで使われている防犯用品とかを調べてきました」

「おや。そうなのですか。まさかそんなことをしていただけるとは…………」

本に書かれているのは現実世界の防犯用品に関する事柄。その仕組みは勿論使い方や写真などもしっかりと載せられている。全てネットから拾ってきたものなので資料を作るのにそこまで時間はかからず、この日のゲームにログインする前に作れてしまったものだった。

犬っころを預かってもらっているからなんていう理由を口にしているが、単純にこれは何かあった時に図書館だけで対応してもらえるよう図書館の防衛能力を高めるための行動である。

とはいえそんな伊奈野の心の内など知らない司書は大いに感動。

犬っころなんていうどう扱ったって邪魔と害にしかならないようなものを置いて行ったことに強い不満を抱いていたことなんて口が裂けても言えないなどと考えるのであった。

お互いに本心をほとんど口にしないなんとも似た者同士な読み友たちなのであった。

「えぇ~。師匠。ズルいです。司書ばっかり」

「僕たちにもあるんだよね?当然何かあるんだよね!?」

「いえ。特にないですけど?」

「「「「「「えぇ~」」」」」

当然1人にだけプレゼントをすれば不満を口にする者達が現れる。自分たちも欲しいと言い出すわけだ。

しかしそれはあっさりと伊奈野に断られてしまう。まったく躊躇や申し訳なさという物を感じない返答速度だ。

これにより、不満を口にしていたり期待する視線を向けていた司書以外の普段のメンバーだけでなく、なぜかコスプレ魔王や犬っころも不満の声を上げることとなっていた。

「魔女さんとかうるさい人とか屈辱さんがそんな感じになるのは分かりますけど……………犬っころとコスプレ魔王は欲しい物とかあったの?」

「……………特にない」

「別にないよ!」

「じゃあ不満そうにする必要なくない?」

「いや、そうは言っても他人がもらえて自分がもらえないというのはなんだか損した気分になってだな」

「僕も主からのプレゼント欲しい!!」

「えぇ?じゃあ、司書さんにあげた防犯グッズの本の同じやついる?コピー作るのは簡単だからできると思うけど」

「「いらない」」

「えぇ~。わがままだな~」

新規メンバー達の不満がよく分からないと首をかしげて見せれば、出てくるのはとりあえず何かが欲しいというあいまいな要求。しかも何か欲しいと言いつつ何でもいいというわけではないのが非常に面倒にもほどがあるところだ。

いつものメンツなのであれば関連する知識の書かれた受験対策用の裏技公式集やらを渡せばいいと思うのだが、この新規達はいまだ何を求めているのか分からないのだ。好きなものも趣味などもさっぱりわかっていないのだから、渡す者に悩むのも当然。

「……………仕方ない。クッキーをあげようか」

「クッキー?」

「クッキー!!!やったぁ!!!」

芝しばらく考えた末にどこかのタイミングで食べようと自分用にとっておいたクッキーを渡すことにした。当然、魔法陣は『設置』済みである。

食べたことがないコスプレ魔王は不思議な顔をしているが、これを食べたことでテイムを受け入れるほどまでに懐くこととなった犬っころは大喜び。

何とも対照的な反応ではあるが、食べてしまえばあとは予想通りであり、

「おいしい!おかわり!」」

「もうないから無理。また今度何かに頑張ったりしたらご褒美としてあげるね」

「「えぇ~」」

あっさりコスプレ魔王もクッキーに魅了されることとなった。

伊奈野のクッキーは、というか魔法陣は魔王にすら通用するようだ。

なお、魔法陣の存在を知らない上に伊奈野のクッキーを食べたことがないいつものメンツはそんなにクッキーがおいしいものかと首をかしげることとなっていた。

《称号『準英雄も認めし料理(付与)人』を獲得しました》

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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