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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 42

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本日2話目です

「それで、何の御用でしょうか?」

伊奈野は呼び止めてきた初老の男性に用件を尋ねる。

その姿にはこのサーバによくいる宗教的な要素が見られず、非常に珍しい物。伊奈野も興味を惹かれて少しの時間であれば真面目にやり取りをしようと考えた。

「とりあえず簡単に自己紹介しておくか。儂は蒐集家。ここで珍しいアイテムの買い取りなどを主に行なっとる。ちと嬢ちゃんからコレクション欲が湧くにおいがしたもんだから話しかけてみたんだ」

「そ、そうですか?」

伊奈野は首を傾げ、クンクンと自分の臭いをかいでみる。

ゲーム内のプレイヤーは特に設定を変更しない限り無臭であるはずなので、変な臭いはしない。

(というか臭いって、セクハラじゃない?)

「いや、本当に匂いがしてるわけじゃない。ただ、蒐集家としての勘が告げておるんだ」

「勘ですか…………しかし、そういわれても私はアイテムとか特に持ってないですよ?」

伊奈野は不思議そうな顔をする。

アイテムというのは全サーバ共通のものではない。同じプレイヤーでも各サーバによって所持アイテムは違い、それのやり取りもできないようになっているのだ。

だというのにアイテムが、しかも珍しいアイテムがあると言われても、

「確かに今は持っていないようだな。だが、そのアイテムは嬢ちゃんに強~く結びついておる」

「強く結びつく?いったい何の、」

何の話なのか。

そう言おうとした時だった、突然伊奈野の前に、空間の裂け目のようなものが現れる。突然のことに伊奈野が驚き、対応する前に、

「ほら。やはり強く結びついておったじゃないか」

「………………………………これ、そんな機能あったんですね」

伊奈野の目の前からすでに次元の狭間のようなものは消えており、そこから現れた物のみが伊奈野の手元には残っていた。

そんな存在が何かといえば、

「『奥義書』か」

「グ、グリモワール?」

寄生虫が寄生したことにより伊奈野の作っていた本が変異した、黒い本。初老の男性が言うには、『奥義書』

そんなことを言われてしまえば、

(余計に厨二臭しかしないんだけどおおおぉぉぉぉお!!!????……はっ!?もしかしてさっきの臭い云々は、厨二臭の話だったの!?)

余計に伊奈野の、この本を持つことへのストレスを増幅されるのであった。さらには気づかないが追いうちのように、

《称号『奥義書の主』を獲得しました》

などというログも流れていた。

「しかし、素晴らしい物ではあるが儂では扱えんな。嬢ちゃんが大事に使えよ」

「あっ、は、はい?買い取ったりはしないんですか?」

「せんな。すでにその奥義書は嬢ちゃんにご執心なようだし、儂が持っていても意味はない。蒐集家としちゃ残念だが、仕方なかろう」

伊奈野としては自分の誤解が加速しそうだと(まず誤解されているかどうかというのが問題ではあるが)いう気がしたので、厨二臭の強い名前まで付けられた黒い本を手放したかったのだ。

ただ、あえなく断られてしまった。

「まあ見せてもらっただけでも儂としちゃ満足だ。今後のためにもなるしな………何か礼がしたいんだが、欲しい物とかあるか?」

買い取りは断られてしまったものの、何か貰えるらしい。

それならもらえるものによっては、伊奈野にとって買い取りより何倍も利益となる可能性がある。

彼女が今欲しい物は、

「空間が、静かな空間が欲しいです!」

「し、静かな空間?強い武器などではなく、か?」

「はい!別に武器とかいらないから私が使える静かな空間が欲しいです!」

「お、おぅ………」

今までとは段違いなほどに熱のある伊奈野に、男性も少し引き気味。まさか武器を簡単に要らないと言われてしまうとは思っておらず、用意していた武器をすごすごとひっこめる、

それでも少し考えて、

「ああ!そうだ。それなら良い物があるぞ。儂は2つ持ってるんだが」

そう言ってカバンをごそごそと探り始める。

そうして取り出すのは、1つの水晶のような物。

「それは?」

「くくくっ。聞いて驚け!これは『ダンジョンコア』だ!」

男性は、ドヤ顔で言う。

伊奈野もその単語自体は聞き覚えがあったのだが、

「………………………………は?」

困惑せざるを得なかった。

なにせ、その単語を聞いたのはこのゲーム内ではないのだ。ダンジョンコアなんて名前を聞くのなんて、受験勉強を始める前までやっていたゲーム以来である。

「あの、ダンジョンの心臓部みたいなアレですか?」

「そうだ。このコアさえあれば、ダンジョンを作ることができる!ダンジョン内なら静かにできるし、プライベートな空間になるぞ!」

「まあ、うん。そうなんでしょうけど…………」

伊奈野は微妙な気持ちにならざるを得ない。彼女にとってのダンジョンのイメージは、何かしらで得られるポイントでモンスターを召喚しつつ攻略しに来る冒険者と戦うものなのだ。ダンジョン運営なんてしてたら勉強どころではなくなってしまう。

………………………………と思っていたのだが、

「…………といった感じでダンジョンは使えるんだ!」

「な、なるほど!良いですね、ダンジョン!ください!」

話を聞いてすっかりダンジョンを作る気になっていた。

思っていた以上に、ダンジョンは使えそうなのである。

「もちろん構わないとも!頑張って立派なダンジョンマスターになってくれ!」

「はい!たぶんなりません!!」

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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