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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 422

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『ふむふむ。これはなかなかに素晴らしいな!ここまで魔力を吸収できるとは思わなんだ』

「骸様が言うくらいですしかなりの量の魔力が溜まっているのは分かりますけど、それを吸収してもほとんど影響がないっていうのはすごいですね。どちらかと言えばまだまだ余裕っていうようにも見えますし」

『うむ!これはもう少し予備を追加してもいいかもしれんな!かなりの悩みを解決できるかもしれぬ!』

「骸様、今まで見たことがないくらい生き生きしてますね…………もう死んでるのに」

すでに伊奈野が勉強を始めているのだが、いまだに魔王解放のための作業が続いている。

骸さんが厄介だと評するいくつものアイテムを持って来させてはそれの魔力を吸収させているのだが、それでも解放するには魔力が足りない。

これは通常なら頭が痛い話になるのだろうが、骸さんにとっては渡りに船。伊奈野達はあまり知らなかったのだが長いこと悩んでいたアイテムの数々を解決できると大いに喜んで配下にいろいろと運ばせていった。

さすがに一度失敗しているため気を付けていたこともあり、移送中アイテムが発動するということもない。

その点のみは、街やプレイヤーにとっていい話なのかもしれない。

「……………そういえば骸様。気になったんですけど、あの暴れてる怪物、倒されたら操られている骸様の配下が出てきたりしませんか?骸様の関与がバレたりとか」

『うぅむ……………ないとは思うぞ。あれは中にいる存在からも魔力を吸い上げるからな。倒されるときには魔力が完全になくなって余の配下は消え去るだろう。ただ、あのアイテムを持っている者も知っている者も少ないためそこで推測されると余も候補には入ってしまうだろうが』

「それ大丈夫なんですか?骸様、今のところダンジョンの発生で安否不明ってことになってるんですよね。関与がバレたら必然的にダンジョンとの協力もバレてしまいますし……………」

『おそらく問題ないだろう、余よりも疑わしき者達などいくらでもと言うほどではないがいるからな。教皇然り蒐集家然り。現在の体制に不満がある者など真っ先に疑われよう』

骸さんの配下から送られてく映像を眺めていると炎さんは、ふと気になり骸さんが諸々に関与していると疑われるのではないかと言う懸念を口にした。

ただ明確なことをいうことはできないがそこまで深刻なことにはならないと骸さんの方は考えているようで、もしあったとしてもそれは先に疑われるものが探られた後だろうと判断している。

この世界も急な変革が起きたことで時代に取り残されたものや現状に不満を取り残された者達がまだまだいるのだ。

今のところ全く存在を感づかれていない骸さんが疑われる要素は非常に少ないのだ。

懸念があるとすれば、

『魔王を解放した場合に余の関与がばら撒かれてしまうこともありうる。そちらの方が考えなければならないことだろう』

「あぁ~。確かにそうですね。こっちに協力してくれるかどうかは分かりませんし。解放までに時間がかかりすぎてて中身の人の事すっかり忘れてました」

『一応あれでも準英雄なのだがな……………魔王を忘れる者がいるとは時代も変わったものだ』

日本サーバでは伊奈野に解放されて、図書館の面々と一緒に過ごしているコスプレ魔王。

しかし、このサーバで解放した場合伊奈野達側に協力してくれるかは分からなかった。

日本サーバのように魔王の知り合い、特に魔女さんが一緒にいないためどこまで信用されるか分からないのだ。

それどころか状況的には市民の敵であり直接争ったわけではないが魔女さんとも敵対と言えなくもない関係であるため、コスプレ魔王も一緒に敵対してくる可能性がないとは言えない。それどころか検討をしっかりしておかなければいけないほどにはあり得る話なのである。

決して魔王を解放するという行為はメリットばかりがある行動ではなく、デメリットとリスクも大きく抱えることになる行動なのだ。

伊奈野は特に気にしていなかった点だが、そこはしっかりと骸さんが考えてくれている。

「じゃあ、バレてダンジョン側への風当たりが強くなる可能性もある、と?」

『可能性としては十分ありうるとみてもいいだろう。とはいえ、一時的に苦しくなるがそこさえしのぐことができればまた落ち着くだろう』

「それは邪神が攻めてくるのに対応する必要があるからってことですか?」

『もちろんそういった理由もあるが、それ以上に今までこのダンジョンへと来ていた者達との確執ができてしまうというのも問題になるな。本格的なダンジョン攻略が行なわれるとダンジョンにいるモンスターは急激に減少するだろう?それを今までダンジョンの浅い層で自分たちを鍛えていた者達が耐えられるはずもない。また外の世界から来た者達と住民たちが対立して争いが起きるためダンジョンにまとまった数で攻め込むのは難しくなるだろう』

「なるほど。しかし、ダンジョンで得られる利益を住民側が補填するという話になるとその対立も落ち着くのでは?」

『無理だな。このダンジョンで得られるものは替えが利かないように色々と調整してきた。今から代替案を考えても1年は開発にかかるだろう。その間にこのダンジョンはまた進化をするわけだから……………邪神討伐までは余裕をもって存続させることができるだろう』

「それならいいんですけど……………」

自信ありげな骸さんと少し心配気味な炎さん。

対称的ではあるが、こういった場合には骸さんの方が経験してきたことも多いうえに知識量も豊富であるためそちらの意見が優先される。よって、魔王の解放は継続して進められていくこととなるのであった。

そして数時間後。

流石に災害を起こせる規模の骸さんに厄介と評されるアイテムの数々を使用しただけはあって、

『ダンジョンマスターよ。そろそろ封印が解放されそうであるぞ』

「あっ。本当ですか?それなら一旦魔法陣開発は中断しようかな……………炎さんはどうしますか?ジェンガやってる最中みたいですけど」

「ジェンガではなく専用の階層を作っているだけなのですが……………若干行き詰ってきたような気もするので自分も作業中断しましょうかね」

解放まであと少しと言うところ。

伊奈野はそういった予兆などは感じ取れなかったのだが、骸さんは何かを感じ取ったらしいのでおそらく間違いない。

実際、伊奈野と炎さんが映像の見える場所まで移動してからあまり時間も経たないうちに装置から白い煙が溢れてきて、

『さて。ここからがある意味本番であるな。いかにしてこちら側に引き込むか』

「あっ、まずはそこからなんですね。1番問題になるのはどうやって外に出すかだと思ってました」

『む?どういうことだ?』

「ほら。魔王って自分での転移ができないのでこっちで転移役を用意しないといけないじゃないですか」

『……………何を言っているのだ?魔王が転移できない?』

「え?違うんですか?」

ここからが本番だと意気込む骸さんだったのだが、その後の伊奈野の言葉で首をかしげることとなった。

伊奈野の持つ知識と骸さんが持つ知識には少し違う部分があるようだ。

「……………あれ。これ本当に解放して良かったやつですか?骸様の考えてた対応策とか全然効果がないとかいう可能性まであります?」

そして、その様子を見て隠せない不安を覚える炎さんなのであった。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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