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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 426

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明日はエイプリルフールですね

調整を続けること数十分。

突貫工事であり問題点がいくつもあるものの骸さんと炎さんはどうにかダンジョンに新しい階層を作り出した。

完成すれば早速試してみようということで骸さんは配下にコスプレ魔王を迎えに行かせて、

『それでは今回の鍛錬内容を発表するとしよう。今のところ魔王の能力をこちらも正確には把握できていないため物足りないかもしれぬが、まずはこれを試してみてくれ。今回のコンセプトは、一撃必殺と必殺の連続使用だ』

『ん?一撃必殺なのに連続使用?何かおかしくないか?』

コスプレ魔王がダンジョンへと戻ってくれば早速説明が始まった。骸さんの説明からダンジョン側の考えが理解できなかったためコスプレ魔王は首をかしげるが、それを深く考えさせてくれるような時間を与えられず、

『それでは早速行ってみるとしよう。仕様は簡単で、その階層のモンスターを全滅させれば次の階層に転移される。それだけだ』

『ん?それはどういう、って、転移!?話の途中だぞ!?』

『カカカッ。百聞は一見に如かずだ。まずは仕組みを理解してもらった方が早いと判断したまでの事よ』

コスプレ魔王はダンジョン側の機能により強制的に転移された。

転移先は当然ながら訓練用に新しく作られた階層であり、

『っ!?ここに居るやつら、あまりにも俺が戦ったのと違い過ぎないか!?強さが段違いだぞ』

モンスターもコスプレ魔王のために1体1体がボスと同等程度のDPを必要とするような強力なものが配置されている。その実力はコスプレ魔王にも分かるようで、最初にダンジョンで攻撃を繰り出した時の相手だった雑魚との格差に驚きが隠せていない。

ただ当然ながらそうして驚いている間いつまでも待ってくれるようなモンスターたちではなく、

『本当に急だな!とはいえ、俺に何かできるほどではないが、なっ!』

そういった直後、ドゴッ!という鈍い音と共にコスプレ魔王の前にいたモンスターが吹き飛ぶ。

もちろん1体が吹き飛ぶ程度で終わるわけではなく、周囲にいた他の者達も個体差はあるが著しくダメージを負うことになった。さすがにコスプレ魔王を傷つけられることはもちろん触れることすらできないほどの実力差があるらしい。

即座の対応が求められるという点で言えば鍛えられていると言えなくもないかもしれないが、これだけでは力を取り戻すことに時間がかかるという判断をコスプレ魔王がするような展開だ。

が、そんなことは骸さん達も予想済み。

というか、これくらい簡単にできることを前提として鍛錬方法を考えているのだ。逆にできないと困るのである。

とりあえず鍛錬は問題なく行えそうだと骸さんと炎さんが判断した直後、ボンッ!という爆発音が画面から響いてきて、

『…………自爆、か。倒し方を間違えるとこちらの受ける被害が大きいというわけだな』

コスプレ魔王の煩わしそうな声も後から聞こえてくる。

ある程度距離を離さなければコスプレ魔王も一緒に自爆に巻き込まれかねないということなのだ。

「準英雄が相手と言えどちゃんとこのトラップは機能するんですね」

『うむ。そのようだな。感知できないほど早く倒されれば自爆できないのかと考えていたが先ほど吹き飛ばして一瞬で意識が飛んでいたものもしっかりと自爆しているし問題ないようだな。思わぬところで検証ができて何よりだ』

これには炎さんと骸さんも思惑が奇麗にはまってニッコリ。

そして気分が乗ってきたからと言うわけではないのだが、

『魔王よ。まだまだ試練はここからであるぞ?気を抜くでないぞ?』

『なに?…………また転移か。そう言えば階層の敵を全滅させれば次に行くんだったな』

コスプレ魔王は強制的に他の階層へと転送される。休憩時間は与えられないらしい。

とはいえ、コスプレ魔王も自爆を面倒に思っているような顔をしていただけで疲れが見えるわけではないので問題ないだろうが。

そうして転移されたコスプレ魔王はやはり転送が終わるとすぐに、

『速攻をかけてくるか。芸がない、なっ!』

先ほどと同じように襲い掛かられる。転送直後を狙うというのはなかなかいやらしい攻め方なのだが、コスプレ魔王はもうすでに自分の体勢が整う前に襲われるという経験をしたばかりなので対処は問題なく行える。

先ほどよりも余裕をもってモンスターへと攻撃を行ない、

『これなら問題な、っ!?なぜここまで爆発が!?』

コスプレ魔王が吹き飛ばしたモンスターは即自爆。

ただ先ほどより距離が開くように攻撃したため爆発が届くことはないとコスプレ魔王は高をくくっていた。が、なぜかその爆発のダメージはコスプレ魔王の下まで届いたのである。

明らかに先ほどと比べて、

『爆発範囲が広い…………同じものだと思わせておいて油断を誘ったということか?』

現在の状況からそう判断できる程、明らかに爆発の範囲が大きかった。

コスプレ魔王は自分の油断に気づき気合を入れなおして再度転送される中で慢心を捨てるよう決意し直すのだが、

『…………なんだこの爆発範囲は』

転移を繰り返すこと数回。

もうすぐ10回に届くかと言ったところで一度その手を止めることとなった。

当然動きを止めてしまえばモンスターからの攻撃を受けてしまうことになるのだが今はそれが重要には思えず、回避をしながらこのモンスターたちの仕組みを考えていくことになる。

そんな様子を見ればコスプレ魔王が何かに気づきかけていることは骸さん達にも伝わり、

『カカカッ!気づいたようだな。ここに用意したモンスターは特別性だ。おぬしのために用意したのだから感謝して戦うのだな。効果は予想出来ていると思うが、受けた攻撃の威力に応じて爆発が強くなる、だ』

『やはりこっちの攻撃に応じて変化していたか。どおりでどれだけ吹き飛ばしてもこっちまで爆発が届くわけだ』

モンスターたちの持つ特殊な性質。それは自爆による被害がどれだけ強く攻撃して吹き飛ばしても届くというものだった。

どおりでどれだけ吹き飛ばしても吹き飛ばしても爆発が届いたのだとコスプレ魔王も納得する。

そしてそれと同時に、

(こんな性質を持つモンスターなど聞いたことがない。俺の配下たちではないだろうから魔獣の王の配下という選択肢は残る。が、あれがこんな性質の配下を作るとは到底思えないな。何か特殊な処置を施しているか?その場合、やったのはおそらく先王ではなくダンジョン側)

この自爆の仕組みは元々モンスターが持っていたものだとは思えない。そして、骸さんの発案するようなものだとも思えない。

だからこそこういった能力を後付けさせられる力を持った存在がダンジョン側にいると推測したのだ。

実際それは間違いではない。

このダンジョンには付与に関して少し特殊な力を持った人間がいて、しかもそのうえで、

「いや~。ちょうど攻略者が少ない時で良かったですね。クッキーのラインをモンスター用に回せましたよ」

『うむ。やはり術者が他の事をしていても自動的に能力を使えるというのは便利だな。余も配下たちにもっと技能を与えるべきか』

クッキーのライン。それは、クッキーの生産ラインではなく付与ラインである(正確には『設置』ライン)。その仕組みを活用することで、モンスターたちに新しい能力を簡単に『設置』、つまり付与できるということに骸さん達は気づいていたのだ。

実は以前から活用方法は色々とと検討されていたが結局あまりプレイヤーたちの攻略が進むこともなく、今の今までお披露目できていなかった。それをやっと今回披露できたのである。

ちなみに仕組みに気づいたのが骸さん達だというのは間違いないのだが、

『しかし、見事にダンジョンマスターの思惑が刺さったな』

「ですね。敵が強い場合はそれを利用すればいいというのはあまり意図を正確に理解できていませんでしたが、こういう結果になるならば納得です。もし敵が集団で襲ってきた場合、敵の攻撃が強く自爆の範囲が広ければ攻撃者だけでなく周囲の仲間にまで爆発によるダメージを与えられるわけですし」

『全員が全員防御力が高いというわけではないだろうからな。それこそ回復役やバッファーならば連鎖的に爆発した場合などには上手くやると倒せるかもしれぬ』

自爆に関しての考案は伊奈野が行なったものだった。本人としてはゲームに出てくる面倒なタイプの敵の一例程度の認識だったのだが、このゲームは基本的にゲーマーだけをターゲットにしたゲームではないためそこまで性格の悪い敵は用意されていなかったのだ(とはいいつつも度が過ぎないだけでちゃんと性格の悪いモンスターは多い)。

よって、こういった能力が存在すること自体が骸さんやコスプレ魔王など現地の者達にしてみれば予想外。

確実に初見では避けられず多かれ少なかれ被害を受けることが予想され、

(危険だな。俺たちには予想できないような思考をしているやつがダンジョン側にいる。確実に邪神の後はそちらを狙わなければ)

コスプレ魔王からはそう判断されるまでに至った。

これを悪いことだととらえるのか、それとも受験が終わった後の事であるからどうでもいいととらえるかは伊奈野次第だろう。

《スキル『命の有効活用1』を獲得しました》

《称号『魔王の殺害予定者』を獲得しました》

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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