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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 427

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攻撃の威力に応じて範囲を広げて自爆する敵。

どんな攻撃で倒しても大抵当たってしまうそれを避けるため瞬時のヒット&アウェイをもとめられる。

つまりそれはコスプレ魔王を攻撃した後居着かせないような訓練をさせているということだ。

…………なんて思っただろうか。

確かに自爆は攻撃した状態でその場にとどまっていれば当たるし、敵は1体ではないため瞬時に安全な場所を割り出す力と常に周囲を見続ける力が求められる。

しかし、しかしだ。

そういったことで鍛えていれば常に周囲を把握して的確な攻撃と回避ができるかもしれないが、それで全盛期の力を取り戻して邪神に勝つことができるだろうか?いや、そんなはずはない。

今鍛えるべきは周囲の探知能力でも回避能力でもなく、

『まだ、まだだ!まだ足りぬぞ!』

『ぐぅぅぅ!分かっている!これでは全滅させて起動するまでの時間が足りないのだろう!?そんなことは分かっているんだ!!』

『ならばやれ。一撃で全てのモンスターを吹き飛ばすと同時に倒し、爆発が届く前に転移するのだ。そう難しい手順ではないだろう?』

『手順はな!手順は!実際にやるとなると何度も高い威力の一撃を繰り返してれば疲労が出てくる!』

一撃。ただそれだけを求める訓練だった。

とは言っても、何度もその一撃を強要されるわけではあるが。

邪神に勝つにはやはり高い火力が必要。火力こそが正義だというのが骸さんがこの訓練を作った理由となっている。

コスプレ魔王もその主張は理解ができるため反発はせず、文句をぶつくさ垂れたりしながらも従っているわけだ。

この訓練のきついところはただ一撃でモンスターを倒すというだけでは駄目で、その後ある程度時間を稼ぐ必要があるという部分となっている。自爆の勢いが自分に届く前に転移したいということで、多少のタイムラグを吹き飛ばしによる爆発場所からの距離拡大で稼ぐということをしなければならない。周囲に敵が囲むように存在している以上毎度全方位に一定の威力を出す必要があるため調整が難しいのだ。

数度であれば難なく行えるが、流石のコスプレ魔王も目覚めたばかりと言うこともあって1000を超えたあたりから乱れが生じ始め、2000を超えたあたりで何度かふきとばしが足りずに爆発を受けることとなってしまっている。

まさにそこが鍛え所だというのが骸さんやコスプレ魔王の共通見解となっていた。

『…………なんてことを魔王が本当に信じているとしたら面白いがな』

「えぇ?信じてると思いますけどね。実際ある程度鍛えるのには役立っていそうですし」

『それはそれ。これはこれだ。こちらに何かしら裏があるのは向こうも感づけるだろう。あれは侮っていい相手ではないぞ』

コスプレ魔王を鍛えられる構造にはなっているが、それ以上に重視されているのがダンジョンの、というよりも骸さんの利益だった。

何だかんだ言ったが、別にどれだけ強い一撃を連続で放てるとしてもそれだけで倒しきれるほど邪神は甘い存在ではない。反撃も予想されるのだからヒット&アウェイの形で訓練しても問題にはならないのだ。どちらかと言えば必要な技能だろう。

それでも一撃で全滅させることを重視したのは、

『いやぁ。余が配下を使うよりもよほど効率がいい。あれだけの数を一瞬で全滅させてくれるのだから配下作成がはかどるなぁ。カカカッ!』

「倒した後はすぐに転移されますし、あとで何されてるかなんて見えませんしねぇ。そういう目的だと考えつくことがなければ疑うこともできませんよね。その気配すら感じることがないように調整しているわけですし」

骸さんの配下を作りたかったから、だ。しかも、それを撃破した本人には悟らせずに。

骸さんの配下にする様子を見せないために一瞬で決着をつけるような構成にしてしかもそれを何度も繰り返させているのだ。最初の方の物や途中でミスが出始めてからの物は安全策を取っては如何にできなかったりもしたが、それでもおかげで2000程度の配下がこの数十分で作られている。

効率と言う部分で考えればどんな配下を使うよりも圧倒的にコスプレ魔王を使った方が良い。骸さんも予想以上の成果に満足気である。

『ここまで結果が出るのであればもう少しモンスターの数を増やしたいところでもあるが』

「さすがにこの状態だと今以上は厳しそうですねぇ。DPは全く問題ないですけど、モンスターに自爆を付与するのが難しいかと」

骸さんとしてはさらにたくさん倒してもらってその分作れる配下を増やしたいところではあるのだが、残念ながら少しそれには難しい部分があった。

その問題はコスプレ魔王にも骸さんにもダンジョン側にも原因はない。今訓練に関係している存在達に責任はないのだ。だから、仕方ないことだとはいえる。

では、誰の問題なのだろうか。邪神?英雄?準英雄?それともプレイヤー?

否、そのどれでもない。

問題の根本的原因となっているのは、

「…………ふぅ。いったん休憩」

『む?ダンジョンマスター。終わったのか?では今すぐ付与の用意をするのだ』

「ダンマス!急いでラインの再構築をしてください!まだまだ足りないですよ!!」

「え?ちょっ!?何!?何ですか急に!?私今勉強終わらせたばっかりなんですけど!?」

「良いからさっさと生産ラインを増築してください!説明は後です!」

『悪いが説明する時間すら惜しい。ダンジョンマスターがいない時間の事を考えるとこのままでは全く足りぬのだ。大幅な改築をもとめることになるな』

「え、えぇぇ!?」

圧倒的に数が足りないのだ。モンスターたちに自爆を『設置』するための機構が。

自爆をさせるためにクッキーのラインを転用しているのだが、やはりそれでは間に合わなくなってしまっている。それこそ、クッキー用のものと同じくらいの数をコスプレ魔王用に新たに追加したいと考えるほどだ。

だからこそ伊奈野はそのライン増設を求められて、

「と、土地が足りないし回路もこのままだとごちゃごちゃして…………休憩時間で終わらせられますか、これ!?」

「それはほら。ダンマスの頑張り次第ってことで」

『うむ。そうだな。もちろん協力はするぞ?その機械に関してはほとんど理解していない余たちが勝手にいろいろとしていいならば、ではあるが』

「ぐぇぇ!!手が、時間が、土地が!何もかもが足りないんですけどぉぉぉぉ!!!!?????」

《スキル『快速コンベア』を獲得しました》

《称号『新米工場長』を獲得しました》

《称号『新人工業勢』を獲得しました》

勉強が終わったばかりだが、伊奈野に休み時間なんてものは存在しない。

どうにか10分間の休憩時間内に作業をある程度終わらせることには成功したが、

「こっちの使い勝手がですねぇ」

『一部だがたまに詰まることがあってな。できればこの辺りの流れを改善してほしいのだが』

「お、終わらない。全然終わらない!問題を解決すればまた問題が増えて新しい機構を導入したらまた考えることが増えて…………」

『ダンジョンマスターよ。嘆いている余裕があるのならこちらの方も少し改善が必要そうでな』

「ダンマス。クッキーの方もそろそろ元に戻した方がいいかもしれないです。街の火事が落ち着いてきたみたいなので人が戻ってくると思います」

「ひ。ひぃぃぃぃ…………」

珍しくかなり不憫な伊奈野なのであった。

なお、この後。一度だけできた本当に休憩ができる時間に伊奈野は転移でどこかの階層へ行き、それからしばらくの間何かの悲鳴をダンジョン内に響き渡らせたという。

それはもう、

「な、なんだ?下の階層から聞こえてきたが、気配が感じられない…………相当下にいる何かと言うことか?もしや拷問か何かの激痛でここまでの悲鳴を出させているとか?ダンジョン、まだまだ謎が多いな。侮れん」

コスプレ魔王を警戒させるほどまでに。

《称号『泣け!叫べ!喚け!!』を獲得しました》

《称号『魔王に警戒を』を獲得しました》

工業系は時間が溶けるんですよね~

新米工場長になって何度数十時間を丸々ゲームに溶かしたことか…………最近はブループリントやら便利なものが増えて快適になったものです(なお使う時間が減ったとは言ってない

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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