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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 434

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悪役令嬢が探りたかったのは、アンデッドが最近活発に動いている原因。

準英雄関係の事で何かやっているのは分かっていたのだが、それでもどの準英雄に関するものなのかは分からず手づまりというのが今までの状況だった。

だが急に宙に浮いているアンデッドが現れてその下に明らかに準英雄だと思われる存在がいれば、それはもう、

「明らかにアンデッドの狙いは魔王。これは収穫ですわね」

アンデッドの狙い、というかそれを操っている存在の狙い。

それが魔王に関するものだという予想が立てられるのだ。

実際それは間違っておらず、配下を使ってコスプレ魔王を監視しているマターはコスプレ魔王の事を調べていた。

もちろんついている監視の数も悪役令嬢たちが見つけたもの以上。調べ物のために監視を緩めるなんてことはしないのだ。

「魔王、と言いまして?」

「ああ。俺は魔王だぞ。サインでも欲しいのか?」

「いえ。今はいりませんわ。ただ少し気になることがあるだけですの…………そちらで浮いているアンデッド、煩わしくはなくって?」

「ああ。これか…………」

悪役令嬢が魔王に問いかけるのは、彼女が見えている監視の事。

ここまであからさまだとコスプレ魔王も嫌なのではないかと考えたわけだ。彼女はコスプレ魔王とマターの関係性を知らないため、準英雄をパートナーになりたいと追いかけるプレイヤーが粘着しているように見えるわけだ。

が、そういう実態なわけではなく。

ただコスプレ魔王がマターにとって怪しく見える存在でコスプレ魔王側も自分が警戒をされていると分かっているからこそ無実を示したいがために監視を受け入れているわけである。

悪役令嬢の口ぶりからはその監視をどうにかするといったようなニュアンスが受け取れるため、

「煩わしいというほどではない。どちらかというと、あまりあれを邪魔しない方がこちらとしてはうれしい」

「え?あっ…………そう、ですの?」

コスプレ魔王は手を出すなと注意する始末。悪役令嬢は予想外の反応に困惑した表情を見せるのであった。

そうして見せた困惑は隙となり、

「それじゃあ俺はここで戻らせてもらう。邪魔して悪かったな」

「え!?ちょっ!?……………………行ってしまいましたわ」

去っていくコスプレ魔王を止めるのに出遅れる。おかげで一瞬で消えていったその存在を見失うこととなってしまった。

「くぅぅ。せっかくの準英雄でしたのに。友好関係の構築に失敗しましたわ~!!!」

悔しげな表情で地団太をふむ。

まさにその姿は癇癪持ちでわがままな悪役令嬢という名前から受ける印象に似合う行動そのもの。

そしてだからこそ、その様子は今までとかなり変化しているように見えて、

「あっ、いつもの悪役令嬢に戻った」

「今ならなんか倒せそうな気がする」

「なんだろう?二重人格か何かだったのかな?今はきっとバカな方の人格」

「ハァ~?喧嘩売ってましてあなたたち?」

妹たちにもかなり侮られる始末である。

それほどまでに悪役令嬢の雰囲気はガラッと変化したというわけだ。もうそこには落ち着きというものが感じられない。

「ふん。まあ良いですわ。もうそっちとぶつかる要因もないですし私はこのへんで失礼しますわ~。お片付け頑張ってくださいまし~」

「あっ、待て!」

「お前がこの辺ボロボロにしたんだろうがぁ!!」

「立つ鳥が跡を濁してるんじゃないよ!!」

悪役令嬢はいつもの雰囲気のまま妹たちに手を振り、次元漸やら妹たちの魔法やら魔王の落下やらでボロボロになった周辺の状況を完全に放置して去っていく。後片付けをする気は微塵もないらしい。全て妹たちに押し付けるつもりのようだ。

「この経験値泥棒~!!」

「こっちをキルして経験値だけ奪っていきやがってぇぇ!!!」

「たぶんアイテムも奪って行かれたんですけど~。誠に遺憾~」

妹たちが抗議の声を上げるがもう悪役令嬢は去っていて聞いていない。自分たちでどうにかするしかないという現実を突きつけられるのであった。

こうして雑用を妹たちに押し付けて経験値やアイテムを得られただけでなく1番欲しかったアンデッドの情報まで得られた悪役令嬢はホクホク顔で仲間の下に帰還。

妹たちの協力を取り付けることには失敗したもののそもそもそれをする必要がなくなったことを説明し、

「なるほど。魔王でござるか」

「新しい準英雄。逃がしちゃったのは結構痛いかもね…………ニャ~」

「それは私も反省しておりますわ。もっと準英雄だと気づいたところでがっついておくべきだった…………準英雄を吹き飛ばせるくらいの何かも存在しているわけですしそっちも知っておきたかったですわ~」

納得と多少の反省と。

そしてそれと共に今回得た情報を基にした今後の行動にも話が移っていく。

「魔王の事、私たちも探るべきでして?」

「どうでござろうか。そのアンデッドを邪険に扱わないことを考えるとすでにアンデッドの使役者がパートナーになっている可能性が高いようにも感じるでござるが」

「でも、逆に考えるとそういうプレイヤーがパートナーなら準パ枠は知り合いがいなくて埋まってない可能性も考えられる。意外と狙い目かも…………ニャ~」

今後もアンデッドが調べていた魔王を自分たちも追っていくべきかどうか。そこが重要な論点となる。

すでに仲がいいのかはともかくかかわりの深いプレイヤーがいるのは間違いないように思われるため、称号がもらえるような関係になれるかどうかがあやしいのだ。

準英雄とかかわる大きな理由の1つが称号の獲得であるため、それの有無でかなり労力に見合うかどうかが変わってくる。

そんな風に悪役令嬢と愉快なギルドメンバー達は目的を達成した後も頭を悩ませることになったわけだが、とりあえず終わりは終わりということで、

「お嬢様。直接的に何かお嬢様の情報のお陰で、というわけではないのですが、それを参考にした結果偶然にも目的のものが見つかりましたわ。お礼申し上げます」

図書館に関する情報を提供してくれた現実での知り合いに感謝を述べる。

実際に図書館に行ったからではないが、図書館を探ろうとした結果コスプレ魔王に遭遇できたためある程度感謝の気持ちは湧くのである。

「それは良かった。結局何を探してたの?」

「内緒ですわよ?…………実は魔王でしたの」

「魔王?あっ、そうなんだ」

ただ少し気になったのは、内緒の大事な話をしたがあまり驚かれなかったこと。

まるでそんなことだったのかとでも言いたげな様子に首をかしげるのであった。

「なるほどねぇ~。マターちゃんはコスプレ魔王が気になってたんだ。もしかして結構見た目が好みとか?」

ある日使用人の瑠季からいつものように偏った情報を教えてもらっていたところ、非常に驚くべきことが分かった。

最近動きが活発なマターは、コスプレ魔王のことを探っていたらしいのだ。そして伊奈野が考えるに、その理由はコスプレ魔王がマターの好みのキャラクターであったから。

二次元などのキャラクターであっても好きになり結婚式まで上げる人がいるのだ。それならば高度な知能を持ったゲームのキャラクターたちに惚れるのも何らおかしい話ではない。

「仲良くしたいってことなら私も協力すべきかな?」

そうと決まれば早速行動が開始される。

マターに協力するとなるとコスプレ魔王とマターを2人きりにさせるというのも手ではあるのだが、まずその状況を作ることがかなり難しい。部屋に2人だけ残すのも2人をセットで外に連れ出すのもあまりそうなるような状況が考えにくいのだ。

ではそこが難しいのならと次に考える策と言えば、

「コスプレ魔王、最近どう?」

「は?」

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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