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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 447

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本の進捗を確認できた伊奈野。

まだまだ特殊な状態になってしまった本には問題が残っているが、伊奈野からすれば問題はほとんど解決したも同然だった。

「解析とか無力化とか、どれだけ時間をかけてもらってももう問題ないですからね」

『その辺りはダンマスにはほとんど関係のない話であるからな』

「対応を考える必要があることというと、解析が終わった後の本の処理をどうするかくらいですか?しかし売れそうって話でしたしもう何も心配することはないでしょう」

図書館のメンツは大変なのだろうが、ハッキリ言ってしまえば伊奈野にはもう関係のない事。

自分で引き起こしておいて何を考えてるんだといった風にとらえられるかもしれないが、そうなるくらいには無関心なのである。

「でも、ダンマスって他のところでもそんな感じなんですねぇ。作業以外のことにあんまりかかわろうとしないのってダンジョンだけの話じゃなかったんですか」

『うむ。ある意味芯があると言えるのかもしれんな。周りにとっては嫌な芯だろうが』

「褒めても何も出ませんよ?」

「『褒めてない(ません)』」

色々と言われてはいるが、これで万事(?)解決。後は伊奈野は、二次試験に向けて準備を万端にしておくだけ。

つまり、ほとんどいつもと変わらないと言っても良い。

もうさすがにトラブルに巻き込まれるとは思えなかった。

トラブルの種はまだいくつか残っているが、

「魔王は相変わらず骸様の思惑通りに訓練に励んでくれていますし、まだしばらくは問題なさそうですね」

『うむ。おそらく邪神との決戦が来るまでは問題なかろう。わざわざ邪神との決戦前にここまで良い鍛錬場所を壊すことはないだろう』

ダンジョンに関しては最大の不安要素であるコスプレ魔王もおとなしくしているし受験前までは保ってくれそうだと予想できる。

もし邪神との決戦が受験前に起これば話は別だが、ゲームのイベントづくりやシナリオ作りを考えればそんなにすぐに決着をつけてしまうとは思えない。さらに言えばまだ前回のイベントからそこまで期間が空いたわけでもないため(感覚的にはかなり間が空いている気もするが)、次回で終わるというのも考えられない。もし終わらせようとするのなら大々的に宣伝して、そのうえで何度かに分けて行うと思われるのだから。

次回で終わるということはそこまで不安視する必要はないだろう。

では日本サーバはどうかというとこちらもまた問題なく、不安要素である本に関しても伊奈野はそこまで深くかかわる必要もない。

丸投げしていれば勝手に解決するだろうと骸さんも話を聞いて判断していたため、伊奈野も安心しているのだ(骸さんの話に信用性があるかは微妙なところだが)。

「こういうのでいいんですよ。こういうので」

今まで魔法陣に心惹かれたとしてきたが、今のシーズンになればもう新しい事には手を出さず黙々と過去問などを使って傾向と対策を進めていくのが1番である。

何にも邪魔されず勉強を進められるというのは今の伊奈野にとっては何よりも良い事だった。

「これで受験まで、勉強日和になりそうです」

なお伊奈野は平穏を取り戻したが、誰もが分かる通り大変な目に合っている存在は相当数いる。

まずその中には、

「それじゃあこの段階で一旦動きを止めてもらって…………あっ、魔王が今いないんだったわ」

「ぐぬぬっ。良いところなんですけどねぇ。こういう時に限って欲しい力が足りませんか」

「困りましたね。私たちでは本の動きを阻害するなんてできませんよ?」

伊奈野が創った本の形の何かを処理するために動いている図書館のメンバーがいる。

だがそれ以外にも喜ばしい意味で大変な、

「クククッ。見なよぉ。本当に呪いとは違う力で物が動いているよぉ」

「うわっ!?本当だ!?怖っ!?」

怪しい服の人たちがいた。

呪いを専門とする怪しい服の人と、その弟子であり伊奈野に呪いの材料を触らせた怪しい服の人2号。この2人は伊奈野の偶然生み出した存在の情報を得て研究にとりかかっているのだ。

もしその技術を応用できるようになれば、より戦闘などに幅が出ることは間違いない。

実利的な意味合いでも興味的な意味合いでも研究することに不都合はないどころか良い事ばかりと言ったものであり、すでに伊奈野の作った本よりかなり弱いいくつかの実験体が生み出されていた。

「これは良い。実にいい。呪いほど応用は利かないみたいだし大した力は発揮できないみたいだけど、お手軽さは抜群。即座に戦闘に移らなきゃいけない場合には便利かもねぇ。研究し甲斐があるよ」

「うわぁ~。ただでさえ怪しい師匠の顔がもっと胡散臭くなってる。これはもう顔だけで犯罪ですよ!」

「ちょっと待てぇ。バカ弟子ぃ。さすがに暴言にもほどがあるだろぅ?なんで顔だけで罪を犯せるんだい?」

「なんでって、そりゃ師匠だからですよ!よっ!師匠!普通の人じゃできないことを平然とやってのけるなんてすごい!常識にとらわれないその姿、憧れますね!よっ!脱常識人!」

「ちょっと待てぇ。それ、おだててごまかしてるつもりなのかもしれないけど私に常識がないって意味合いになっちゃってるよねぇ…………もしかしてバカ弟子は、全身犯罪にされたいのかな?そういうことなのかなぁ」

「全身犯罪!?何ですかそれ!?初めて聞きましたけど!?…………そんなのが瞬時に出てくるんですからやっぱり脱常識人ですよね」

師匠と弟子で軽口をたたきあう。されどどこかの師弟よろしくこちらもまた視線は一切合わせず目線と手は実験の方に完全に吸い寄せられていた。

実験は順調に進んでいて、呪いとはまた少し違う力を2人は手にし始めている。

実験が成功し完全に力をものにしたとき、新しい風が吹くことになるだろう。

「…………いや、なんでこんなところで呪術師に強化フラグが立つんだよ!?おかしいだろ!」

「落ち着いてください先輩。叫んだってどうにもなりませんよ」

そんな怪しい服の人達を眺めつつ頭を抱えものが数人。

伊奈野の行動で大変なことになっている存在の中の1つ、運営だ。

彼らとしても、今回の事態によって怪しい服の人達が強化されるのは予想外。バランスの関係上邪神陣営を強化することはあっても準英雄を強化しようなんて考えてもいなかったのだ。

「確かにこの特殊な使い方は想定されてたが、別に呪いがどうこうって話じゃなかっただろ。神はその辺どう判断してるんだ?」

『私としては特に大きな問題と判断してはいません。人形遣い系の強化のためのものでしたが、そこで呪術師が使う呪いと材料が被ることは分かっておりましたので想定以上の事態ではありますが危険視するほどのものではないかと』

予想外だったのは、呪いの材料を使って特殊な状態の存在ができたことではなく、それを怪しい服の人達が活用しているところ。

元々この仕様は他の職業で活用する予定だったものであり、呪いとは関係のない物だったのだ。

それを怪しい服の人達が活用するとどう想定とは違う方向に行くのかということが問題であって、

「いや、どう考えたって問題だろ。呪術師の立ち回り方がかなり変わるぞ?それこそ邪神との決戦とかになれば想定してた呪術師の立ち回りを大幅に変更して考えなきゃいけなくなる」

「そうですよね。そこは先輩の言う通りきついです。配置とか英雄と準英雄の動きとかこっちで結構慎重に調整してるところだったので」

運営と神では危険視する度合いがかなり違う。

だが、現在の状況ではこれも仕方のない事なのだ。普段であればどちらかというと神の言うことも正しくはあるのだが、この事態が起きた時期というのも問題であって、

「…………そろそろ準英雄が全員そろって新シナリオ開始されそうってときなんだぞ。ここで準英雄のパワーバランス変わるのはマズいんだよぉ」

「本当に勘弁してほしいですよね。…………とりあえず、今日は残業日和っぽいです」

「だな」

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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