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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 453

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…………メンタルが削れる予感~w

怪しい服の人は興奮していた。

あまり長い付き合いではない伊奈野はもちろん、骸さんでさえも今まで見たこともないほどに興奮していた。

「ダンジョンマスターっていうのはいったい何者なんだぁい?こんな、こんなすごいものを知っているなんて。実は呪術を学んでいたりするんじゃないのかい?」

興奮の理由は、もちろん伊奈野が教えた呪術に使われる素材を基にした新しい力の使い方。

先に結果を伊奈野から教えてもらっていたため、大事にすることなく知らない使い方を発見することができていた。

図書館のように何をしでかすか分からないものを結界で閉じ込める必要はなく、性質が変化した物体を手に入れる程度の結果に抑えられてる。

「すごいですね。あの剣、ただの安いなまくらなはずなのに厚い盾を切り裂きましたよ」

『ふむ。しかも使っているのが剣に精通しているというわけでもない呪術師であるからな。素人でも十分使えるというのがまた…………恐ろしくもあり面白くもある。とありあえず量産してもらって配下に装備させてみることを検討するか』

「強そうですしいいかもしれませんね。まさか使い方さえ気をつければあそこまで便利だとは。予想外です」

『…………情報を持ち込んだはずのダンジョンマスターが予想外というのもよく分からん話だがな』

「なんでダンマスまで驚いてるんですかね?…………逆に、あれより強化された本とやらが周辺に被害を出していないことの方が驚きなんですけど」

怪しい服の人が出した結果に伊奈野を含めてダンジョン側は驚きを隠せない。

それこそ伊奈野にとってみればただの危険物に変化させる程度の良くないものという認識であったため、便利なものが次々と作られていく様子は予想外も良いところ。

危険なものを図書館の時のように監視と観察してもらう程度のつもりだったために想定していたものは完全に崩れ去った形だ。

色々と想像以上ではあるものの、結果は悪いどころか良い物。

骸さんは配下の装備などに使えるのではないかと考えているし、伊奈野も何か応用ができるのではないかと思い始めていた。もちろん今何かしようというのは考えていないが。

さすがに図書館の二の舞にするつもりはないのである。

『この様子を見るに、とりあえず呪術師に任せておけばしばらくは研究も進みそうであるな』

「ですね。ダンマスの仕事が減ってよかったというべきでしょうか?」

怪しい服の人は研究を順調に進められているし、今のところ任せておいて問題はなさそう。

というおとで伊奈野は特に何もする必要がなくなった。自分の調べたいことを他人に調べさせて暇になるなんてかなり贅沢な状態だが、逆に予定がなくなってしまった伊奈野は若干困っていた。

「他に何かやることありましたっけ…………」

ないのならないで構わない。

伊奈野のだって休憩時間にやることはいくらでもあるため、ないことによって不都合が生まれるわけではなかった。

ただ単純に、先ほどまでやるつもりだったことをしなくてよくなることで心が追い付かないというだけの話だ。

だからこそ、するべきことを探し始める。

炎さんなどに言わせてみればクッキーの量産だの階層を試験だのいくつもやってほしいことはあるのだが、伊奈野がそういったことを求めているわけではないことを理解しているため、

「特に何も思いつかないですね。もしお時間があるようなら街の様子とか見ておいてもらえませんか?また何か起きるかもしれませんし」

「ああ。街ですか?分かりました。確かに怪しい服の人に起きたことを考えればあり得るんでしょうか?」

余計なことは言わずに伊奈野を監視役とさせた。

もちろんそれには理由がある。他の作業よりも伊奈野が面倒くさがりそうになく、たとえ伊奈野が重要なことを見れていなくとも監視の目として使われている骸さんの配下がいろいろと発見はしてくれる。

そういった無難な仕事だというのも大きな理由の1つではあった。

だがそれ以上に大きい理由として、伊奈野の持っている情報を引き出したいというのもあった。

具体的に言えば、

「あっ、魔女さんだ」

「ん?どの方ですか?」

「あの人です。この、地面のあたりを見て何か調べてる人」

「え?この人って…………」

こう言った感じである。

伊奈野のつながりや、それによって手に入れられた情報。そういった者を炎さんは引き出そうとしているわけなのである。

そしてその思惑通り早速魔女さんの情報が出てきたわけだが、そのいろんな人間に当てはまりそうな適当なあだ名をつけられた人物には見覚えしかなかった。

炎さんが本当にこれがその「魔女さん」という存在なのかと伊奈野の方に視線を向けるが、特に伊奈野の方は気にした様子もないため嘘や冗談の類でないことは分かる。

最初から予想を超えて来られて頭がパンクしそうだが、そこからさらに強い衝撃が来て、

「あっ、見てください。何か揉めてますよ?」

「え?…………あっ、本当ですね。見たことがない人ですが、強そうな人ですね」

「魔女さんも戦うっぽいですか?あの人見た目からして肉弾戦やりそうですし、魔女さんとの相性はかなり悪そうですけど」

伊奈野が見ている画面では、何やら揉め事が起きている様子が確認された。先ほどの怪しい服の人のときのように包囲が完成しているのである。

その中心にいるのは、このサーバ特有の宗教の格好はしていないやけに発達した筋肉をもつボディービルダーでもやっているのかと言いたくなるような人物。

ただ、格好から判断すると格闘家のようにも思えた。

「肌の綺麗さから考えると完全にボディービルダーなんですけど…………ここなら肌がきれいな格闘家がいてもおかしくはない気も?」

「ちょっと何言ってんのか分からないですけど、たぶん今考えることじゃないですよね!?あの闘いそうなのはどうにかしないとマズいでしょう!?」

格闘家かボディービルダーか。

そんなどうでもいい2択を考える伊奈野に炎さんは思考の切り替えを求める。

もうすでに争いが始まりそうな雰囲気で余裕などないのだ。助けるには計画を立てる必要があるのだし、一刻の猶予もない。

そうして炎さんは焦るわけだが伊奈野は対照的にあまり焦りも示さず、

「どうにかしないと本当にマズいんですか?あの人を見捨てて私たちに何か害があります?」

「な、なにを言ってるんですか!?ダンマスだって人を見捨てるなんてこと…………あれ?できますね?というか、自分もできますね?なんで助けようなんて思ったんでしょう?」

伊奈野の言葉に驚愕した炎さんだったが、よくよく考えてみれば今まで自分たちが誰かを助けようなんてほとんどしてこなかったどころか他人をかなりの頻度で落としていることに気づく。

「コスプレ魔王に会う時のアレで消火活動のために動いたりとか、怪しい服の人を助けようとしたりした影響じゃないですか?」

「ありえますね。人のために動くことが最近多くて癖になってたみたいです」

「ひゅ~。かっこいい台詞ですね」

笑う2人。

すでに2人の中では画面に映っている人を見捨てることは決定していた。

この人がどんな人かは分からないが、あまり自分たちが目立ってまで助けるべき相手だとは思えない。

またコスプレ魔王でも送り出せば話は変わってくるのかもしれないが、それはそれでリスクがいろいろとあることを考えれば見捨てるのが最適な選択だと判断されたわけだ。

「おとなしく観察でもして、情報集に努め…………ん?」

「あれ?すごいですね」

多少暴れてくれれば魔女さんを含めた街の防衛戦力のデータがとれる。

数秒でも争ってくれれば御の字だろうなんて気持ちで観察を続けてみたのだが、予想以上の結果に2人は驚愕。

なんと、絡まれていた人優勢の形で争いは進んでいたのだ。

「えぇ…………魔女さん、弱っ」

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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