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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 456

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夏休みシーズンが近くなってきたのでそれに合わせて新作を書くかどうか検討中

…………作者にも夏休みがあれば検討すらせずに書くんだけどなぁw

(もし書く場合は悪役令嬢もの?になるかと)

怪しい服の人やら筋肉の人やらが暴れまわったのを見た翌日。

伊奈野は予想通り混雑している日本サーバを避けてダンジョンのあるサーバへとログインした。

そこでは昨日に引き続き、

「フッ!フッ!フッ!フッ!」

『ふむ。余は疲労をすることがないからトレーニング内容をもう少し見直す必要がありそうだな』

筋トレが行なわれていた。

炎さんは何か重そうなものを持ち上げていて、骸さんは自分のトレーニングメニューを見直しているようだ。その中でも特に炎さんの筋トレは目を引くもので、昨日からさらに発展した内容となっているように見えた。

重しを大量に担いだ状態でスクワットをしていて、現実でやろうものなら全身にケガをしそうな動きに思える。ただ、できるのであれば筋肉がつく動きであるとは間違いないだろう。

まだまだ筋肉への熱が残っている様子で、伊奈野には巻き込まれないかどうかが少し心配。

勉強よりも筋トレなどというふざけた言葉をかけられる前に勉強を開始する。

…………つもりだったのだが、

『む。ダンジョンマスターか。よく来たな。1つ報告を聞いてもらっても良いか?』

「報告ですか?何でしょう?」

骸さんに話かけられたことでその動きを止めた。

炎さんと違い骸さんであればそこまで運動に熱があるわけではないと思われるため、問題ないと判断したのだ。

骸さんは勉強が始まる前に声をかけられたことに安堵しつつ話を始め、

『呪術師から報告が来たぞ。ダンジョンマスターが調べさせていたことに関するものなようだが』

「本当ですか?もう報告するようなことが?」

怪しい服の人から連絡があったことを伝える。

伊奈野にとっては伝えたのが昨日の事であったため、予想以上の仕事の早さに驚愕。

ただ報告することがあるからと言って伊奈野の気になることをすべて解決できるというわけでもないためとりあえず話を聞いてみようということになり、

『まず、実物を見せた方が早いと思うから説明は後回しにさせてもらうよぉ。しっかりと見ておいてくれぇ』

怪しい服の人の姿が映像に映し出される。

その手には本が握られており、さらにその前には大きな岩が置いてあった。

「何に使うんでしょう?」

『何であろうな?あまり本と岩の関連性が分からんが』

本が記録をまとめた資料か何かだろうというのは予想できる。

しかし、岩との関連性はさっぱり分からなかった。

岩なんてそれこそどこかの格闘家が修行するときに使う程度のイメージくらいしかないが、怪しい服の人が炎さんのように筋トレに目覚めたようにも見えない。何のためのものかはどれだけ考えても予想すらつかなかった。

そんな伊奈野達の気持ちを知ってか知らずか怪しい服の人はその岩に触り、軽くたたく。

それから、

「それじゃあしっかりと見ておいてくれよぉ…………それっ!」

気合の入った掛け声。

とはいっても、その声を発するのはあくまでも怪しい服の人だ。たいして気迫などないし、それこそボウリングの球でも投げたのだろうかくらいにしか思わない。

しかし、ドガッ!という音と共に、岩が砕け散った。

怪しい服の人は掛け声とともに、その手にある本をふるって岩を砕いたのだ。

それはまさしく、

「筋肉の、力!?」

「いや、違うと思いますけど」

『炎よ。さすがに筋肉の力で何でも片づけられると思うのは違うと思うぞ』

炎さんが期待するような筋肉の力によるものではない。

怪しい服の人が伊奈野に報告という形で見せたのだから、これは当然伊奈野の教えたものによる力なわけだ。

前日に教えた時にもすでに剣の切れ味を数段階向上させることには成功していたが、今回はそれ以上の結果を見せてきたというわけだ。

怪しい服の人は早速今回の事の説明を始めて、

『まず、色々と試してみたんだけどダンジョンマスターが言うような暴走状態には相当な魔力量を注がないとならないことが分かったよぉ。ただ、魔力量以外でも力の変化を起こせる方法も見つけたんだぁ。それが、今回使った本。おそらく、ダンジョンマスターが使った本が暴走したのも、素材になったものが本だったということも深く関係していると思うんだよねぇ』

「うぇ!?そうなんですか!?」

予想外の様子が関係していたことに驚く。

魔力が関係していたということは理解していたが、さすがに本だったからというのは分かっていなかったのだ。

伊奈野の声は怪しい服の人には届いていないが、それでも予想を超えられたのではないかという期待があるようでその顔にはなんとも怪しげな笑みが浮かんでいた。

『詳しく解説すると、本とは言っても白紙のものであれば特に変化はないよ。ただ、一定量の特殊な知識が書いてあると女神から特殊な本として認識されるみたいでねぇ。効果が変わってくるみたいなんだよぉ。ダンジョンマスターが暴走させた本っていうのは、結構情報の質も量もあったんじゃないかい?』

「た、確かにそうと言えばそうかもしれませんね。私の勉強用のものですし」

『ふむ。ということは、呪術師の考察は当たっていそうだな。まさかこの数日でそこまでわかるとは…………余の配下に持たせるのは剣ではなく本にすべきなのか?なかなか覚悟のいる選択であるな』

「ハハハッ。骸様。そこに勇気が必要ならば、さきに筋肉を持たせてみればいかがですか?きっとそちらの方が骸様も受け入れやすいでしょう?」

『余の配下に筋肉?…………確かに余の配下にもゾンビなど肉を持った者もいないわけではないしできなくはないか?炎がそこまで筋肉に興味を持つのであれば何体かは筋肉を鍛えられるかどうか試してみても良いか』

本というのは何とも不思議なものであるらしい。

黒い本も本を使われたものであるだけに、このゲームの中でキーとなるのは意外と本なのではないかという気もしてきた。

骸さんも本を配下に装備させようか迷っているくらいであるし、それだけのポテンシャルを秘めているのは間違いない。

そんなことを伊奈野に感じさせたところで、

『とりあえず今のところ分かったことはそれくらいかなぁ。引き続き調査は進めていくよぉ』

怪しい服の人は報告を終了させた。そこまで長い報告ではなかったが、内容は非常に濃いもの。

伊奈野が求めていた知識であったことは間違いない。

そうして得た知識をどうつなげていこうかと伊奈野が考えていると、

『それで、いくつか作って見たけどダンジョンマスターは使うかぁい?』

さらに怪しい服の人は提案をしてきた。

いくつか本を作ったようで、伊奈野にも提供してくれるというのだ。配下に装備させてみたかった骸さんはうらやましそうに伊奈野へと視線を向ける。

伊奈野としても暴走するような代物であると怖いが、そうでなければあって問題にはならないだろうと判断し、受け取ることを決定。

すぐに伊奈野の元に1冊転送されてくる。

「後でストレス発散にでも使おうかな」

手元にあってもあまり使い時はないのだが、とりあえずダンジョンにいるボスにでも使ってみようかと考えた。

普段の戯れ(ほとんどいじめ)よりも過酷なものになることが予想され、どこからか悲鳴が上がった気がした。

ただ、すぐにそうするというわけではなく、

「あっ、もし使うようであれば骸さんにもお貸ししますよ」

『む?良いのか?ありがたく使わせてもらおう!』

伊奈野はしばらく勉強をするため、先ほどから熱い視線を送ってきていた骸さんにしばらく貸し出すこととした。

「ん~。楽しみだな~」

伊奈野は笑みを浮かべ、1時間後くらいに思いを馳せながら集中モードに入っていく。

その頭の中では、モンスターをダンジョンの壁もろとも粉砕する自分の姿が浮かんでいた。

なお、それが本当に実現するかどうかというのは不確かである。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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