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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 459

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最近伊奈野は日本サーバへとログインしていないわけだが、その原因はというとやはりメインシナリオとやらである。

使用人の瑠季が最後の準英雄のパートナーとなったおかげで、また何かイベントが起きるようなのだ。だからこそ、その発端となった日本サーバには人が集まっているわけだ。

では、そこで起きるイベントが何かといえば、

「ご主人様来ないね~」

「そうだね。全然来ない。珍しいことじゃないけど、この時期にくらい来てくれてもいいとは思うんだけどな~」

「困りましたね。確認が取れないのですが」

「そうだな。解放者に確認くらいは取っておきたかったのだが。こうも来ないようだと難しいか」

「今日も来ておらんのか。わしも年だというのに無理させおって」

「私たちの時は、来ないってわけじゃなったから最低限の確認は取れたんだけどねぇ」

「それは賢者と大商人だけですよ。私の時は勉強をされてる最中でまったく反応してもらえませんでしたからね?…………とはいえ、もし勉強中でなかったとしても答えは分かり切ったようなものではありましたが」

「それもそうよね。だって、師匠が会議なんかに興味があるとはとても思えないし」

会議。

それも、準英雄とそのパートナーを全員呼んで行ない、しかもその様子をゲームの公式が配信するという大注目の会議なのだ。

その会議への出席の有無を確認するために数人が伊奈野を待っているのだが、残念ながら混雑したサーバに伊奈野が来るはずもなく。確認は取れずじまいであった。

とは言っても、ほとんどその答えは予想出来ていると言っていい。

何しろ、以前にもこのような会議があって伊奈野には同じようなことを尋ねたのだから。そして、まったく出席に意欲を感じさせない様子で断られたのだから。

「先王様も手紙で確認を取りに来たりしてるし、できればそこの回答だけでもしてもらいたいところではあるんだけど」

「師匠は先王様だから対応すると言ったこともありませんからね。よく言えば公平ですが、悪く言えば大事な部分も対応していただけないことが多いというか」

この図書館にいるメンバー以外にも、骸さんなどから手紙が届いていたりもしていた。もちろん内容は、会議への出席の確認。

骸さんは図書館の面々にとっても特別に思える存在であるため対応してもらいたいという気持ちはあるのだが、伊奈野がそれに応じてくれるとはとてもではないが思えなかった。

ただ、救いがないわけでもなく。

「でも、今はマターちゃんがいるからいいんじゃない?昔は準パートナーが作れなくて問題が起きてたわけだし」

「そうね。師匠が会議に参加しなかったからというだけではないけど、準パートナーができたのはパートナーが参加できない部分で協力する目的の元に作られた面もあると思うわ」

今の魔女さん達には、準パートナーという物が存在している。図書館に瑠面々の準パートナーはほとんど全員マターであり、伊奈野とは違って日本サーバに毎度ログインしているためこういった時に役立ってくれることは間違いない。

そう思われたのだが、

「…………参加無理」

「え?」

「マター?参加が無理というのは一体…………」

「…………寝る時間」

「寝る時間!?」

「会議の時間は小娘が寝る時間ってことかしら?でも、寝るだけなら普段やってるじゃない」

「…………向こうで、寝る」

残念ながら、会議が行なわれる時間はリアルだと深夜になる。

その時間に参加することは、受験も控えた小学生のマターには非常に難しかった。たとえ本人は参加したくとも保護者が許可してくれないだろう。

こうなると、会議に参加する面々は結局パートナーも準パートナーもつれていけないということで、

「まさかマターすら連れていけないとは…………問題はないですが予想外でしたね」

「賢者様とか教皇様とかの例があるから 構わないよね」

「一部に難色を示す輩もいるだろうが、俺が気にする必要もないな。放っとけばいいだろう」

特に落ち込みはしていなかった。

それもまた選択肢の1つというわけである。もめることは予想できるが、前回そこまで大事にならなかったことを考えれば、あまり重要視する必要もないというわけだ。

そうして、数人の準英雄が自分だけで会議に出席を決めた。

では、待たれていた伊奈野はというと、

「会議、ですか?」

『うむ。余も、まず参加するかどうかというところから悩んではいるのだがな。一応ダンジョンマスターの意思の確認もしておかなければならないと考えたのだ』

「はぁ。ありがとうございます?ただ、特にそういう物に参加するつもりはないんですけど」

『であろうな。参加すると言われれば逆に本物か疑うくらいである』

「そこまでですか!?………そう思われる行動をしてきたので否定はできませんけど」

「『あっ、自覚はあったのか(んですね)』」

ダンジョンのあるサーバにて結局参加の有無を尋ねられていた。

こちらはこちらで準英雄がいるのだ。あまり伊奈野にはその認識がないようだが。

しかも当然のように準英雄は1人ではなく、

『ということで、余は不参加とすることにした。そちらはどうする?』

「俺も不参加だ」

「私も不参加になりますかねぇ~」

ダンジョンにいる準英雄は全部で3人。

全員がパートナーを出席させるどころか自分もまず出席しないということを決めた。今の状況で会議に出席するのはあまりにも危険すぎるという判断のようだ。

《称号『消極的準英雄のパートナー』を獲得しました》

ただ、この世界はあくまでゲーム。

大事なイベントである今回、プレイヤーである伊奈野はまだしも主役となる準英雄たちが出席しないなんて言うことを運営が認めるはずもなく、

「え?私たち強制参加何ですかぁ~?」

『困ったな。他の準英雄の連中を相手にはしてられんぞ?』

「人数差があると、やはり厳しいものがあるか?いや、まだほかにも回収してない連中がいればどうにかなるかもしれないか?」

参加は確定事項となっていた。

行きたくないと思っても強制的に参加させられるのである。伊奈野もいない状況で(伊奈野が役に立つかどうかは別として)戦っていく必要があるため、人数差は相当な物。物量で押し負ける可能性を考えるととてもではないがやってられない。

『全く。女神も面倒なことをしてくれる』

「それで邪神が倒せるのならば苦労しないのだがな」

「協力できない連中と話し合ったところで計画なんて1つも決まるとは思いませんけどねぇ」

全員そろって頭を抱える。強制的に参加させられた後がどう考えても楽ではないのだ。

対策を立てたいところではあるが、大量の準英雄を相手に対策なんて簡単に思いつくはずもなかった。

だが、対策は立てられずとも悪い事ばかりではなく、

『ふむ。やはりダンジョンマスターに手を加えさせた本が1番強力であるな』

「それは良かったです。結局作ったはいいけど使ってないものも多かったのでちょうどいい機会でした」

怪しい服の人に調べさせている最中に作られた。武器になる本。それが、伊奈野の手によってより改造されて使えるようになっていた。

怪しい服の人が量産できたため、まだ数冊ではあるが骸さんの配下にも所持させることに成功したのである。そしてそこに伊奈野がそこまで強力ではない魔法の魔法陣を設置して、強化版の本が完成したというわけである。

ただ残念なことに、黒い本で殴った方が強いため伊奈野の武器にはできないが。

『だが効果がランダムなのはどうにかならんかったのか?』

「出来なくはないかもしれませんけど、その時は効果よりも魔法陣を完成することを優先してたので仕方ないんです。今はちょっと時間がないですし」

今回のために作った魔法陣ではなく伊奈野が昔休憩時間に適当に作ったものを流用しているだけであるため、決して最適な効果というわけではない。

しかし、間違いなく骸さんの戦力アップにつながっていた。

なお、

「筋肉は!?筋肉の力はどうなんですか!?」

『言われてみると若干力は強くなっている気はするな…………無駄にはなっていないようだし続けてはみるか』

もう1つの強化である筋肉の方は戦力の飛躍的な上昇にはつながらないようだった。

だが、筋肉はまだまだ付いていく。これから先ずっと鍛え続ければどうなるかはまだ誰にも分らないのだ。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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