Switch Mode
Now you can use the translation tool for free for the first 200 chapters of each novel.

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 465

Free translation limit for this category has been reached for older posts. Please login or register to translate this post.
Balance: 0 coin

Click here to buy coins


イベントの開始と共に、骸さん達は同じ防衛場所へと入った。

結局は罠ではないかという疑いを持ちながらも、計画ではほとんど英雄たちが配置されていない方へと入ったのだ。

もちろん、あえて開始から少し時間を遅らせて。

結果として残念なことに、

『英雄が、1人もいない…………』

「まさか、本当に情報が正しかったとはな。英雄から仕入れた情報なんていうから本当か疑っていたが…………英雄も落ちたものだな」

「一体何を考えたらあんな適当な編成を思いつくんだろうねぇ」

《称号『貧乏くじのパートナー』を獲得しました》

本当に誰も英雄は配置されていなかった。

骸さん達にもこれにはショックを受けた様子。いくら改宗したと言えど知能まで低下していないだろうと信じていたのだから。

英雄たちには英雄たちなりの事情があるのだろうが、失望を感じずにはいられなかった。

彼らがいない分邪神の侵攻はかなり進んでいることは間違いないわけで、

「第2部隊壊滅!想定時間より5時間早いです!!」

「くっ!仕方あるまい!第4防衛部隊を先に当たらせろ!」

「う、うわあああぁぁぁ!!!???なんでこっちまで来てるんだよ!こんなの作戦にはなかったぞ!!」

すでにプレイヤーの部隊は壊滅状態。

全滅とはいかないが、半数近くが地に倒れ伏す結果となっていた。彼らのメイン火力であるミサイルはまだ全て打てる状態にはなっているようだが、それらが破壊されるのも時間の問題のように見える。

あまりにもひどい状況であり頭を抱えたくはなるが、それでも骸さん達にとって最悪の状況ではなく、

『こうして死者が多い方が余もやりやすい。配下を作り放題ではないか』

邪神が大量にキルをしてくれたおかげで、プレイヤーを使って骸さんの配下を増やしやすい。状況を好転させるには充分であった。

とは言ってもその巻き返しの方法が自爆を促すようなものであったため消費は激しいが、

「異教徒に負けるな!」

「死者に対する冒涜、許してなる物か!我らこそが正しいと証明して見せるのだ!」

「ぽっと出にいい顔をさせるな!我々の戦場であることを思い知らせてやれ!!」

ほどほどの供給がある。

こちらの戦場に関しては英雄が大勢いる方と違ってプレイヤーの数自体は多いため、キルされるプレイヤーもそのぶん多いのだ。

骸さんとしては非常に助かる状況と言っていい。

さらに、その供給でも間に合う程度には、

「あまり先王ばかりにいい顔をさせられんのは確かだな!俺の鍛錬の成果を見せてやろう!」

「私も援護するよぉ。思い切りやってくると良い~」

個として強い味方がいる。

骸さんは1人ではないのだ。英雄も準英雄もほとんどいないが、一緒に来た魔王と怪しい服の人とは共闘できる。最初の巻き返しにこそかなりの犠牲が必要ではあったが、ある程度まで押し戻せば魔王と怪しい服の人のカバーに回るだけでも十分な成果が得られる程度の状況にはなっていた。

ただ、骸さんもどうにかなる状況だからと言って手を抜くような性格はしていないが。

『まだ邪神は余の配下の使い方の変化に慣れていないようであるしな。効果的である間に使わせてもらうこととしよう。どうせなら、期限を待たずして押し返してしまいたいものだ』

邪神が対応できていない現在が、1番攻撃が通りやすい。そう判断した骸さんは手を緩めることなく配下に自爆攻撃をさせ続ける。

それに伴いその戦場にいる骸さんの配下が減少し、それと共に邪神が少しずつ後退していくのがはっきりと見て分かった。

ただ問題は、そうして勝ちが見えてくると調子に乗る者たちが一定数いるということであり、

「押し返せそうだぞ!よし、ここで全力を出すとしよう!お前たち、ミサイルの用意をしろ!」

「よろしいのですか?これは使用する日時をあらかじめ決めていたはずですが」

「構わん!予定だけに縛られるだけではいかんのだ!臨機応変に対応できるならばしない理由がない!」

急遽、予定を前倒しでプレイヤーたちの隠し玉が次々と使われていくことになる。

もちろん骸さんたちはそれを察してすぐに退避したりさせたりはしたものの、残念ながら間に合わないと結論付けなければならない配下が一定数いて、

『さすがに味方の攻撃で倒れさせるのは無駄もいいところだな。歯がゆいが、全て自爆させるしかないか』

そこそこの数の配下があまり効果的ではない形で消えていくこととなってしまった。

ただそれでも、その数の骸さんの配下の自爆とミサイルなどと言った奥の手の効果も相まって邪神は大きく後退。イベントの終了を待たずして、邪神の撃退に成功できるのではないかという希望が明確に見えてき始めた。

運営の意思としては1日だけで終わると日程が合わない人が出てくるだろうからという配慮の元イベントを2日にしているため、実際にイベントをここまで早く終わらせることができるかどうかは不明であるが。

そういった否定的意見が今のところ出てきていないのは、攻撃が上手くいっているからというだけでなく今回戦場が2つあるということも関係しているかもしれない。

『仕留めきれるならば、このまま力押しでも構わんか。とはいえ今、余の配下を近づけさせるのは難しそうであるし強化にでも努めるとしよう。少しの休憩時間と考えれば悪くはない』

「先王が手を緩めたか。ならば、俺が代わりに動くとしよう!覚悟しろ邪神!ここまで高威力の攻撃を連発できるよう鍛練してきたのだ!まだまだ終わらんぞ!」

「ん~。魔王は随分と熱くなっているねぇ。サポートをする私の身にもなって欲しいんだけどぉ。先王様が力を集めることに動くなら、こっちとしてもせっかくなら武器の強化とかに協力したいしねぇ」

「手を止めるなぁ!確実に息の根を止めろ!」

「チリ一つ残すな!あの神を語る愚かな存在をこの世から抹消してやるのだ!!」

今のところ誰も問題に目を向けることはなく、それぞれの思惑の元短期決戦を仕掛けていく。

邪神の後退は未だ続いていた。

『これであともう1人くらい高火力を出せる英雄か準英雄でもいればよかったのだが…………贅沢も言ってられんか。本音を言えばダンジョンマスターでも構わんのだが、それが1番ないというのが頭の痛い話だ』

邪神の後退を眺めながらつぶやく骸さん。

その口から出てきた単語の中には、意外なことに伊奈野の存在もあった。本人が聞いたのであれば絶対に役に立てるはずはないと言ってのけるだろう。

ただ、現在伊奈野が何をしているのかというと、

「相変わらず師匠、とんでもないことをしてのけるわね」

「やることはすごいんですけど、もうちょっと人の心を持ってほしいと言いますか…………贅沢は言いませんけどね」

「お前たちのパートナーって本当に大丈夫な奴なのか?俺はとても心配なのだが」

多くの英雄やら準英雄やらから感謝されるとともに、それ以上に恐怖されることとなっていた。

ありえないように思えるが、その会話からは伊奈野がイベントに参加して何かをしたことがうかがえる。

伊奈野がやることなど、勉強以外にたいしてないはずだというのに。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

Comment

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Options

not work with dark mode
Reset