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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 469

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本が消滅しているだろうと思われる状況になっていることを確認し、安心してイベントから退出した伊奈野。

もう彼女がイベントに舞い戻ることはない。

これからはイベントが終わるまで勉強をして、イベントが終われば日本サーバから抜けて海外サーバに映りまた勉強する予定である。

そこで大事になってくるのが、外にいるプレイヤーの数。

イベント中はプレイヤーたちが大勢イベントに参加していて通常のフィールドには人が少ないはずであり、イベントが終われば増加することなど簡単に予想できる。

つまり、たまに外を眺めて人の量を確認すればイベントが終わったかどうかということは分かるわけだ。

そう伊奈野は考えていた。

「ふっ。なんて完璧な計画…………って、あれ?」

考えていたのだが、失敗した可能性に気づく。

まず、プレイヤーとNPCがぱっと見で見分けがつかない。

そのため外を見てもプレイヤーが多いかどうかなんてわかるわけもないのだ。

まず、そこがミスの1つ。

だが、それ以上に問題があって、

「明らかに人、多くないですか?」

人が多い。

異変だと考えて引き返してもいいくらいには、伊奈野のいる街にも人が多かった。それこそ、イベントの会場よりも混雑しているかもしれない。

「なぁぜなぁぜ?」

首をかしげる伊奈野。

しかし、実際のところこれはあまり変なことではないのだ。

最近イベントの際に何かしらイベント外で色々と起きるという運営としては頭が痛いだろう事態が頻発しており、プレイヤーたちもそれに備えてあえてイベントには参加していないのだ。

もちろんそのイベント外に何かが起きるというのは確実なことではないためリスクを取らずにイベントに参加する者達も大勢いる。しかし、それでも今までの問題の頻発具合の影響により相当数のプレイヤーが参加していないこともまた事実であった。

だからこそ、伊奈野が考えていたようにプレイヤーの数を使ってイベントの終了を見極めるというのは難しいのである。

なにせ、イベント中でも通常フィールドに人が多くいるのだから。あまり終わってもその差をはっきりと感じることはできないのだ。

「一応これ、メインシナリオとかいうやつじゃなかったっけ?運営も力入れてるイベントでしょ?…………なんでこんなに人がいるんだろう。もしかして、シナリオ担当の人はあんまり腕が良くないとか?」

かなり稼いでいるだろう企業であるため考えにくいことだが、それくらいしか可能性は考えられなった。

一応他の可能性として、伊奈野が忘れているイベントフィールドが2つあるということから伊奈野の先ほど参加した方とは別のフィールドですでにイベントが終了していたという可能性もあるのだが、そちらもあまり考えられるようなことではなかった。

「どうしよう。すでにサーバが重くなってたり…………はさすがにしないか。イベントの時は重くならないように対策を色々してるって聞いたし。でも、見てすぐに気づけないっていうのは困るね。どうしようかな」

詳しい事情は伊奈野にはわからないが、それでも困ることになっているのは間違いない。伊奈野にはわかりやすい指標がないのだ。

一応混雑具合などをチェックする方法もなくはないのだが、

「どこから見るのかもう忘れちゃったんだけど。ヘルプも項目が増えすぎてて見てられないし」

その方法をシステムから探すというのがまた大変なのである。とても大量にある知らない単語が並んだそこから求めるものを探そうという気は起きなかった。

「こんなことなら、イベントに参加できるようにしておけばよかったなぁ。もう消しちゃったよ」

イベントの終了を確認する方法として、他にもイベントへの参加という選択肢もあった。自分が実際にまた参加してみれば、イベントが終わっているのかいないのか分かるというわけである。

しかし、伊奈野はイベントにもう参加することはないと選択肢などを消してしまったためそれもまた不可能。

こちらも一応メニューを開いて色々と操作すれば再度参加できるようにはなっているのだが、伊奈野にできることではなかった。

「う~ん。1番簡単な選択肢は、イベントが終わる前にもうサーバを移動しちゃうことなんだけど…………たまにはこっちで勉強したいしなぁ」

日本サーバだからという話だけでなく、単純にまた場所を変えて勉強したいという気持ちもあった。だからこそできる事であればもう少しこのサーバを活用したい。

そんな伊奈野が悩み抜いた末にたどり着いた結論として、

「あれ?単純に、人に聞けばいいだけでは?」

といったことがあった。

確かに目で見るだけで判断できるなんていうものよりは難易度が高いが、それでもできないことではない。他人に話しかけるということさえ乗り越えられれば、あとは簡単なことなのだ。

しかも、決して伊奈野はコミュ障というわけではないので(NPC達への対応を考えるとそう思ってしまうかもしれないが)、ハードルも決して高くはない。

現実的な選択肢であった。

「そっか。こういう時は他の人を頼ればいいんだもんね。あまりにも他のプレイヤーとのかかわりがなさ過ぎてすっかり忘れてた。他のプレイヤーの人達って、ただ観察して数が多いかどうかだけ考えるような相手じゃないよね」

伊奈野もやっと気がつく。他のプレイヤーと交流を持つことの大切さに。

きっとこれからは、他のプレイヤーとのかかわりを大切にしてゲームを進めていくことだろう。

「うぅん。話しかけるとなると、変にその後絡んで来ない人が良いよね。となると、差別みたいになって申し訳ないけど出会い系目的の可能性があるから男の人は無しかな。ただ女の人は女の人で瑠季ちゃんみたいなタイプもいるからそういう場合は…………」

……………………きっとつながりを大事にすることだろう。

とりあえず伊奈野は伊奈野は話しかけるにしても相手を選ばないといけないと考えた。

そこでどういった相手に話かけるのかと細かく条件を付けていくと、次のようになる。

・女性(出会い厨を避けるため)

・装備が初心者っぽくない人(初心者やあまりゲームに積極的でない相手だとイベントの事を分かっていない可能性がある)

・戦闘職(生産職ではボス戦の状況にあまり関心がないかもしれないから)

・あまり豪華過ぎない装備の人(あまりにも装備に金がかかっていそうだと、貢がせているタイプの人の可能性があるから。変に目を付けられると面倒くさそう)

「ちょっと細かいような気もするけど、あそこまで人がいるんだし条件に合致する人1人くらいいるよね」

まず初心者用の装備をあまりよく知らないとか見た目で装備に金がかかってるのか本当に分かるのかとか突っ込み所はあるが、視界に入るだけでもかなりのプレイヤーがいるのだからそこまで難しい条件というわけではない。

「そこまで時間のかかる作業でもないと思うし、休憩ごとに話しかけても時間に問題はないかな」

そんなことを考えつつ転移する伊奈野。

いつものようにログイン場所へやってくると周囲のプレイヤーの中からすぐに条件に合致しそうなプレイヤーが数人目に入り、

「すみません。少しいいですか?」

「はい。何でしょう?」

伊奈野はその中でも特に優し気な笑みを浮かべている人物に声をかけた。

もちろん見た目がそうだからと言って実際に優しいかどうかというのは分からないが、返ってきた言葉には棘も少なく当たりだという印象を受けた。

「イベントの事をお聞きしたいんですけど」

「イベント?イベントですか。良いでしょう。今回のイベントの見所と言えばやはり聖女たんの麗しいお姿とその活躍でしてね」

(あっ。ヤバい人だった)

なお、最初の印象が良いからと言って本当に良い人かどうかというのも別の話である。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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