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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 471

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聖女推しのヤベェ人から受け取ったもの。

それは伊奈野が受け取って転移した後に勉強に移行したため放置されており、まだ伊奈野は中身が何かわかっていない。

確認自体は難しくないため今すぐにでも見ることはできるわけだが、微妙に見たくない気持ちもあった。だが、だからと言ってみないでヤベェ人の怒りを買いたくもないため確認する以外の選択肢は存在せず、

「布教グッズって言ってたし、きっと聖女関連のグッズとかだよね。こういう時に渡す物って、そういう物しかないと思うんだけど」

伊奈野はどこか祈るように呟きながら中身を取り出していく。推しを布教するために渡したものと考えればアイドルのグッズのような物であることが予想できるのだが、逆にそれ以外だった時が恐ろしい。

そうして戦々恐々としながらもついに対面したそれは、

「半分正解で、半分間違いって感じ?」

そういった結果となった。

確かにグッズらしきものもあるのだ。聖女をイメージしたのだろうペンライトや、聖女なのだと思われる少女の描かれた缶バッジやキーホルダーのようなものが複数。まさに想定していたアイドルなどのグッズと言えばと言ったラインナップだ。当然、でかでかと聖女らしき姿が描かれたタオルやTシャツも入っている。

ただ、それだけがすべてでないこともまた確かだった。

それは推しが持つためのグッズというよりも、どちらかと言えば推し活をしている人をターゲットにするためのもののようにも見える、

「この服、聖女だと思う人のに似てるね」

服。コスプレ用のものにも見える服。

それは描かれた聖女であろう少女の着ている物によく似ていて、聖女と同じ格好ができるというコスプレイヤーの喜びそうなものとなっていた。あまり、こういった物をファンが着ている印象はない。

いるにはいることも間違いないのだが、あまり一般的でないのも事実だろう。

「推しとおそろいの格好をしたいとかいう人もいるから、見たことないわけじゃないけど。そういうのって大概、グッズとして買うというよりも自作で楽しむことが多くない?明らかにこの中に入っていると違和感が凄いんだけど」

困ったような表情になる伊奈野。

あまり装備などのことは詳しくないが、あのヤベェ人が渡してきたものであるからただ似ているだけでなく性能も高いのだろうことは予想できた。おそらく、推しをイメージして作ったものが簡単に壊れるなど許せないタイプだろう。

伊奈野に着る気は今のところないが、一般的なプレイヤーであればもしかするともらってうれしい物なのではないかと思えた。

伊奈野も今のところ使う機会はないが邪魔になることはないだろう。あっても問題はなかった。

ただ、そうして反応に困るのは服だけではない。

邪魔にならないとはいえ、

「この本とか杖とか靴とか全部聖女コスプレ用なんだろうなぁ。こんなものあっても困るんだけど」

そういった物が大量にあると微妙な顔もしたくなる。

アイテムボックスの肥やしになるだけと考えればいいのかもしれないが、確実にただ形を模しただけのものとは思えないため期待してしまう部分があるのだ。何か便利な機能があるのではないか、と。

だからこそ、肥やしにしてしまうのは若干もったいないような気もしてしまうのである。

「とはいっても、その役に立つ方向性はたぶんゲームの攻略関係だから私には向かないんだろうけど…………それでも期待しちゃうのが人ってものだよね」

伊奈野とて、効果がついているだろうからと言って自身の役に立つとはあまり思っていない。

しかしそれはあくまで、あまり。全く思っていないわけでもないのだ。もしかしたら1つくらいは伊奈野の役に立つものがあるかもしれないし、この最後の追い込み期間にさらなる結果を出すことができるかもしれないと思うと、試してみても良いかという気持ちもわいてくるのだ。

「いや、でも、まずダンジョンの方にはサーバが違うからアイテムを持ってけないしなぁ。どうせ今後受験用に日本鯖使うことはないだろうし、こっちでしか使えない物の効果を確かめても意味ないか」

しかしそのためしたい気持ちもどうにか抑える。

黒い本など特殊な例もあることは確かだが、だからと言ってこれらのアイテムが他のサーバでも使える特殊なものだとは思えなかった。

ということで、

「よし!チェック終了!そんなに特級呪物はなかったから問題ないかな!」

これにて貰った物の確認は終了。

可能性として1番あると思っていたグッズだけという物よりは時間がかかったし精神的負担もあったが、思い描いていた最悪(例えばよく分からない招待券のようなものが入っていて行かなければ後が怖いなど)よりは断然マシである。

こうして一安心し、伊奈野はもらったものをアイテムボックスに入れる作業を始める

一応1つ1つ再度確認しながら入れていき、

「タペストリー問題なし。キーホルダー問題なし。タオル問題なし…………ん?何だろうこれ」

伊奈野の手が止まる。

順調に1つ1つ虚空に消えていっていたのだが、最後の方のものが少なくなり始めたあたりで伊奈野は何かを発見してしまった。

とは言っても、これは仕方のない事。貰ったものは異様に数が多かったし、チェック漏れがあってもおかしくないと思うのだ。

まだ見ていないグッズでもあるのかと思いながらそれを確認してみれば、

「これ、スキルスクロールとかじゃなかったっけ?」

グッズやコスプレ用具なんていう生易しい物ではなく、今度は完全にゲームで使うだろう物。実用性の高そうなものが出てきてしまったのだ。

スキルスクロールという何度か伊奈野も使ったことのある巻物であり、それは使用することでスキルを獲得できるというお手軽便利アイテムであった。

今までお詫びとしてもらっていたため伊奈野の中の認識では、

「これってもしかしなくてもかなり高い物なのでは?」

ということになっている。

実際その認識は間違いなく、以前店主さんの弟子からお詫びとしてもらったスクロールはそこそこいいお値段のする者だった(もちろん伊奈野の所持金から考えればはした金だが)。

ただ、全てのスキルスクロールが高い物かというとそんなことはない。

やはりスキルの効果や珍しさによってその値段はピンキリであり、それこそ初心者でもすぐに手に入るようなものも多い。

ということで今回のスキルスクロールもスキルの内容次第で金額も変わってくるわけだが、

「使って大丈夫なやつなのかな、これ。でも、使わせようと思って渡したなら獲得しないと獲得しないで向こうの怒りを買いそうな気も。いやでも、使わせて後からそれは自分で使う物だったってことで代金を請求してくる詐欺の可能性も…………」

様々な可能性が考えられるため、伊奈野はまず使用することをためらっていた。

そのまま悩み続けて一度勉強をはさんだ後にさらに悩んだ結果、

「お金で解決できるなら詐欺の方がまだましかな?使わずに怒りを買う方が怖いかも」

使う方向性にかじを切った。

スクロールを手に取り、少しのためらいを見せた後、

「あっ、ログをオンにしてなかった。さすがに中身くらいは見てないとだめだよね」

今のままでは獲得しても中身が分からないことを思い出しログをオンにした。

そして今度こそスクロールを使用して、

《スキル『遠隔献金』を獲得しました》

「…………私に献金しろと?」

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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