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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 478

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瑠季が活躍できたと喜んでいたわけだが、当時の邪神はそれを許してしまうだけ焦っていた。

まずダンジョンがあるサーバで骸さんが以前とは全く違う戦い方をして見せたことで大きな打撃を受けてしまい、日本サーバでは誰かさんによってなかなか倒せない本を投入されてしまった。これだけでも面倒だというのに、一時的にではあるが日本サーバのもう1つのフィールドでプレイヤーたちがMPを高速で回復できるようになったため魔法を乱射されるし、加えて邪神の使徒が計画にない行動までしだしたのだ。あまりにも頭が痛い状況なのである。

邪神の使徒の行動は街などに多少被害を出したことは間違いないのだが、それ以上に邪神としてはデメリットを大きく感じている。

何せ、黒い本の暴走を非常に弱いものにされてしまったのだから。少しずつ黒い本に力を溜めさせて、暴走させれば手が付けられないという段階でタイミングを見てやるつもりだったそれを、勝手に引き起こされてしまったのだから今後に大きく響いてしまう。

大事な時に、賢者の師匠なんて言う絶対に自由にさせてはいけない存在を閉じ込めておける手段が弱くなってしまうのだから。

そうして焦ってしまったからこそどこかで押し戻さなければならないと考え、手始めに1番楽そうな一時的にMP回復速度が増加しただけでその時にはすでに通常の状態に戻ってしまっていたフィールドで攻勢をかけた。かけてしまった。

結果として、

「食らいなさい。バトルマスター直伝のカウンターを次元斬でやってやりますわ~!!!」

隙を作ってしまい、大きなダメージを負ってしまうのである。邪神も、そしてこの様子を見ていた運営も、頭を抱えることになるのだった。巻き返せるという兆しが見え始めたところでそれがほとんど無に帰る結果となってしまったのだから。

「まだまだ行きますわよ!次元斬×10ですわ!!」

一度だけならば、まだ大ダメージだと思う程度に抑えられた。

しかしその後の連撃により大ダメージは致命傷へと変わっていく。もう少し前まで見えていた巻き返しの芽が完全についえたように思えるほど邪神は後退することとなったのだった。

だが、忘れてはいけない。

現在イベントには不幸の元凶がまだ現れていないということを。イベント中に緊急で対処しなければならない事態が起きたとしても、またログインしているだろうその最大の敵は事を起こしてはいないのだ。

「もう黒い本に問題は出してもらえないし、またいつも通り勉強を進めようかなぁ。いや、黒い本に出してもらった問題を考察してみるのも悪くないかな?」

伊奈野はログインするとすぐに勉強へと取り掛かっていた。

一度ログアウトする前までは黒い本に飲み込まれて中で問題を解いていたこともあり、現在はやることに事欠かない状況。出された問題を復習して新しい注目ポイントを見つけたり、過去問を解いていつも通り対策を組んでいったりしてもいい。

伊奈野は実に楽しげな様子で勉強を進めていく。

もちろん、その様子を黒い本は観察。

普段以上に勉強を楽しんでいる伊奈野とその作業の様子を記録していくのであった。

そんなことをして伊奈野と黒い本は時間を使って行って、

「休憩に入るけど、何かやることあったっけ?」

「じゃあ、外行こうよ!」

一旦休憩となったところで黒い本が伊奈野へと提案を行なった。伊奈野が何をするのか思いついていないという様子であったため、予定が決定する前に黒い本が素早く割り込んだ形だ。

黒い本はやりたいことがあるようで、まだ伊奈野もあまりやりたいことを考えるということすらできていないタイミングで口を挟まれたこともありいったんその話を聞くだけ聞いてみるかという気分になって、

「外って言っても、散歩するだけじゃないんだよね?」

「うん!さっき、ご主人様が途中で邪神の使徒を倒すことをやめちゃったから、せめて復興のお手伝いだけでもした方が良いんじゃないかな?って思って」

「なるほど?復興のお手伝いねぇ…………まだこっちにも人が多そうだけど、私たちが行ってまでやることあるかな?」

「きっとあるよ!」

聞いてみれば、どうやら黒い本は邪神の使徒に襲われて出た被害を確認し、その復興に協力したいという考えのようだ。

暴走するという事態も発生してしまったから仕方のない事だったとはいえ、まだ黒い本は途中で抜けてしまったことを恨まれているという可能性を恐れているわけだ。すでにプレイヤーたちには邪神の使徒からその事実が伝えられているため恨まれてなど全くないのだが、それも確認に行くことが難しかったため黒い本はまだ知らないのである。

ということで、復興に協力などして少しでも好感度を稼いでおきたいということが本音なわけだ。

そして同時に、伊奈野がミスをしてくれて自分とのつながりが発覚しないかという淡い期待もある。

そうすれば、自分だけでなく伊奈野にも恨みが分散されてくれるだろうという思いがあるわけだ。

そんな黒い本の気持ちを、できるだけ責められる要素をなくしたいんだろうくらいにしか思われず伊奈野は了承する。

「良いけど、どこならやれるとか知ってるわけ?」

「うぅん…………分かんないけど、とりあえず外に出てみたらわかるんじゃないかな!」

「適当過ぎない?良いけどさ」

何とも計画性のない話だが、それでも特に問題にはならないだろうと伊奈野は考えて黒い本と共に外へと出ていく。

当然外には人の目があるため黒い本は本の状態になるし、その状態の黒い本は知名度が高いということで伊奈野は少し離れた位置で歩いていく。あまり一緒に出掛けているようには見えない。

だが、やることは共有しているのだから向かう場所はあまり変わらない。

幸いなことにしばらく歩いていると周囲からどこで被害が出ているのかと言った情報は聞こえ始めて、

「西の方のがれき撤去手伝ってくれぇ!」

「イベントに参加できる人はイベント参加優先でお願いします!」

「水魔法が使える人は北の消火に協力してください!」

色々と問題が起きていることがわかる。

ただ、把握した情報の限りではあまり役に立てそうな場所は多くなさそう。ということでおのずと参加する場所は決まっていて、

「あれ?黒い本どこ行った?」

伊奈野は黒い本を見失っていた。

伊奈野としては間違いなく活躍できるだろう瓦礫の撤去作業へと参加することを決めたのだが、黒い本の姿がどこにもないのだ。行動を一緒にするのであれば間違いなくここだと思うわけだが、それでもいないのだから首をかしげることとなる。

ただ、だからと言って黒い本を探したりはせず、

「じゃあ適当に参加しようかな。軽い物なら『サイコキネシス』でこのくらいからでもどかせるでしょ」

撤去作業に当たることにした。黒い本の捜索に時間を使うとそちらで休憩時間を使い切ってしまいそうなのだから。

それでは、わざわざ外に出てきた意味がないだろう。

崩れたがれきの山から小さい物をいくつか『サイコキネシス』で取っては廃棄場所に移動させていくという非常に地味な作業を繰り返し、しっかりと復興に貢献をしていくのであった。

《称号『災害ボランティア』を獲得しました》

「お、おい!あれ!グリモワールじゃないか!」

「本当だ!大丈夫なのかグリモワール!」

「暴走はどうしたんだ!賢者の師匠はどうなったんだ!」

(わっ!?人がいっぱい集まって来ちゃった。ご主人様どこにいるか見つけられてないのに~)

どこかで起きているお祭り騒動にも気がつかないまま。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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