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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 49

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「はぁ~。食べた食べた。たくさん食べてリフレッシュできたし、ここからはまた勉強頑張るぞ~!」

イベントも終わり、伊奈野は晴れやかな気持ちのまま勉強へと取り組むことができた。

イベントが終了して各プレイヤーがフィールドに戻ってきたこともありサーバが混雑しだしたのだが伊奈野は特に気づくこともなく日本サーバのまま行動し、

「………………あれ?師匠来てる」

「今日来るとは思っていませんでしたね。教皇様もお呼びすべきでしょうか?」

「いや、伝えなくていいんじゃないかしら?今日は確か信者の子と会う予定だったでしょ?」

「そうですけど、来てるなら会いたいとおっしゃると思うのですが…………」

たまたま部屋にいた魔女さんと転移を確認して様子を見に来た司書さんに発見されていた。

2人はいつもの来るペースと違ったこともあり驚いているし、それに加えてうるさい人の姿も確認できない。うるさい人は用事があるようだった。

それはそれで良いとして、やってきた2人にとって1番問題だったのが、

「なんかこの間までとはまた雰囲気が変わってるわね」

「そうですね。数日前までは荒々しさがありましたが、今回は自然体で集中されていると言いますか……」

伊奈野の勉強中の雰囲気がまた変化しているのだ。

数日前まではスイパ○を目指してやる気が溢れかえったような集中だった。しかし今回はスイーツ食べ放題により気持ちが落ち着いている、穏やかな、それでいて途切れることのない集中力が発揮されているのだ。

当然集中しているので威圧感を発しているのだが、どこかそこには神々しさのようなものがあった。

それはもう、

《称号『人?』を獲得しました》

《スキル『陰陽1』を獲得しました》

というログが流れるくらいには。

そうして2人がやって来てからしばらく伊奈野は気づかず勉強する時間が続いたものの、

「あっ。こんにちは」

「こんにちは。師匠」

「今日はこんにちはなんですね?」

さすがに2時間は経たないうちに休憩となって気がついた。

そこから2人とは色々と話をしていたのだが、

「お嬢ちゃんがここにいるって聞いたんだけど、まだいるかい?」

部屋に懐かしさすら感じる声が聞こえてきた。

その声の主は、

「あっ。店主さん、お久しぶりです」

「久しぶりだねぇ。お得意様」

伊奈野のことをお得意様と呼ぶ露店の店主さん。

店主さんは基本的に露店でいる姿ばかり見ているので、こうして商売をしていない姿を見るのは会議に誘ってもらった時以来2回目だ。伊奈野にとっては非常に珍しい光景である。

「あははっ。お得意様って言われるほど最近行けてませんでしたが」

「良いんだよ。頻度が大事なわけではないからねぇ」

軽く雑談を交わす。

伊奈野もあまり買い物に行けていないのは悪いと思っているかというとあまりそんなこともないのだが、とりあえず口では謝っている。口で言うだけならタダなのだ。

「で、私がいるかどうかの確認をされてましたけど、何か私に御用でしょうか?」

「ん?ああ。なら本題に入ろうかね。実は私も弟子を取ってね」

「お弟子さんですか?すごいですね」

「クククッ。そうかい?ありがとね。で、その弟子がお嬢ちゃんに取引を持ち掛けたいとか言い出してね」

「そうなんですか?私に?」

伊奈野は自分のことを指さす。

店主さんははっきりとそれに頷いて答えた。伊奈野への商売の話があるらしい。

伊奈野としては自分が買いたいものも大してないし、売りたいものも大してない。そんな商売を持ち掛けられても困るというのが本音なのだが、

「ほら、あの寄生虫を封印したとかいう本があっただろう?」

「ん?ああ。ありますね『来て』」

「っ!?」

伊奈野が呼ぶと、いつものように手元へ現れる黒い本。さすがにそれには驚きが隠せないようで、店主さんも驚きで目を見開いた。

しかしすぐに平静を取り戻し、

「いやぁ~。噂には聞いていたけど本当にそこまでできるのかい………で、その弟子が言うにはそれを買い取りたいと言ってるんだよ」

「そうなんですか?これを?」

伊奈野は黒い本を見る。

厨二臭のするその本は、最近何かよく分からない能力まで見せてきてちょっと怖さもあるので、手放せるのなら手放したいという気持ちも伊奈野にはあった。

「とりあえずお嬢ちゃんの所持金の2倍出すって言ってるんだけど、どうだい?」

「ん~。そうですね。かまいませんよ」

「あぁ。そうだよねさすがに厳し………ん?良いのかい?」

「はい。かまいませんよ。この本でよければ」

伊奈野がうなずくとは思っていなかったようで、店主さんはまた驚愕した表情を見せる。

かなり珍しい事なのだが、伊奈野はそんなことを知らないので特に気にも留めず、

「ただ、条件が1つあるんですけど」

「条件?何だい?」

「そこの司書さんにお貸しする約束をしているので、週に何度かで良いので見せてあげてほしいというものです」

「ほぅ?まあ、ちょっと聞いてみるよ」

店主さんは少し待っていてほしいと伝え、誰かと連絡を取り合う。

それから1分もしないうちに、

「それでいいらしいよ。それじゃあ、お嬢ちゃんの所持金を言ってくれるかい?」

「あっはい。私の所持金は今……17億8710万4260Gです!」

「……………くくくっ。そういうことかい。少し連絡を取ってみるよ」

店主さんは笑う。伊奈野があっさりとうなずいた理由を理解したのだ。

いや、理解した気になったのだ。

実際は伊奈野が黒い本の厨二臭があまり好みではなかっただけなのだが、そんなことは誰も知らない。それよりも、

「……………あぁ~。すまないねぇ。弟子はそれだけのお金は持ってないみたいなんだよ。今回の話はなかったことにしてくれだとさ」

「うぇ!?」

伊奈野は驚愕する。

店主さんの弟子というくらいなのであれば商人のはず。いくら伊奈野が教科書で利益を上げているとはいっても、(知っている)収入源などそれくらいしかないのだ。

それよりも商人の持っている所持金が少ないというのは、わけが分からない。

「お詫びとしてランダムスキルを5つお嬢ちゃんに渡すだとさ。あと、次こそは必ず買えるくらい稼いで来るって言ってるよ」

「え、えぇぇ?」

伊奈野の心では困惑が渦巻く。それと共に落胆も感じていた。

この雰囲気では、もう少し安くしていいから売りたいなどとは言えない。そして、そんな絶対次こそはもっとお金を用意してくるから待ってろよ、みたいなことを言われると雰囲気を壊しにくい。

こうなると、

「た、楽しみにしてます」

甚だ遺憾ではあるものの、売らないという選択肢を取るしかなかった。

そして、その人が次に仕掛けてくるまでとりあえず他の所へ売ることもできないということもセットである。

「くくくっ。そうかい。それじゃあこれがスキルのスクロールだよ。開いたら勝手にスキルが獲得されるから、役に立つスキルでも獲得できることを祈ってるよ」

「あ、ああ。はい。ありがとうございます」

店主さんから渡されるスクロール5つ、

役に立つスキルなどと言われても伊奈野には欲しいスキルなどないのだが、この雰囲気では使わないわけにもいかない。

では使って獲得したスキルは、どう確認するのだろうか?

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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