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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 490

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「あぁ~、疲れましたわ~」

「おはよう瑠季ちゃん。お疲れ」

イベント2日目の朝。

眠そうな瑠季を伊奈野は発見し、近づいて話を聞いて行く。

昨日のイベントでは活躍できたという話は聞いていたが、活躍の後も色々と動き回っていたらしい。しばらく雑談をしているとそのあたりの詳しいことは瑠季が自分から話してくれて、

「私の大技でかなり後退させられはしましたが、その後も結構大変だったんですわよね。押せば押すほど向こうの攻撃も激しくなってきて、近づけない時間なども結構あったんですわ」

「へぇ。大変だね。じゃあ、すぐに押し戻してもまた戻って来ちゃったってこと?」

「完全にではありませんけど、3割くらいは私がいる間に戻されてしまいましたわ。なかなか辛かったですの」

活躍はできたが、その後は苦しい状況が続いたらしい。瑠季が相手をしている邪神も一筋縄ではいかないということらしい。ゲームとしてはラスボスに近い存在だろうからそれは仕方のない話でもあり、伊奈野も邪神の認識を改める。

決して、侮っていい相手ではないのだ。その配下といろいろあって侮りそうにはなってしまっているが。

「昨日は邪神の使徒が転移で逃げたりしてたからもう弱ってるんだと思っちゃったけど、そういうわけでもないのかな?」

「転移で逃げた?そんなことをしましたの!?…………それは勝てそうな気がしてしまいますけど、油断大敵と考えた方が良いかもしれませんわね。もちろん、邪神の使徒が転移で逃げるなんてとんでもない事態ではあるのですが」

「そうなの?」

伊奈野も邪神の認識について話そうとしたところ、最初の使徒の話から瑠季は激しく食いついてきた。どうやら邪神の使徒の転移というものに何かあるらしい。

伊奈野としては黒い本ができるのだから邪神の力を持っていれば転移なんてそう珍しい物でもないとは思ってしまうものの、実際のところはそうでもないようで、

「本当に使わせたのならばそれは快挙ですわ。邪神の使徒の転移は、無制限に行えるわけではありませんの。転移のための裂け目を作るアイテムを使用しなければいけないのですわ。そしてそのアイテムは使い切り。本当に転移をしたのであれば、アイテムを1つ削ったということになりますの」

「ふぅん?でも、使い切りのアイテムって言ったってまた購入とかすればいいだけなんじゃないの?邪神とかはそういうアイテムをいっぱい作れるんじゃない?」

「作れないことはないと思いますわよ?ただ、そのアイテムを街中に持ち込むということが非常に難易度の高い作業なのですわ。その1個はかなり頑張ってこっそり入れたものなのでしょうが、使わせてしまえば街中での緊急で使えるアイテムが減るということになるのですわ」

瑠季の話によると、そう簡単に人のいる場所へと持ち込めるアイテムではないらしい。だからこそそのアイテムを消費させた意味は大きいのだとか。

確かに、何か月もかけて計画を立てて何とか運び込んだアイテムをたった一度で消費させられてしまえば邪神陣営にとっては辛いだろう。

とはいえ、伊奈野にはあまりその重要性は分からないが。その運び込むことの難易度がよく分かっていないのだから。

だからこそあまりそこに関してはあまり大きく喜ぶこともなく、

「ああいうことをされたとき、瑠季ちゃんなら裂け目に入って行ったんだろうけど、私はさすがにそういうことをする勇気はなかったなぁ」

「裂け目に入る?…………いや、私でもさすがにそれはしませんわよ!?向こう側って、邪神の本拠地なんですのよ!?」

「そうなの?でも、そういうことならやたらめったらに攻撃しておけば本拠地に被害を与えられるわけだし良い事なんじゃないの?」

「いやぁ~。それをするとさすがにデスペナがひどいことになりそうですし難しいですわねぇ。言いたいことは分かりますけどね?」

間違いなく全体の事を考えれば裂け目を通って盛大に邪神の本拠地で破壊活動を行なうことは良い事である。それが1番陣営の勝利へとつながるだろう。

本拠地に何があるのかは把握していないが、貴重品やら何やらがあるはずだし、もしかすると邪神の力を強化する何かだってあるかもしれないのだから。それを破壊できれば間違いなく将来的に有利にはなるだろう。

しかしそれは、それができるプレイヤー程選択できないことでもあった。たとえそれで仲間たちが勝利に近づくとしても、自分の利益にはあまりならないのだから。デスペナルティなどの事を考えるとどうしてもメリットとデメリットが釣り合わないのである。

何か特別な特典などあれば話は別だが、どう考えたって認知できていないそれを期待してリスクを冒すことはできないのだ。

その絶妙な自分というものの欲を突きつけられた気がする瑠季は少しだけ何か考える部分を残しつつ、

「で、では、お嬢様は一体どうしたんですの?さすがに裂け目の中に入らなかったとはいえ、放置したわけではないのですわよね?」

話をそらした。これ以上この話を続けても自分が苦しくなるだけな気がしたので、伊奈野から話を聞くことにしたのだ。そうすれば、多少は楽になるだろうから。

「私は、遠隔攻撃できるスキルを使いつつ毒薬をを投げ入れたくらいしかしてないなぁ。一応、裂け目から戻ってくることが怖かったから閉じるまでは見てたよ」

「毒薬ですの?それは面白いですが…………なんだか昔賢者の師匠にやられたことを思い出しますわね」

瑠季の脳裏によみがえる、ひどいことになった思い出。イベントの際自分が活躍するのだとウキウキしながら参加したら先に活躍した賢者の師匠にすべてをかっさらわれた思い出があるのだ。その後挽回しようと頑張りはしたものの印象の強さを変えることはできず、歯がゆい思いをしたことは時までも忘れていない。

その影響もあって、毒薬というものにはあまりいい顔ができなかった。もちろん、伊奈野のその選択には良い物だとは理解しているが。

「しかし、遠距離攻撃に毒ですか…………私も少し、研究狂いと話をしてみてもいいかもしれませんわね?」

ただ、嫌なイメージはあるし良い顔だってしないもののそれはそれとして活用する方法があるのではないかとも思い始めた。せっかくなら今日のイベントに何か活かせるのではないかという風にも考えるのだ。

邪神にどの程度毒が聞くのかは分からないが、邪神が猛攻を仕掛けてきて攻撃ができない時に毒で持続してダメージを与え続けられるのは決して悪いことではないだろう。

「ただそれだと私が目立てませんが…………さすがに毒なんて地味ですし、私より目立つということはないですわよね。それくらいは我慢しましょうか」

「へぇ?毒は目立てないものなの?毒の霧とかすごい目を引くと思うけど」

「確か注目は集まるかもしれませんが、私の大技には及びませんわ。それに、毒々しい物が漂っているより高威力の派手な攻撃をする方が周囲のテンションも上がるでしょう?」

「そうかな?そうかも」

納得した伊奈野。

ただ、実際に瑠季の言う通りの結果になるかどうかは怪しいところであった。世の中そんなに甘くないのである。

彼女が毒を使わせようと考えた研究狂いは、彼女の天敵(?)である賢者の師匠をパートナーに持つ1人なのだから。とてもではないが、地味で終わるようなことはしてこないだろう。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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