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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 510

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邪神関連の物であるインクを使い勉強を始めた伊奈野。

当然ながらそんなものを使えばノートがまた変質して変なことになるわけだが、伊奈野が手を止める気配は見られなった。

状況から考えれば黒い本が取り込んだ邪神の攻撃を回避していた本と、黒い本の仲間みたいな存在が生まれそう。どう考えてもそれは手が付けられない厄介さを持っていそうなのだが、

「あんまり脅威に感じられないわね」

「そうですね。相性が悪い…………と言うわけではなさそうですね。単純に邪神の力があまりインクに入っていないのでしょうか?」

「ご主人様の勉強が終わってる頃には手が付けられなくなるかと思ったけど、今のところそうはならなさそうだね」

黒い本に取り込まれた本の事を考えれば、現状はかなり楽観的に見ることができると言える。

その時は途中で伊奈野のノートを交換しなければならないと考えるほどになってしまっていたため、今回とはかなり差があるのだ。

「…………」

「グリモワールも興味を示してないわね。自分にも影響がありそうなのに」

「終わったら取り込めばいい程度に考えているのでしょうか?全く自分の地位を脅かすなどとは思っていないようですね」

黒い本すら興味を示さない。

一応見てはいるが、それはあくまで急に何かが起こることを警戒しているというだけ。邪神の力があるにもかかわらずここまで興味を示さないのは異常とすら言える事だった。

もちろん、こうなってしまったことには理由がある。

そもそもインクとして使えている部分はほんの少しであるとか邪神の力が薄まっているとか。そういう理由はいつもあるのだ。

ただ1番の理由はそうした細かい物ではない。単純に、伊奈野の称号やスキルがダメージソースとなり始めてしまったのだ。

まず威圧がいつものことながら悪さをしており、ダメージソースとなっている。今までは基本的に相手が強かったため威圧がダメージまでは出さなかったが、今の相手程度であればダメージになってしまうのだ。そして、ダメージが出始めると最低保証系のスキルや称号で確実に相手側、つまり今回はノート側のHPを一定以上の割合で削っていくことが確定してしまう。

結果として、伊奈野が書いて力のかさましはしているのだが、それ以上の割合でゴリゴリと力を削られてしまっているのだ。

《ユニークスキル『触らぬ者すら傷ついて』を獲得しました》

「ん?なんだかあのノートの力が弱まってきていませんか?」

「そうね。さっきはじわじわ強くなってきているようだったけど、今度は逆に弱まってきている気がするわね」

「しかも、だんだん弱くなる割合が大きくなっているような?」

「…………ふむ。ぜんぜん分かんないね」

伊奈野がユニークスキルを獲得したことにより、さらにそのダメージが上昇。逆にノートの力は失われていき、元の状態に戻るような状態に近くなっていく。

しかもそれだけでなく、少しずつではあるがインクにすらその効果は及び始める。

瓶に入ったインクにある邪神の力がそもそも薄まってしまうことでさらにノートに与えられる力も小さくなってきてしまい、

「あら。もう何も感じないわ」

「浄化、と言うことでしょうか?」

「そんな生易しいようにも感じなかったけど?そもそも、聖属性をそこまで使っている風ではなかったし」

最終的には完全にそれらは無力化されてしまった。もう完全に通常のインクとノートに戻ってしまったのである。

そこまでされると黒い本も完全に興味がなくなったようで、いつも通りの動きを始めてしまった。

《スキル『浄化(強火)』を獲得しました》

《スキル『異物排除』を獲得しました》

《称号『残滓完全排除者』を獲得しました》

結局伊奈野が勉強をしている間に解決してしまったため、伊奈野がこのインクで何が起きたのかを知ることはなかった。

伊奈野がもし勉強後に何かしらのきっかけで思い出せばまた違ったのかもしれないが、

「そういえば師匠。さっきはわざとごまかして答えなかったことがあるんです」

「そうなんですか?」

魔女さん達から新しい話題を振られたことにより、もうそれに関して考えることは一切なくなる。

結局インクは伊奈野の力を底上げすることにしか使われないのであった。

では、そんな風に伊奈野に気づかせなくしてしまった新しい話題が何かというと、それは魔女さんたちがごまかしていたこと。

その話をしたことは伊奈野にとって重要ではなかった部分なんだが、

「邪神の本拠地につながるアイテム、実は大量に見つかっているんですよ」

「へぇ?それは…………良かったと言って良いんでしょうか?」

「街の防衛体制を考えればよくないですが、見つかったこと自体は悪くないですね」

「邪神側に使われることはありませんから」

「ということで、これはまだ計画の段階ですので内密な話と言うことにしてほしいのですが、実はそれを使って逆侵攻をかけようという話が出てきておりまして」

「おぉ。やるんですね」

「ええ。決行は2週間を過ぎたころになるかと」

邪神の使徒たちが持ち込んだ、本拠地へとつながる裂け目を作ることができるアイテム。それが大量に発見されたのだ。

その原因には邪神の使徒の裏切りと言った要素があるのだが、それは置いておいて大事なのはその使い方。ただ保管したり廃棄したりするのではなく、逆にこちら側が利用してしまえばいいのではないかと言う風に考えたのだ。

伊奈野が以前瑠季に提案したことを本格的に集団でやろうという話になったわけだ。

まだ一部の上位陣にしか話は回っていないが、全てのサーバにとって逆侵攻など初めての事である以上かなり重要なイベントになることは分かり切っている。

と言うことで魔女さん達としても今回ばかりは、

「師匠、参加してみませんか?」

「しないですね」

「もしかしたら使えるものを回収できるかもしれませんが」

「行かないです」

「…………そうですか」

伊奈野を連れていきたかったのだが、きっぱりと断られてしまう。

伊奈野には一切行く気がなかった。今回の場合は、たとえ少しメリットになることがあったとしても行く気はない。

「黒い本たちはどうする?」

「…………」

「参加ね。じゃあ、魔女さん。黒い本たちは行くみたいなので出来れば目にかけておいてもらえると」

「かしこまりました。できる限りは頑張ります」

伊奈野の代わりにはならないが、黒い本たちは参加するようである。

伊奈野に監視をお願いされた魔女さんは、死んだ魚のような眼をしながら頷いた。さすがに、先ほどの戦いのことを思い出すと自分で全て管理できるとは思えないようだ。

もちろん、伊奈野に頼まれた以上無理だとは言えないが。

こうして、この逆侵攻の話は終わり。

と普段ならばなるところなのだが、

「…………なんていう話があったんですよねぇ」

『ほぅ。逆侵攻。それは面白いのぅ。女神の癖になかなかやるではないか』

内密な話と言われたにもかかわらず伊奈野は早速この情報を漏洩させていた。

もちろん伊奈野とて考えなしにそんなことをしたわけではなく、上位存在さんはそもそも他と関わりがないため情報を渡したところで害はないと考えたうえでの行動だ。

とは言っても、話が外に漏れないからと言って上位存在さんにまで渡ってしまっていい情報だったかと言うのは微妙なところ。

前回のイベントで邪神の本拠地に攻撃をした事を考えると、上位存在さんがこの情報を利用して何かしでかさないとは考えにくい。

実際、その情報を得ると早速、

『本よ。妾とまた何かやるか?』

黒い本を何かの計画へと勧誘し始める。

どうやら悪いことを考えたらしい。

しかし、

「…………」

『ほぅ?やりたいことがある、と?邪神の本拠地じゃし妾も暴れたかったが…………そこまで言われたら止めるわけにはいかんのぅ。せいぜいうまくやるのじゃ』

これを黒い本は拒否。

どうやら、考えがあるのは上位存在さんだけではないらしい。

今回獲得したユニークスキルの効果もあまり詳しく書かれてはいませんが、これの獲得によって主人公は倒すまでに時間制限があるタイプのボスみたいになりました

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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