Switch Mode
I’ve removed the intrusive ads, and in exchange the free AI translation is only available for the first 50 chapters of each novel. Subscribe for just $1 to get unlimited access to the Translation Tool and the ability to customize the glossary.

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 511

Please login or register to translate this post.

久々に魔女さん達と話をした伊奈野は、学校もあるということで上位存在さんと軽く話をしてからログアウト。

そして、

「瑠季ちゃん。邪神の本拠地への逆侵攻には参加するの?」

「っ!?どうしてそれを!?」

また内密にと言われた情報を口にしていた。

伊奈野としては上位の方のプレイヤーである瑠季ならば当然知っているだろうと考えたの事だったが、かなり甘い判断と言わざるを得ない。

今回は幸いなことに瑠季も知っていたようだが、かなり驚かれてしまった。

「お嬢様がどこから情報を持ってくるのか分かりませんわ…………とりあえず、その質問に関してはYESと答えさせていただきますわ。色々と条件は整いましたし」

「ふぅん。前はデメリットが多いとか言ってたけど、今回は問題ないの?」

「それは分かりませんわ。正直ハイリスクだとは思いますの。ただ、イベントの関係上イベント全体が成功すれば報酬などの兼ね合いからデメリットもかなり薄くできるのではないかという計算ですわ」

「へぇ。良かったね」

以前伊奈野が質問したときには本拠地に攻め込むことはやりたくないと言っていたのだが、今回は事情が違うため良いらしい。それほどまでに今回のイベントは美味しいイベントのようだ。

1番大きなデメリットは邪神の本拠地でキルされた場合デスペナルティが重くなってしまうことだが、そのペナルティを加味してもイベントさえうまくいけば得られる称号やアイテムなどの報酬でかなり痛みは緩和できる。

キルされなければ莫大な利益を得られるし、キルされても少しの損失で抑えられるという風に考えれば参加しない理由がないのだ。ローリスクハイリターンな仕事なんて逃すわけにはいかないだろう。

ただしもちろん、

「イベントが失敗した場合だけは報酬のランクが大きく低下するでしょうし、デスペナルティがひどいことになりそうですけどね。とはいっても、そこまでは考えていられませんわ…………お嬢様もそんなことを聞いてきたということは参加されるご予定でして?」

「いや、全く」

「…………まあ、そうですわよね」

瑠季はリスクも理解したうえで挑むつもりのようだが、伊奈野はそこまで聞いても参加する気は一切ない。その反応はいつも通りのものであり、瑠季も返答の内容に驚くことはなかった。

その後学校へ行く間にも更にイベントの詳しい話を聞き、帰ってくるとそれらの情報を持ったままゲームへとログインするのだが、

「あれ?また日本サーバが空いてる?何かあったのかな?」

伊奈野が見てみると、日本サーバはまだ空いている様子。

午前中も空いていたことからアップデートでもしたのかと考えていたが、この時間まで空いているとなるとそれを本気で疑い出すことになる。

ただもちろん、少し前にも補足したがアップデートなど行なわれていない。

午前中のものはただただ前日のイベントでプレイヤーが疲れていたりした結果だ。

では今の状況もそれによるものかと問われるとさすがにそんなわけもなく。今回人が少ない理由は、次に行われるイベントが関連していた。

邪神の本拠地に攻め込むことになったのは、日本サーバだけではない。邪神の使徒が裏切ったのはすべてのサーバでの事であり、同時に関連アイテムを手に入れられたのもほぼすべてのサーバでのことだったのだ。

そのため、普段は日本サーバにいる一部の上位プレイヤーも本国サーバにそれぞれ戻ることになり、そこで邪神の討伐のための本格的な打ち合わせなどを行なっているのだ。

よって、海外プレイヤーの数が大きく減ったために日本サーバに参加しても問題ない水準となっていたのである。

「よく分かんないけどラッキー」

もちろん伊奈野はそんな内情など知らずやっぱりアップデートだと思いながらログインしていくわけだが、その影響はやはり出てくる。

日本サーバの一部が強化されれば、それはすなわち邪神陣営が受ける被害が大きくなる可能性が高くなるということ。また大きく荒れることになるというのは容易に予想できるのだった。

「それじゃあ転移するけど…………一旦上位存在さんの所に行こうかな」

普段ならすぐに図書館へと転移して勉強を始めるところなのだが、今回の伊奈野は違う。

まず向かう先は、上位存在さんのところだった。この流れは、おそらくしばらく続くことになるだろう。

なぜなら、

「すみません。またこの間使えなかったものを試してもらっていいですか?」

『む?もちろん構わぬが』

伊奈野が求めるものを上位存在さんは持っているからだ。

もしかすると自分の勉強時間の延長ができるかもしれないということになれば、伊奈野は何度だってその小さい可能性を追求していく。

アップデートが来たと勘違いしている伊奈野は、もう上位存在さんが使う時間加速倍率の上昇が使えるようになっているのではないかと期待してしまうのだ。

それこそ自分が知らないだけで小さいアップデートが起きているという可能性もあるし、しばらくはこの流れが続くことになるだろう。

それこそ伊奈野としては、

(なんで朝の段階で思いつかなかったんだろう。アップデートならこれを真っ先に思いつくべきなのに)

なんて考えているくらいである。

もちろんアップデートなんて来ていないため今まで通り未実装のお知らせが現れることになるが、伊奈野は諦めない。これから何度だって同じことを繰り返そうと決めるのであった。

更にそうして試してもらうと今度はまた武器を振ってその中で勉強をすることにして、

「あれ?今日は普段とは違う感じ?」

また勉強を始めていくことにする。

なのだが、さっそく伊奈野はここ最近と同じ動きができずにいた。

もちろん勉強ができないような状態ではないのだが(普段が常識的に考えて勉強のできる場所だとは言ってない)、いつもとは明らかに雰囲気が違うのだ。

普段なら何かしら属性が感じられる場所で敵と戦わされたりするわけだが、今回は明らかに違うという雰囲気を感じさせる。

なぜなら目の前にあるものが、

「迷路、だよね?」

公園などにありそうな、巨大な植物の迷路だったのだから。

周囲を見回してもそれ以外は特に何もなく、と言うか、そこ以外はいけないように壁があり、伊奈野は強制的に迷路へ行かされるのだろうと悟る。

しかも、この迷路はかなり巨大だ。後ろは兎も角横の壁はかなり距離があり、そこまで緑が続いているため迷路もまたその壁までの距離広がっているということが分かるのだ。

「これ、私は脱出できるのかな」

勉強場所としては何も悪くない。敵も襲ってこないし、自然(?)も感じられる素晴らしい場所だ。

ただ1つ問題なのは、脱出ができるか不明なこと。

伊奈野は休憩時間だけでこの迷路をどうにかできるものなのかと苦笑を浮かべることになるのだった。

ただ数秒それを見て悩んだ後、

「とりあえず、勉強してから考えよう」

一旦迷路の事を忘れて勉強へと移行することにした。

悩んでたって本命である勉強の時間が減るだけなのだ。考えることは、休憩時間にやればいい。

きっとそれで解決できるはずである。

もちろん、根拠は全くないが。

「ずっとこの迷路しかない区間に閉じ込められることになるとすると…………とっても勉強日和だね」

伊奈野は若干の現実逃避と共に、その手を激しく動かし始めるのだった。

ただ、忘れてはいけないがこうした試練には伊奈野だけが参加するのではない。他にも参加者が存在するのだ。

伊奈野が何もしないからと言って、ついてきた武器たちも何もしないかと言うのは別の話である。

新作「実家追放系ぬらりひょんは現代ダンジョンで百鬼夜行を夢見る」を投稿中です

こちらもぜひぜひよろしくお願いいたします!


I’ve removed the intrusive ads, and in exchange the free AI translation is only available for the first 50 chapters of each novel. Subscribe for just $1 to get unlimited access to the Translation Tool and the ability to customize the glossary.

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

Comment

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Options

not work with dark mode
Reset