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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 516

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通常の試練にはもはや苦戦などすることはない伊奈野。

自然に囲まれていようが増えすぎた武器たちによって容赦なくモンスターも前所有者も撃破され、伊奈野には触れることすらできない。当然地形などが特殊な場合はそれによる影響を伊奈野が受ける時もあるが、それ以外の場合ではもう何も問題はないのだ。

時間確保のためにあえて切るまではせずに氷漬けにしたままにしてくれたりもするし、闇により視界を奪ったり逆に光で目を潰したりと伊奈野が勉強するために必要な要素はすべてそろっている。

武器たちはまさしく素晴らしい伊奈野の助手となっていた。

この結果はさすがに伊奈野としても認めるものとなっており、

「遊んだりしてて良くない結果になることもあるけど、基本的に優秀だよね。できれば手放さないようにしておいた方が良いかも」

報酬の必要性なども感じていた。

犬っころに連れて行かせて遊ばせるなど色々と考えはしたのだが、それでも働きに見合ったものかと問われると微妙なところ。もう少ししっかりと報いて自分の手元から離れないようにしておきたいというのが現状の伊奈野の考えだった。

では、何か離れていかないようにするために対策がとれるかと問われると残念ながら何も思いつきはしない。

これで相手がモンスターだったりするのであれば伊奈野のお得意の魔法陣の付与により美味しくなったクッキーを渡せば解決できるのだが、相手が武器である以上食べ物は使えない。

「他に私に出せるものとかあったかな?しかも武器が喜ぶような物…………そもそも武器に自我があることが特殊なんだから、それを対象にした商品とかあんまり存在しないよね?」

色々と考えてみるが、良い策は思い浮かばない。

であれば、次に考えるべきは他人を頼るということ。

ただ、ここでもまた少し問題がある。

ゲーム中では基本的に武器たちがどこでもついてこようとするため、相談しているところを聞かれてしまう可能性があるのだ。それを聞かれた場合、伊奈野が武器たちを気遣う気持ちがあるということは伝わるだろう。好感度の上昇にもつながるかもしれない。

しかし、

「もし紹介されたアイテムとかがあまりにも高かったり、今の私のゲームの進行状況じゃ手に入れられなかったりする場合、それを与えられないとガッカリされる可能性があるよね?提案された物を聞かれてさらにそれを欲しいと思われてしまったら、逆に好感度の低下すらあり得るかも?」

迂闊にゲーム内での相談もできない。

犬っころと遊んでいる最中に相談をするなどの手を取ればどうにかなるかもしれないが、とりあえずいったんゲーム中でないところでの相談を優先することにした。

つまり、

「瑠季ちゃん。意思があるタイプの武器とかって、どうやったら好感度を稼げるかな?」

「はぇ?意思のある武器?そんなものが存在しまして?」

「私が何本か持ってるよ。結構優秀だから好感度を保っておきたいんだよねぇ。でも、瑠季ちゃんが知らないってことはそんなにメジャーなアイテムではないのかな?」

「当たり前ですわ。意志があるアイテムなんて、それこそグリモワールくらいしか聞いたことがありませんし…………いえ、そういえば最近もイベントでグリモワールとは別の意思がありそうなアイテムの話があった気もしますわね。もしかしたら、そういうものは最近出てきていたのかもしれませんわ。私があまり関わってこなかったというだけの可能性もあります」

トッププレイヤーの1人でもある使用人の瑠季。

伊奈野にとって最高のアドバイザーだ。

意思のある武器と言う伊奈野が何本も持っているようなものの存在は知らなかったようだが、それでも一緒に考えてはくれて、

「リビングアーマーなどのモンスターは、磨いてあげるなどメンテナンスによる好感度上昇が確認されておりますわね。そういった方向性が通用しないか試してみてはいかがでしょう」

「なるほど。メンテナンスね?確かに武器を磨くなんてしたことなかったから、やってみてもいいかもしれない。でも、そういうのってどうすればいいの?鍛冶師とかのプレイヤーに任せればいい感じ?」

「作成者が分かっているなら、鍛冶師を頼るのもありですわね。ただ、分からないのであれば砥石が無難だと思いますわ。スキルに関係なくアイテムさえあれば耐久値を平等に回復させてもらえる優れものですし」

「なるほど?」

砥石と言うアイテムを使用するやり方が1番楽なのではないかと言う話になった。

値段もそこまで高くはないらしく、一般的なプレイヤーは武器の維持にはそのくらいしか使うことはないらしい。

もちろん特殊な武器の場合は話が変わってくるのだが、逆に特殊であると変なことをした場合に良くないことが起きる可能性も高いため手を出しづらい。

と言うことで、伊奈野はまずそれを試してみて様子を見ることにした。

こんな時に頼る相手と言えばやはり、

「店主さん。砥石ありますか?」

「砥石かい?もちろんあるよ。どれが良いかねぇ」

伊奈野が唯一と言って良いほどのかかわりがある商人、店主さんだ。

瑠季に相談した翌日の朝話しかけに行くと、丁度店主さんは在庫などの整理をしていた様子で伊奈野にもすぐに対応してくれる。

当然のように店主さんは商品として砥石も扱っているようで、

「これなんてどうかい?1つ1万程するけど、質は良いよ」

「本当ですか。そしたらそれを…………100個くらいお願いします」

「クククッ。それはまた大量だねぇ。お買い上げありがとさん」

伊奈野の手元から100万が消え、100個の砥石が手に入る。

そんなにいるのかと言うような砥石の数だが、今すでに試練を突破して伊奈野に追従している武器だけでも10個近くなってきているため、このままさらに獲得を進めていけば数回全ての武器に使うだけでなくなってしまう計算だ。

これでもまだ足りないかもしれないほどである。

ただ、あまり買い過ぎると店主さんの手持ちの方に問題が出かねないためこのくらいで押さえておく(すでに買い過ぎ)。

そもそも使ってすらいないのだからこれの効果が本当にそこまであるのかと言うことを確かめる必要もあるのだ、

「それじゃあ、こっち来てくれる?それぞれ砥石使っていくから」

武器を一列に並べて、前から順番に砥石を使ってみる。

見た目はすでにかなりキレイなのだが、使ってみると意外なことにさらに輝きが増す。

長いこと放置されて最近も使われることが多いため、気づかなかっただけでそれなりに汚れていてしまったのかもしれないということに今さながら伊奈野は気がついた。

ただ逆に言うと、今回でそれが解消できたのである。

当然ながら武器たちはかなり喜んでいる様子。

《称号『少しの無駄も許さない』を獲得しました》

「意外とこれを使うのも良かったのかな?」

また活躍してくれた際などには使ってあげてもいいかもしれない。

伊奈野がそんなことを考えるくらいには武器たちの喜びようはすさまじかった。

そのまま砥石を売ってくれた店主さんに礼を言って立ち去ろうかと転移を始めようとしたところ、

「なんだそれはあああぁぁぁぁぁぁ!!!!」

「っ!?」

突然聞こえて来た声に思考を邪魔される。当然その転移も。

声は急速に伊奈野へと近づいてきて、

「ほらほら。落ちつきが足りないねぇ」

「ぬおっ!?」

伊奈野にぶつかるかと思った直後、目の前で転倒した。

見てみるとその足元にはロープが張ってあり、それに躓いたのだろうことが分かる。

そんなロープにも気づかず突進してくる人間など伊奈野の知る限りあまり多くはなく、

「何やってるんですか?コレクターさん」

基本的に砥石は武器の耐久値を回復させる代わりに耐久値の最大値を減少させます

しかし、高級な砥石はその減少幅が小さくなる、という設定です(モン●ンのシステムにとかをイメージしてもらえれば)

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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