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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 517

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コレクターさん。

それは伊奈野にダンジョンコアを渡し、とても長い間お世話になっている勉強用の空間を提供してくれた恩人であると同時に、珍しいアイテムに目がなさ過ぎて伊奈野に現行犯を抑えられたりしたとんでもなくヤベー人である。

そんなが突然現れたのだから、当然伊奈野は警戒している。

ついでに、以前コレクターさんと目があったにもかかわらず無視してログアウトをしてしまったことがあったためその件で何か言われないかという警戒もしていた。

ただ、

「なんだその武器たちは!素晴らしい!実に素晴らしい!!」

「キャラ変わってません?そんな感じでしたっけ?」

「そんなことはどうでもいい!この武器たちを譲ってくれぇ!!」

「え、えぇ?」

幸いなことではないのだろうが、今のコレクターさんは別の事に気を取られていて伊奈野の気にしている部分には触れてこない。

もちろん、それはそれで伊奈野にとって迷惑なことではあるのだが。

「全く。何をやってるんだいこの馬鹿たれ。もっと落ち着きを持ったらどうだい?」

「うるさいわい!落ち着いたくらいでこれが手に入るのならやってもいいが、そうでないなら落ち着く必要などあるものか!」

どうやら、コレクターさんは伊奈野の武器を欲している様子。

勉強場所の確保としての用途が今のところ強いためその後仲間にした武器が必要かと問われると微妙なところではあるのだが、譲りたいかと問われると伊奈野としても頷きにくい。

それらがいるお陰で最近は自分でほとんど働かずとも試練を突破できるようになっているわけだし、譲ることはあまりにもデメリットが多きすぎるようにも思うわけだ。

では伊奈野はそうでも肝心の武器たちはどうかと言うと、それぞれ反応は分かれていた。そう、それぞれ違ったことをしていて、

「ストップストップ。コレクターさんを始末しようとしないで」

それぞれ皆出せる能力を使い、コレクターさんに敵意をむき出しにするような形で見せつけていた。

伊奈野が急いで止めたが、それをしていなければ躊躇なく攻撃が出ていたことが読み取れてしまう。

伊奈野にはなぜそこまでの反応をするのかは分からないが、とりあえずコレクターさんが拒否されているということは理解できる。

もちろんそれを理解するのは伊奈野だけではない、

「くくくっ。お嬢ちゃん。愛されてるみたいだね~。ほら、あんたみたいな年寄りはお呼びじゃないってよ」

「年寄りなのは認めるが、お前には言われたくはないわい!…………しかし、思ったより頑固だな。もっと簡単に勧誘できると思っておったんだが。例のグリモワールなんかよりよほどつながりは薄いというのに」

「なんででしょうね?私も特に気に入られるようなことはしていないはずですけど」

砥石を使ったことが良かったのだろうか、なんて伊奈野は思いつつ不思議そうに武器たちを見る。

未だに武器たちは警戒を解いてはおらず、コレクターさんを威嚇し続けていた。

ただ、決してその警戒も間違いではない。

コレクターさんはコレクターさんで、まだあきらめてはいなかった。

黒い本の時にはなぜか潔く諦めていたコレクターさんだったが、今回はどうやら違うらしい。

「武器であれば、そちら1本につき50,いや、100本で買えそう。どうだ?」

「いや~、どうだって言われましても…………」

「100でもダメなのか?では150でどうだ?」

「数で押されても困るんですよねぇ。その150本の武器って、自分で勝手に行動してくれるんですか?こうやって勝手に属性っぽいのを出せたりします?」

「いや、さすがにそれは…………」

難しい、と言わざるを得ない。

コレクターさんにとってみればこうした自律型の武器は珍しい物であり、だからこそこうして求めているのだ。

伊奈野が対価として求めるものは必ずしも自立して動ける武器ではないのだが、それでもただの武器では不便になりかねない。

数が多くても『サイコキネシス』で操ることができる数は思考能力的にも限界があるし、属性的な能力の強さなどにも大きく差がある。どう考えても、伊奈野が武器を手放す代わりに手にするにしては、数が多いだけのただの武器では割に合わないのだ。

「では、スキルならどうだ?嬢ちゃんは少し前に『偽装』のスキルを求めておったよな?似たようなスキルなら与えられるが」

「そっちも今は困ってないですねぇ。隠したいようなことも特にないですし」

コレクターさんはこれでダメなのであればと、さらに手札を切ってくれる。

伊達に色々と集めていないため、引き出しは多いのだ。伊奈野が以前求めていたような類のスキルだっていくつも出してくることができる。

ただ、伊奈野としてはそんなものを今出されても困るとしか言いようがない。

もちろん不都合があるわけではないが、取得したとしても使う機会なんて訪れないように思うわけだ。今から戦い方(?)を変えて、そんな余計な知識を入れるなら、今のままにして新しく勉強関連の知識を詰め込んだ方が良いと思うわけである。

隠れなければいけない状態であるのなら、武器たちに対応を任せてしまった方がよほどいい。

「なら、防具の方を」

「動きづらそうなので結構です」

「であれば…………」

その後もコレクターさんからは様々な提案が行なわれるが、ことごとく伊奈野は首を横に振ってこたえる。

あまりにも今の伊奈野は、欲しているものが少ないから、こうなってしまうことも仕方ないだろう。

現状難しいことをさせられているのはコレクターさんの方なのだ。

「くぅぅ。嬢ちゃんもなかなか堅物だな」

「コレクターさんには言われたくないですね」

数分提案し続けても一向に伊奈野は首を縦に振らず、コレクターさんは苦々しそうな顔をする。

さすがにここまで食いついてこられると伊奈野もこれから面倒にならないかと思い始めるのだが、そこでここまでしばらく見守ることに徹してきた店主さんが口を開いて、

「なら、もっと武器の方にアピールすればいいじゃないかい。嬢ちゃんよりも、よほどそっちの武器の方が欲深いと思うよ」

「ん?そうか?最近の若いもんは欲深さが無生物にすら負けるのか…………」

「え?私、そこまで無欲っていうわけでもないんですけど」

「なら、欲しい物を言ってみんかい!用意してやるわい!」

「うぅん…………安定、でしょうか。できれば今のままを続けていきたいですね」

「かあああぁぁ!!!!これだから若いもんはぁぁ!!!!」

コレクターさんは、伊奈野にアプローチしてもダメだということを悟る。

そして、店主さんの言う通り伊奈野ではなく武器の方にアプローチをしなければならないということも。

《称号『無欲』を獲得しました》

「なら、こっちにも考えがある。その武器たちの心を奪ってやるとするかのぅ」

「は、はぁ。頑張ってくださいとしか言えませんが」

コレクターさんは一旦去っていく。

伊奈野は油断などできないと考えるわけだが、それから数日間その姿を見かけることは一瞬たりともなかった。

しかし、見かけなかったのは伊奈野だけ。

数日後に武器たちの前に現れたコレクターさんは、

「やはり嬢ちゃんはおらんようだなぁ…………お前たち。よぉく見ておれ。こちらに着けば、どれほど邪神にも渡り合えるのかということを見せてやるわい」

「「「「…………」」」」

邪神の本拠地への逆侵攻の際、自信満々な顔をしていた。

どうやら、伊奈野がこういった類のものには参加しないだろうということまで考えてこのタイミングを狙ってきたようだ。

なお、なぜ逆に伊奈野が参加しないにもかかわらず武器たちが参加することは分かったのかと言う部分に関しては謎だ。

ただ、とにかくそうしてコレクターさんがやってきて見せようとしたことは間違いない。

今回のコレクターさんは、それだけの準備をしてきたということなのである。

だからこそとてもすごい物が視ることは間違いないと思われるわけだが、

「…………なんか、数多くないか?」

「ああ。師匠が定期的に武器を増やしてるのよねぇ。私たちでは扱いきれないから少し困ってるわ」

その数が前回見た際より少し増えていることに驚愕していた。

どうやら、定期的に増えるものだということは分かっていなかったらしい。

この全てにアピールできるものを持ってきているかどうかという点は、少し怪しいところであった。

『無欲』の称号は『美徳』系と一部の大罪系のユニークスキルを持っていると追加効果が出るタイプの称号になります

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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