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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 518

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本来、運営は前回のイベントから数日もしないうちにアップデートを行なうつもりであった。

しかし、今回その予定を急遽変更。アップデートの日時を延期したのだ。

理由は単純で、プレイヤーたちが特大のイベントを自主企画(?)しているからである。

邪神の本拠地への逆侵攻なんていう特大イベントを開催予定であるというのにアップデートなんてものをしてしまえば準備時間が減ることになり、運営へかなりのクレームが来ることは容易に予想できた。

だからこそ今回は運営側はプレイヤーたちを邪魔しないようにアップデートを延期して、邪神の本拠地への逆侵攻が落ち着くまで待とうとしているのである。

ただ逆に言ってしまえばそれは、

「こちらまで逆侵攻とは…………本当に舐めた真似をしてくれる」

「一度運良くこちらに被害を出せたからと言って、こちらより強くなったなんて勘違いをされるのは癪ね」

「しかし、向こうから来てくれるのは丁度いい。どうせ全員強者ばかりなのでしょうし、始末できればもう向こうは何もできないはずです。邪神様のためにも、私たちが楽に向こうを侵略できるように調整しておきましょう」

「それがいいね~。ちょっと幹部も数が減ってきたし、ここでアピールできれば結構なリソースを私に割いてくれるかも?」

邪神陣営にもそれを感知できてしまうということだ。

と言うより、今回に関しては運営側が一方的に情報を送り付けて逆侵攻の具体的な日時や作戦まで伝えていた。これにより、完全に邪神陣営は逆侵攻を迎え撃つ準備ができてしまったのである。

計画していた英雄やプレイヤーたちとしては悟られないように情報統制などもシッカリ行っていたつもりではあったのだが、今回はそんなもの無駄だったのである。

もちろん、すでに邪神陣営にはプレイヤーなんて残っていないし誰も知る由はないのだが。

今回の運営側の動きが表に出ることはないだろう。

「…………さて、時間ですわね。皆様準備はよろしくて?」

「すでに万全だ」

「計画の実行は問題ないかと」

そんな邪神陣営や運営の事を全く知らないプレイヤーたちは、歯ぐきが見えてしまいそうな様子で実行の時間を待っていた。

ほとんどの英雄や準英雄もそれに参加する予定であり、邪神側にそれなりに大きな損害を与えられることは確定したようなものだった。

そして人員も集まり全員の緊張が大きくなりだしたところで、

「時間ですわ!突撃!!」

邪神陣営にいた元邪神の使徒にやって場所を伝えられていたアイテムを使用し、邪神陣営の本拠地につながるゲートを作り出す。

すでに計画をかなり練っているためその通りに全員動き出し、予定されていた面々が突入していく。

そこでまず理解することは、

「っ!?敵が待ち構えている。すでにこちらの計画は読まれていたか!!」

「内通者がいたか、それとも情報統制が上手くいかなかっただけか…………どちらにしろ、そううまくはいかないか」

「これを相手にするのは骨が折れそうだ」

邪神陣営が逆侵攻を把握していたこと。そして、そのための守りを固められていること。

想定より邪神陣営に被害を与えることは難しくなってしまうように思われた。

しかし、それでも今更引く気はない。

相応の代償を支払うことは覚悟しつつも、邪神陣営をとりあえず痛めつけられるだけ痛めつけようと決めていた通りに動き出すのだった。

「情報が正しければ、残っている敵は全員幹部級。数はあまり多くないらしいから、1人1人しっかりと対応していくぞ!」

「敵に大技を使わせるな!細かくで良いから攻撃をして妨害を続けろ!!」

「距離感に気をつけろ!デバフとか食らった場合にはすぐに伝えて戻ってこい!」

読まれていて待ち構えられていることは想定していなかったが、それでもその待ち構えていた者達と戦うための計画は立てている。

素早く指示を出せる人間が指示を出して、決められた計画通りに進むように指揮を執っていく。

さすがに待ち構えられていた関係上無傷とはいかないが、それでも数的有利を活かせば抑え込むことはできる。

ジワジワと着実に敵の動きを封じ、HPを削り、追い詰めていく。

待ち構えて準備をしていたとは言ってもできることには限りもあり、最初はどうにか拮抗以上に傾けることができていた邪神陣営もだんだんと押され始め焦りを感じ始めていた。

「くっ!英雄もここまで数がそろうと厄介だな!」

「英雄以外の雑兵も地味に能力が高い。うっとおしいな」

「来るな!こっち来るな!全員吹き飛んじまえ!!」

「慌てるな!確実に向こうの攻撃は妨害できている!まだまだこっちには人数の余裕もあるし、焦らずやれば勝てる相手だ!」

「幹部とは言ってもこの数をどうにかできるほどではない!あまり気負わず自分にできる最大限をやってくれ!!」

激しい戦闘。

しかし、このまま進めば邪神陣営が敗北することは目に見えていた。

これは邪神陣営も理解しているし、その影響で焦りも出始める。

そうなると余計に均衡は崩れて、邪神陣営の敗北の色はより濃くなりそうだった。

しかし、まだ油断するわけにもいかない。

まだ、1番面倒な相手が姿を現していないのだ。それをどうにもできずに勝利などと言う言葉は使えない。

「不気味だな。一体邪神はどこに隠れているんだ?」

「味方がこれだけ押されてるにも関わらずだんまりですか。何とも慎重と言うか…………邪神らしくないですね」

未だに誰も邪神の姿を目撃していない。

本拠地と言うくらいだし邪神がいることは間違いないように思うわけだが、そんな近くで暴れているにもかかわらず何もしてこないことは怪しいとしか思えない。

何か罠でもあるのではないかと考えて数人がその警戒に動き出し、戦闘が起きていない部分などの調査が始まっていく。

それ自体は決して悪いことではなさそうが、悪い事ではないからこそ予想されていた可能性もあり、

「っ!?急いで戻れるものは戻れ!難しい物は、聖女の結界の中に!何か来るぞ!!」

「急げ!大きな力を感じる!!」

いい具合に人が散らばったところで突然感じる攻撃の予兆。それは今までの戦闘の中で感じられたどれよりも圧倒的な大きさで、そして凶悪なものに感じられた。

これでもトッププレイヤーしか集まっていないため呼びかけへの反応は早く。皆急いで戻ろうとはする。

しかしそれでも通常の速さではどうにもならないように思われ、

「うおぉぉ!!!???これなら間に合いそう!?」

「何だこの靴!?移動速度の上がり方が尋常じゃないぞ!?」

「さ、流石は賢者の師匠からの配給品。さては、こういう事態を想定して渡してきたのか?」

ほとんど全員通常の速さなんて言うものを捨てていたため、何とか攻撃までに間に合わせることができた。

もちろんその速さには秘密がある。

皆が皆速度に特化しているわけでもなく、どちらかと言えばそれを捨てたようなプレイヤーも多いためレベルなどの話ではない。

では何かと言えば、それは日本サーバの英雄の1人である大商人が配った靴。それが違いを生み出していた。

今回の場合大事なことは大商人が配ったことではなく、配る靴を改造した大商人のパートナーであるプレイヤーの方。

ほとんどのプレイヤーが見たことすらない賢者の師匠なるプレイヤーが細工を施した靴であるからこそこうして多くのプレイヤーが支給されてから素直に装備をし、こうして多くが間に合うことに成功したのである。

皆がそれにより盛り上がる中、そうした光景を見た配給者である大商人は1人笑みを浮かべ、

「まさか『反射』を靴の裏に『設置』して爆発的な反発を生み出すなんてねぇ。一瞬の速度は確かに出るだろうけど今回必要かどうかは疑問だったのに…………こうも結果が出るのは予想外だよ」

自分も予想できなかったと素直に感心していた。

直後、強大な力にフィールド全体が包まれ、ロクな防御ができなかった者たちは瞬時に消し飛ばされていく。

なろうで面白そうな新しい企画が始まろうとしてる…………!

参加したくなってきました!


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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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