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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 519

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突然起きた大爆発。

それは逆侵攻にやってきたプレイヤーたちを大量に始末し、その後の隙だらけなところを幹部たちに攻撃させて勝利をもぎ取るための物…………なんてものではない。

「か、幹部が全員消えてる!?」

「どうやら、今の爆発は幹部にも通用した…………いえ。もしかすると、幹部の命を代償に引き起こされたものなのかもしれませんね。もう完全に、邪神は部下を切り捨てるつもりの様子」

「そこまでするほど無能な部下ではなかったはずですが…………いったい何があったというのやら」

幹部の命は、爆発を引き起こすために使われた。

確かにその爆発はすさまじくプレイヤーは何人も巻き込まれキルされたが、それは幹部たち、つまりNPCの命と釣り合うほどの被害かと問われるとそんなことはない。

どちらかと言えば、無駄に命を消費させたようにしか思えなかった。

確かに、日本サーバの大商人が配った靴の影響でプレイヤーたちの対応速度が速くなり被害は想定より少なかったのかもしれない。それさえなければもっと大勢のプレイヤーを巻き込めていたのかもしれない。

しかし、だとしてもあまりにも軽々しく部下の命を犠牲にしているように思える。

それは邪神の力がそれをすることを問題だと思わないほどに潤沢なのか、

「部下が信用できなかったか」

「世界を捨てて自分についてきた人間を信用しきれないとは、何とも哀れなものだな」

「何にしろ、幹部がいなくなったことはこちらとしても好都合。ここまで来たら、邪神との直接対決ができるということだろう!!」

攻めている側としては気になることが多くあるが、それでも今がチャンスであることは間違いない。敵が邪神以外いなくなった以上、ここで止まる理由もなかった。

ここまでの事をしたのだから邪神側も戦おうという気持ちがわいてきていることは間違いなく、先ほどまでは気配すら感じていなかった邪神本体が様々な力をふるってくる。

邪神の分体と思われる存在が次々と現れ、プレイヤーたちに向かってゆっくりと近づいてき始めた。

課と思えばどこからともなく黒い光線のようなものが放たれ、触れたプレイヤーをことごとく消し去っていく。

まさに、ここからが本番だというような状況。

「いや~焦ったわい。ここで幹部がいなくなって修了となってしまえば、アピールも何もできんからなぁ」

「蒐集家は結局そこなのね…………でも、アピールをするだけで安心したらダメじゃないかしら?こっちはこっちで、何か考えがあるみたいだし」

「グリモワール主導で何かしようとしているという雰囲気はありますよね。一体、どんな事態を引き起こすつもりなのやら」

脅威が目の前に現れたが、それで心が折れるような英雄や準英雄ではない。

コレクターさんは武器たちにアピールができると一安心しているし、魔女さんや司書さんなどはそこで安心して良いのかと薄い笑みを浮かべている。

本格的に攻撃をするのは、邪神だけではないということだ。

もちろんNPCだけでなくプレイヤーたちもここで結果を残すのだと意気込んでいる。

すでに一部では邪神の分体に数人のプレイヤーが攻撃を仕掛けているし、本格的な戦闘が始まっていた。

ということで、伊奈野の知り合いたちももう動こうという考えになるわけで、

「それじゃあ、さっそくアピールをするとしようか。よぉく見ておれよ?」

まず最初に動いたのはコレクターさん。

即座に、そのコレクションの一部を開放し始めた。

いくつかの水晶のようなものがその頭や肩の周囲に浮かび上がり、何やら世界観に合わない近代的な要素を感じさせる銃らしきものが腰の近くにセットされた。

もちろんそうした銃も見かけだけのものではなく、

「さぁ。食らうがいい。フルバーストぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」

コレクターさんはそのすべてのアイテムを使用し、まるで全身から攻撃を放っているのかと思うほどの物を邪神の分体にぶつけた。

当然分体側は防御しようとするが、そんなものは関係ないとばかりに攻撃はそれを飲み込み、ついでにその後方にいた数体の他の邪神の分体も巻き込んでそれらを消滅させた。

「フハハハハッ!どうだ!見たか!!」

圧倒的な火力を見せつけ、コレクターさんは高笑い。

さすがにこれらのアイテムにはクールタイムなどが設定されているためイベント中に同じことをもう一度ということは不可能だが、それでもこの一度だけでも十分すぎるほどの成果だろう。

コレクターさんとしては、今回の結果を見せて武器たちに自分の能力と言うものも見せられたと考えている。武器には限らないが、アイテムの力を引き出す能力を。

実際、誰でも使えば同じような結果を出せるアイテムではないし、コレクターさんのアイテムの使い方が上手いということは間違いはない。そして、武器たちに自分他の力をそれなりに引き出せるだろうと思わせることもできた。

しかし、それはそれ、これはこれだ。

見せつけられたからそれで黙るような武器たちではなく、

「ぬぅ。これはなかなか強烈な気配…………欲しいというのならばこれくらい超えて見せろと言うことか?」

武器たちが集まって何やら力をためだす。

その力はかなりのもので、脅威だと考えたのかすぐに邪神の分たちも大量に集まってきた(もちろんコレクターさんを脅威と認識して近づいてきた個体もいる)。

ただそれで怯えるような武器たちではなく、逆にそれをチャンスだと考えて、

「っ!?あなたたち!離れなさい!巻き込まれるわよ!!」

予兆を感じ取って魔女さんが周囲に呼びかけ避難をさせた直後、周囲は球場に発生した何かによってえぐり取られていった。

最初こそ武器たちの周囲にしかなかったそれだが、次第に大きくなっていき近づいてきていた邪神の分体を飲み込み消滅させる。

コレクターさんの時以上の被害を与えることに成功していた。

「ぐぬぬ。これは負けておられなんなぁ」

この結果を見て黙っていられないのがコレクターさん。

自分のアピールのためにもっと結果を出さなければならないと、完全にやる気のスイッチが入ってしまってアイテムの大放出が始まった。

邪神の分体はかなりの強さを持つにもかかわらず出し惜しみのないアイテムの使用によって消滅させられ崩壊させられ、数を減らしていく。

「どうだぁ!見たかぁ!!これでこちらに来れば自分の力を最大限発揮できることを…………ん?」

それによってアピールできていると考えてどんどん調子に乗っていくコレクターさん。

しかし、途中で気がついてしまった。

アイテムをこれ以上放出するとたとえ武器たちを手に入れられたとしても採算が合わなくなることに?

いや、違う。

自分と同じくらいの攻撃を放っている存在が現れ始めたことに、だ。

「お前にその武器はもったいない!」

「悪いが見過ごせんなぁ」

「その武器を手に入れるのは儂だぁぁぁ!!!!」

「ぐぬぬっ!おぬしら、同じ自分の物を奪おうとするのではない!!」

「同じ自分だから、だ!」

「自分の物なら無理矢理奪ったって何も問題はないからなぁ!」

攻撃の主は、別サーバのコレクターさん達。

同じ様に貴重なアイテムを集めたいという欲を持っているため武器たちに目を付け、手に入れるのは自分だとアピールを始めていく。

そして1人が派手にアピールすれば別の1人がもっとアピールをしなければとさらに敵を減らし、どんどんその攻撃は派手に過激になっていく。

アイテムはコレクターさんのブレーキを外してしまうのだ。

「と、とんでもないことになってるわね。助かるからいいんだけど」

「こんな場所でなければ使えないような危険物も多いですし、消費されてもそこまで痛くはないというのもいい点ですね」

普段は周囲の被害などの影響もあって使えないようなアイテムも邪神の本拠地だから問題ないとばかりに次々と使用されていく。

この戦いの後、もし邪神がどうにか勝利したとしてもまともに拠点を使うためにはかなり修復が必要になるだろうことが予想できる状態となっていた。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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