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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 529

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吸収されていく力の数々。

伊奈野の威圧まで吸収しているのだから、それは当然ながら土の栄養素も奪っているのではないかと思われた。もしかすると、生命力の低い植物などはそれすらも奪われているのではないかと考えることもできた。

そうなると、かなりまずいことになる。

栄養が無くなると当然植物を成長させられなくなるわけだし、そもそも植物自体の生命力を吸収されてしまえばその植物はもう死滅してしまう。

最悪、個々の植物が全滅しかねないようにも思えるわけだ。

「それはかなり良くない!僕の成長の機会が奪われるなんて!!ついでに、ご主人様のやってることが無駄になるなんて!」

伊奈野の事はついでだが、黒い本としてはやはりここまでの努力を無駄にしたくはなかった。

特に今まで集めてきたデータは成長につながっているため、ここで使えなくなったらこれ以上の成長ができなくなりかねないわけだ。

順調に進んで行けそうだったところでそれが頓挫してしまうなど、簡単に許せるものではないだろう。

さらに言えば、ここで植物の全滅してしまってもショックは受けるだろうがそれ以上に困る事態にもなりかねない。

特に危ういのが、この吸収がどこまで続くのかと言う部分。

黒い本が逆侵攻の時に使おうと考えていた魔法のように一定時間力を集める(魔法の場合は魂のようなものを集めている)というだけならいいが、もし時間の制限なく吸収するようであればこの場所自体が使用不可になりかねないのだ。

この土地は黒い本たちだけが使える場所であり様々な実験のできる場所であるため、手放すことなんて絶対にしたくない。

それは黒い本以外も同様に思っていることであり、

「できるか分からないけど、風を起こして反発させて!逆に風が吸収されそうなら、本当に吸収されたらマズそうなごく一部を抑えてくれればいいから!他は協力して土の方面を抑えて!」

「!!」

「!」

「!!!!!」

武器たちも自分たちの全力で攻撃していける場所がなくなることは問題だと考えて必死に動いている。

風を起こし、氷で縛り付け、どうしようもなくなれば吸収される前に炎で燃やす。

数体はどうにか吸収自体を止められないかと攻撃も試したりするが、それらはことごとく吸収されて全く攻撃が届いている様子はなかった。

なお、黒い本としては破壊されたら破壊されたでそれの事を解析できないため、吸収して良かったと少し安心したとかそんなこともないとか。

ただ、

「あ、あれ?なんか吸い込む力強くなってきてない!?」

「!?」

「!!」

「そうだよね。ちょっと僕たちまで吸い込まれそうになってるよね。全員一旦離れながら作業して!難しいと思うけど自分たちが吸い込まれるのが1番マズいから」

時間をかけ過ぎた影響と言い切れるかは不明だが、その吸収はより激しくなる。

辺りにある力だけでなく、黒い本や武器、更には地面の土をそのまま吸い取ろうとする現象が起き始めていた。

慌てて黒い本たちは回避するが、少しずつ下の方から土が吸収されていき手が付けられなくなり始めていることを悟る。

「土!土を抑えて!たぶん吸い込んだ力を吸収の力に変化させて強化してるはずだからこのまま土まで吸収されるともう全部吸い取る力になっちゃう」

まだどうにかできると黒い本は考えているようだが、どこまで頑張って対処していっても少しずつ事態は深刻になっていく。吸収の力は、恐ろしさを増していき、

『なんか、妾も吸収されるのを耐えるのが厳しくなり始めたんじゃが。どうなっておるんじゃ!?』

ついには対策をしていたはずの上位存在さんの通信にも影響が出始める。上位存在さんが対策を立てていたにもかかわらずそれを突破するのだが、それは相当な力であるということは間違いなかった。

逆に黒い本たちがここまで耐えられたということを凄いというべきなのも知れない。

『こうなれば、妾も抑え込むことに協力するのじゃ。そちらの状況があまりよく分からないから細かいことはできんが、大地の吸収に関しては制限できる。そちらに直接妾の力をつなげられたらもっと簡単に解決できるんじゃがなぁ』

「わっ、凄い制御のしやすさが変わった!これなら、別のところに労力を割けるかも」

上位存在さんはかなりの制限がある中どうにか最善を尽くそうと努力し、一部ではあるが吸収を食い止める。

特に大地の吸収をかなり抑えることができたため武器の一部の手が空き、他のところの対応が可能となった。

即座にそれらに黒い本は指示を出し、別の部分の対処をさせていく。

なお、ここまでのことが起きても伊奈野が気づくことはない。

吸収により体を引っ張られても気になる前に勝手に『魔力障壁』を出すことができるし、本のページだってサイコキネシスで無理やり自分の想い通りに動かせる。

何一つとして伊奈野の勉強には害が出ていなかった。

《スキル『吸引1』を獲得しました》

《スキル『固定1』を獲得しました》

《称号『無差別災害作成者』を獲得しました》

更にはスキルや称号を手に入れ、影響を少なくできる始末である。

まだまだ力が強くなっても、伊奈野の手を止めるには至らないだろう。威圧は吸収されているにしても、それを取られたからと言って伊奈野には何も影響がないわけであるのだから。

しかも、黒い本や上位存在さん達は吸収の成長を抑えているのだ。より伊奈野に影響が出るまでの時間は長くなる。

「ご主人様の勉強が終わるまでまだまだ時間があるし…………どうしよう」

『威圧以外の力の影響で一定以上まで力が及ばなくなっているか?これは助かる、と思って良いのじゃろうか?』

ここで何もしないことでサッサと伊奈野を動かすことができるのだが、そんな考えにはなることなくどうにか伊奈野の勉強が終わるまで耐えようという考えで動いてしまう。

ここで1番の問題は、そうした考えがどうにかではあるが実現できてしまったことだ。

上位存在さんや黒い本、そして武器たちの力により、ペースこそ加速していっているものの伊奈野に影響が出ない程度で抑えられていた。

そして伊奈野のスキルは鍛えられ、休憩に入ったころに、

「え?何が起こってるの?すごいことになってるんだけど」

早めに伊奈野に影響が出ていればもう少しましだっただろう状況が出来上がってしまっていた。

一部ではあるがすでに植えていた植物の一部が吸い込まれてしまっていて、黒い本たちもかなり追い込まれている。

かなり手が付けられなくなっているように見えた。

『む?終わったんじゃな?では、早めに対処をしてほしいのじゃ。いい加減、妾がそちらと会話をすることも難しくなってきておってな』

「え?対処ですか?これを、私が?」

『うむ。それができるのは今、お主くらいしかおらんじゃろう』

いや、できるわけない。

そんな言葉を、伊奈野は飲み込んだ。

実力で言えば伊奈野ができるか分からないというのは確かだが、まずここに来ることができる人間が伊奈野くらいしかいないということを思い出したのだ。

であれば、上位存在さんの言葉も否定することは難しい。

「とはいっても、あれが何かわかっていない状態で対処なんてできるとは思えないけど…………なんか微妙に私の体も引っ張られてるし、体勢を保ちづらいね。とりあえず『牽制魔弾』『繰り返し』」

伊奈野は手始めに『牽制魔弾』を打ち込んでみた。

しかしそれらはことごとく吸い込まれ、伊奈野もその様子を見ればさすがに効いていないだろうことは分かる。

「麻痺も効果ない感じかな?本当に、何が起きてるんだろう?」


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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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