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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 53

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前話のフレネミーですが、「友人のような敵」というわけではなく「仲間のフリをした敵」という意味で使っています。

あまり一般的ではないようですが、一応調べてみたところそういう意味で使えないわけではなさそうだったので。

「いやぁ~。助かりましたよ。まさか蒐集家がダンジョンコアを持っているとは」

「蒐集家も落ちたものだねぇ………まあ、この世からダンジョンコアを2つも潰せたんだから儲けものさ。教えてくれてありがとね。引き続き頼むよ、お得意様」

「あっ……………はい」

戻ってきた5人。

話を聞く限り、どうやらコレクターさんは捕まってしまったらしい、伊奈野もさすがに罪悪感を感じてしまう。

(そういうことの説明を一切してくれなかったとはいえ、ダンジョンコアくれた恩人ではあるからな~。別のサーバの人とはいえど、同じコレクターさんではあるんだろうし、心が………)

珍しくゲーム内で心が痛む伊奈野であった。

さすがにこのままではまずいと考え、

「一応悪いことはしてたんでしょうけど他の世界では恩人なので、謝りに行ってもいいですか?」

「ん?そうなのかい?まあ、問題はないとは思うけど………」

「そういうことなら面会の申請をしておきますね。恐らくすぐに許可が下りると思います」

「ありがとうございます。お願いします」

面会できるようにしてもらう。

とりあえず少し勉強をして時間をつぶした後面会時間を聞き、出発ギリギリまでまた勉強。そして、すぐに面会場所へ連れて行ってもらい、

「おぉ!あなたが噂のお方ですか!いやぁ~あなたのおかげでダンジョンコアを破壊できました!誠にありがとうございます!あなたはこの町の、いえ、この世界の恩人です!」

「は、はぁ」

「罪悪感があるのは分かりますが、どうぞ胸を張って誇って頂きたい!とても素晴らしいことをなされたのですから!!」

「あ、ありがとうございます……」

連れていかれた先ではまず、なんだか熱い男の人と話をさせられた。どうやらこの一帯の警備をまとめている人なのだそうなのだが、伊奈野の行動が素晴らしいと異様に褒めてくる。ただ、伊奈野はその言葉でより罪悪感と危機感を大きくした。

(悪いことしてる時に褒められるととてつもなく申し訳ない気持ちになるけど………まあ、バレなきゃ犯罪じゃないんだよ理論でセーフってことで)

どうにか気持ちをごまかそうとするが、それもなかなか難しい物だった。

《称号『警備隊長の恩人』を獲得しました》

その後数分熱い話に付き合わされた末にやっと、

「それではどうぞ面会を!私たちは外におりますので終わりましたらお声かけ下さい!!」

「あっ。はい。分かりました。ありがとうございます」

何故かはわからないが、面会には同席する警備の人などはいないらしい。

(普通弁護士とかとの面会くらいでしか監視が解かれることはないと思うんだけど………まあ、その辺の設定は適当なのかな?文明レベル的に、そういう犯罪者の収容面が発達してないって可能性もあるかも)

疑問はある。が、そういう思いは抱えつつも面会が始まり、

「………あの~ごめんなさい。私ダンジョンコアがそんな違法な物とは知らず言ってしまいまして」

「いや。かまわないぞ。別に2つ壊されたくらいであと他にも……んんっ、何でもない。それよりも若いの。良いの持ってるな」

「良いの、ですか?」

「ああ。その恰好を見るに、熟練魔法使いになっているな?熟練はなかなかいないから装備も珍しいんだ!ぜひその装備、売ってくれないか!!」

「え、えぇ?」

あまり伊奈野を責めているような様子はない。それは素直に良かったと思えることだ。

ただ予想外なことに、装備の方を求められてしまう。

(熟練っていうのはよく分からないけど、魔女さんと一緒にいたから職業に変な変化が起きてるのかな?………まあそれは良いとして、装備だよね。さすがに今着てる服はデータ上のものとは言え普段から着てるものだし渡したくないかな…………)

着ている服を渡すなどというのは乙女的にアウトだ、ちなみにその着ている服というのは、魔法使いチックな使い込まれたローブである。

「すいません。さすがに服を売るのは嫌なんですけど」

「ん~。なら、杖はどうだ?」

「杖ですか?そんなの持ってるんですかね?」

伊奈野のローブだが、昔は新品同様奇麗な物だった。

しかし伊奈野は気づいていないが熟練魔法使いという職業に変化するときにしわや汚れや色落ちが増え、装備が更新されている。

そんな装備の変更が知らないうちに起こっているのだから、当然のように他の装備でも、

「…………あっ。ありました。どうぞ」

「えっ?お、おう………」

アイテムボックスはアイテムの一覧を表示して探して取り出す。という取り出し方も当然できるのだが、これを出したいと明確なものをイメージすれば勝手にアイテムを出してくれる機能もある。おかげで伊奈野は特にアイテムの確認をすることなく、アイテムボックスからいつの間にか入っている杖を取り出した。

伊奈野にとって杖は必要のない物。

恐らく魔法使いとしてゲームを楽しむならメリットがあるのだろうが伊奈野にとってそんなことは一切関係ない。

躊躇することなく杖をコレクターさんへと差し出した。

「あ、ありがとよ。まさかそんな簡単にもらえるとは思ってなかった………」

「まあ、使ってないので」

「そ、そうかい。まあもらえるってならありがたくもらうけどよ………何か礼をしたいが、欲しい物はあるか?」

「いえ。特にないです………あっ。でも、少し能力の隠蔽とか偽装みたいなことができるものがあればほしいですね。できればアイテム以外で」

礼がもらえると言われても伊奈野は欲しいものなどない。と考えたのだが、よく考えてみれば伊奈野としてはダンジョンマスターであることを隠せるものが必要であることに気が付いた。

実際にダンジョンコアを持っているのは海外サーバの話なので、この日本サーバでもらってもアイテムは持っていけない。そのためそれ以外の手段を求めたわけである。

「ん~。アイテムの収集が基本なんだがな………ああ。でも、そういえばスクロールがあったか。確か2つあるのは……」

コレクターさんは自分の持ち物を探り始める。

(なんで捕まってる人がそんなに持ち物あるの!?ここの警備大丈夫!?ガバ過ぎじゃない?)

伊奈野は心の中で激しく突っ込みを入れるが、口には出さない。

それからすぐにコレクターさんは1つのスクロールを取り出し、

「おらよ。これ、『偽装』のスキルスクロールだ。やすっちいもんだから報酬としては微妙かもしれんが、今回はこれで勘弁してくれ。また欲しいものがあれば言ってくれれば渡すから」

「ありがとうございます。これだけでも私としては非常に満足なんですけどね」

伊奈野はすぐにスクロールを使用し、スキルを手に入れる。

それからしばらくコレクターさんにスキルの使い方を教えてもらった後、さすがに話も長くなってきたということで面会を終了ということにして、

「いろいろありがとうございました。あと、すみません」

「いやいや。こちらとしても助かったよ。ありがとな」

伊奈野は頭を下げ部屋から出ていく

いつものように気づいていないがログには、

《称号『蒐集家のお気に入り』を獲得しました》

というものが流れていた。伊奈野の心からは、罪悪感は完全になくなっている。

そんな彼女の背中へ、扉が閉まる瞬間、

「頑張れよ…………………ダンジョン経営」

小さく声がかけられた。

全ては見抜かれていた………

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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