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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 547

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禁忌の事やダンジョンの事。上位存在さんからはいろいろなことを教えてもらったのだが、そんな最中何故か突然伊奈野は思いつくことがあった。

それは逆に今までその発想を持たなかったことが不思議なくらいなのだが、

『相手の動きを遅くできるなら、逆の事をすれば自分の速度を向上させられたりとかしないんでしょうか?』

『ふむ。なるほど。処理速度を上げれば自分の周りの時間が早くなってくれないかと言うわけじゃな?確かに単純に考えればそれはできなくはないのじゃろうけど…………本気でできると思うてか?』

『それだけでは無理でしょうけど、工夫をすればワンチャンないかと』

時間の流れを遅くできるのだ。ならば、自分の周囲だけ加速させることも可能なのではないかと思ってしまった。

これができるのであれば上位存在さんの力を借りずとも自力で時間の加速ができるようになるかもしれない。

とはいえ上位存在さんが言うように課題も多い。

当然ながらただ軽くして処理をしやすくするというだけではゲームの仕様上加速することはないように思うわけだ。今までもサーバの混雑で速度が遅くなることはあっても、人が少ないから加速しますなんてことはなかったのだから。

ならば何かしら工夫が必要になることは考えておかなければならない。

では、その工夫の内容が何かという話なのだが、

『まずはどうして処理が遅くなるのか。その辺りの理解が必要になるでしょうか?』

『そうじゃな。この世界が何で出来ておって何がどう管理しておるのか。そういった知識が必要じゃろう』

本当のことを言ってしまえばただ運営が管理していて機械がシステムに従って処理しているだけなのだが、そういう話ではない。そういう部分をこのゲーム内でどういった風に設定付けをしているのか知れという事なわけだ。

こういった要素は人の好き嫌いが分かれる要素であり、プレイヤーによっては世界観についていけないなどと言い出しかねない要素である。伊奈野はここでそんなことをし始めてよいのかといぶかしむわけだが、運営としてはこれで悪くないと思っている。

そもそも、上位存在さんは兎も角として一般的に時間の加速度を変えられるような力を持つキャラクターはそう多くはない。一般の人間は、それこそ英雄であってもそうした知識を持たないものも多い。

そして、当然ながらそうした機能をすべてのプレイヤーに使って欲しいとも思っていないのだ。どう考えてもサーバにかかる負荷がより激しくなるそれを、わざわざ提供してあげる必要性など全くないのだから。

そもそも他のゲームはいまだにこうした時間の加速ができていないため、それ以上をこのゲームが供給する理由もない。

だからこそ、こうして時間加速に触れるためには人を選ぶようなジャンルの理解を求め、更にその内容も非常に難しくしてあるのだ。

『さわりの基礎知識部分は教えておこう。とはいっても量が多いから、今度グリモワールに知識を与えておくという形で良いか?』

『はい。それで構いません。ありがとうございます』

《称号『口にせずとも伝わる気持ち』を獲得しました》

伊奈野もこうした上位存在さんの口ぶりから難易度が高いことは容易に理解できた。

そして、自分に残された時間を使うとしても有意義に活用できない可能性が高い事も。

当然ながら勉強時間を捨てるつもりはないし、理解と解析に当てられる時間はせいぜい休憩時間の合計1日1時間と少し。これで必要なものを全て伊奈野が扱えるようになるとは思えない。

ゲーム側もどういう想定でそんな理屈まで作ってきたのか伊奈野は分からないが、それでも少し目を通すだけにとどめておくことが今は最適だと悟る。

だからこそ、予想外なこともある。

伊奈野では確かに暗記と解析で時間などあっと言う間に溶かしてしまっただろうが、

「ん?なんか消えてく…………?」

ダンジョンのあるサーバに行き、黒い本から上位存在さんから教えてもらったという内容を見せてもらうと伊奈野は本気で困惑することになった。

なぜならそこには、大量のわけの分からない問題の羅列があったのだから。そして、それが伊奈野には分からないと不満を言い軽く黒い本を叩いてみたところ大半が消えてしまったのだから。

残ったのは大量の数式、と言うより数学の問題らしきものとグラフ。

「な、なんですかそれ?」

『恐ろしいな。見ただけで頭が痛くなりそうだ』

骸さんや炎さんは視るだけでドン引きと言うような複雑そうな問題の数々。

しかし、伊奈野にはそれは難易度の高い物には見えない。確かに計算は大変そうであるし考える時間も必要そうではあるが、

「解けない物じゃないね。単純に数学の問題を解く感覚で良いんだよね?」

伊奈野もそれに何の意味があるのかまでは知らない。そもそもなぜそれだけが残ったのかも知らない。

しかし間違いなくそこには、伊奈野でも十分勉強として捉えることのできるような問題があった。

であるならばやることは1つ。ちょうど内容も自分がもう少し強化したいと思っていた分野を含む物であったため、

「解きますか」

解く。ただそれだけ。

それだけで、本来は難しいはずの作業が着々と進んでいく。

もちろんこれは通常のプレイヤーには不可能なことだ。本来であればこんな数学の問題としてこれを考えることはできない。

しかし、それでもそうなってくれるのはひとえに黒い本が記憶と理解と言う面において非常に優秀だからだ。今までにさんざん知識を吸収してきて身に着けた理解力と持つ知識の応用力。そして、伊奈野の認知していないスキルと称号の効果。複雑な問題をパワーでぶん殴ることで解決できてしまうという恐ろしい物によって伊奈野が本来解くことができないような問題の数々は消えたのだ。

そういったものを総動員することで、なぜか数学の問題風なものに必要な解析を減らし変更させることができてしまったのである。

なお、データの解析でいったいどういうところが活用されるのかと言えば、

「これは二項分布に従うと考えて良い?となると、データ量は膨大だから正規分布に近似できる?」

確率や平均値、分散。データの解析と言われると確かにと思うようなそういった内容の話になってくる。

ハッキリ言って伊奈野が今後入試を受けるにあたっては次にある者が二次試験である以上優先度が低くなる分野ではあるのだが、どうやら逆にその分野が出にくいという受験生側の思考を読んだうえで出してくる可能性があると考えての対策らしい。

深読みのし過ぎなような気もするが、解析作業がついでに勉強したい部分の補強になるのなら悪い事ではないだろう。あまりにも対策に対策を重ねすぎてこうなってしまったのだから、こうした冷却時間も必要なのかもしれない。

ちなみに、こうした伊奈野の問題を解く作業をしてもらうことで黒い本の側も助かっている。

確かに黒い本は分析も可能で伊奈野の勉強も観察していたため問題を頑張れば解くこともできるのだが、それでも伊奈野ほどの水準にはいないのだ。

まだ黒い本はそうして知識を活用して素早く問題を解くという事まではやりきれないのである。

黒い本の方が仕事量は多いが、それでも得意なことをそれぞれで分担して行なうことで順調に理解と解析は進んでいく。

「どれだけやらなきゃいけないものがあるのか分からないけど、このペースなら1週間で終わりそうじゃない?」

「…………」

「ああ。やっぱりそう思う?1週間で終わるならまだ時間があるし、残りにもっと勉強できる時間を作れるよね!」

なお、こうした伊奈野達の考えは特に間違ってはいない。

実際に1週間もすれば解析は終わり発動までこぎつける。

どこまでの強い効果が出せるのかとワクワクしながら結果を待つ伊奈野達の前に、

《申し訳ありません。この機能は現在未実装です。アップデートをお待ちください》

「結局これかぁ」

《称号『未実装への到達者』を獲得しました》

予想できた現実が突きつけられるのであった。

伊奈野としては、ただただアップデートを心から待つばかりである。


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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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