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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 55

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本日2話目

コレクターさんから『偽装』のスキルをもらった伊奈野。

その日は日本サーバも混んでいたので、さっそく海外サーバでダンジョン関連のことを隠そうと考えたのだが、

「あれ?結局私って何を隠せばいいんだろう………」

いつものようには壁へダンジョンを作った後、気が付く。自分が隠すものが明確に決まっていないということに。

ダンジョンを作っているのであれば入り口を隠したりするのかもしれないが、

「まだ準備段階だから入り口自体出現しないし、隠す必要もないよね」

そこにダンジョンを作ったことは、周囲からは分からない。そのためダンジョンの存在を隠すということは難しい。

であるならば、ダンジョンそのもの以外の要素を隠す必要があるのだが、

「ダンジョンコアを取り出すときに、コアが別のものに見えるようにする、とか?」

考え付くのはそれくらいだった。

伊奈野がダンジョンとつながっているとバレる可能性があるのは、思いつく限りダンジョンを作成する瞬間くらい。ダンジョンを作成するときに使うダンジョンコアを、別のものに変えれば完全に伊奈野がダンジョンとつながっていると思われなくなるのではないかと考えたわけだ。

というか、それ以外は何も考えつかなかったという言い方もできるのだが。

「何に変えれば良いかな?………あっ。そうだ。2冊も必要ないけど、あれでもいいかな」

伊奈野はダンジョンコアの見た目を変化させる。黒い本に。

厨二臭がするものを増やすなんて普段は絶対にしないような選択だと思うのだが、伊奈野の持ち物なんてそれくらいだ。

日本サーバで着ているローブも海外サーバに行くと消えることから職業に関連するアイテムもこのサーバの伊奈野は持たない。残っているアイテムなど、勉強用の本かダンジョンコアか黒い本くらいしかないのだ。

「売って欲しいとか言われたし、人によってはすごい価値を感じるんだよね?2冊持ってても価値がある物なら違和感はあんまりないはず」

本来は寄生虫という各サーバのイベントで1体しか出てこないものを閉じ込めた本なので2冊あると違和感しか感じないのだが、伊奈野はそんなことに気づかない。

満足げに、

「うん。そっくり。私じゃなかったら見分けられないね!」

などと口走っていた。

その後はそのそっくりな2つを並べておいて、大きくうなずいた後勉強を始める。

(厨二臭のするものの前で勉強って黒歴史ノートの3冊目書いてますみたいな雰囲気だけど、まあ人に見られないなら良いかな)

ダンジョンコアまで自分の下に転移してこないことを祈る伊奈野であった。

ちなみにダンジョンを作った後の伊奈野にもいろいろと変化が起きていて、

「DPで食べ物買えるんだ…………どうせ作り直せばポイントは戻ってくるし、ちょっと買っちゃおうかな」

イベントでゲーム内の食べ物も悪くないことに気づいた伊奈野。

ただ同然で食べ物を得られるということで、勉強の間の休憩時間に少しいくつか買って食べてみたりもした。

「ん~。まさに休憩って感じ~」

ゲームでの楽しみがひとつ増えた伊奈野であった。

当然残ったDPで買える食べ物というのはあまり豪華であったり大きかったりはしないのだが、逆にその方が伊奈野のモチベーションを維持するのにはちょうどいい。

あまりにも豪華なものを毎回食べていると、そちらに意識を奪われて勉強への集中力が下がってしまいかねないのだ。

「自分へのご褒美をこの頻度で渡すなら、ちょっとしたものの方が良いよねぇ~」

こうして安定して心への癒しを与えられるようになったことで、伊奈野の勉強はまた雰囲気が変わる。

周囲に人はいないが、黒い本だけがそれを確実に理解していた。

「スイーツダンジョンっていいかもしれない…………お前もお菓子になっちゃえ!みたいな感じで」

どこかのピンクの魔人みたいなことを言い出す伊奈野なのであった。

ちなみにそんなことを考える程度でしかないが、なぜか伊奈野はそうして食事をするごとに少しずつ能力値が上昇している。

気づかないが、確実に変化は起きていた。

「新しい楽しみも見つかったし、今日もとっても勉強日和だな~」

そんな落ち着いた日がまた数日続いた。

それから少し経った後、いつものように勉強をしていた伊奈野の耳へ、アナウンスが響く。

《ワールドアナウンスです。規定の日数が経過しました、『英雄たる所以』第2回イベント、『邪神の再来』が開催されることになります。詳細はホームページのイベント情報からご確認ください》

「んぉ?イベントがまたあるの?」

伊奈野が聞く2度目のワールドアナウンス。前回は日本サーバの英雄という存在が全員パートナーを得たということで流れたのだが、今回は単純に日数の経過によるものなようである。

「また寄生虫いるのかな?本の用意しとかないと」

今回のイベントは前回得た問題集の経験があるためかなり伊奈野も乗り気である、

彼女の新たな伝説が生まれる日も近い。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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