Switch Mode
Now you can use the translation tool for free for the first 200 chapters of each novel.

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 60

This post is one of the first 200 oldest posts in its category and is free to translate.
Balance: 0 coin


伊奈野としては魔法陣作成という新しい楽しみも見つかったことだし、しばらくはそれと共に勉強を頑張っていきたいと考えていた。

しかし、時間がそんなことは許してくれない。

「あっ。今日イベントなんだ。また寄生虫いるのかな?魔法陣も楽しいけど、やっぱり寄生虫がいるならそっち優先だよねぇ」

土日に伊奈野が確認してみると、日本サーバが空いていた。何となくそんな予感がしながら入ってみれば、やはりイベント発生中だった。

伊奈野の前には以前のように、参加の選択肢が出てきていた。

「まあ、当然YESなんだけど………先に本を出しとこう。次は争奪戦になるかもしれないからね!」

イベントに伊奈野が求めるものは、当然寄生虫。というか、それを本に入れることで作られる問題集だ。

もしかしたら他にも欲しがるプレイヤーがいるかもしれないので、伊奈野はすぐに対応できるように参加する前に自作の本を取り出しておく。

準備万端にして、

「よぉし!頑張るぞぉ!!」

それは戦いに関してなのか、それとも問題集を作って解くことに関してなのか、どちらにせよ彼女の気合は十分、

その姿が最初の街から消えた次の瞬間にはイベントフィールドへと移動しており、

「あれ?人が多い?」

転移してきた伊奈野の周りには、大量のプレイヤーが。

実はまだイベントも始まったばかりで、参加してくるプレイヤーも多いのだ。そしてそれと共に、

「あれ、何だろう?」

黒く大きい人型の何か。

それが、伊奈野の視界にはしっかりと入っていた。

前回のイベントでも本当は同じ存在がいたのだが、かなり遠い場所にいた。しかし今回は近い場所に来ていて伊奈野にも見えるところに来たというだけである。

ただそれを知らない伊奈野としては、

「あれ?寄生虫、いないかも……………もしかして今回って雑魚との戦闘じゃなくて、あの大きいのとの戦闘なの?だから雑魚が出てこない、とか」

前回もそうだったのだ。そうだったのだが、前回は多数の雑魚との戦闘だと思っていた伊奈野は見当違いに怒りを向けることとなる。

(私の寄生虫を返せぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!)

私のでも何でもないのだが、腹いせとばかりに彼女は、

「『牽制魔弾』」

1発。

司書さんから護身のためにという目的で渡されて一度勉強場所を攻撃された時に腹いせで使っただけのスキルではあるが、今回もまた腹いせに使われることとなった。

狙いは当然ボスっぽい雰囲気を出しているデカブツ。

「じゃあ、いないなら帰ろうかな。退出、っと」

魔弾を発射した後は、即座にイベントフィールドから退出する。寄生虫がいないのであればこれ以上ここにとどまっている理由もないのだ。

すぐに伊奈野の姿は消え、始まりの街へと戻っていく。

そんなことをしていたから、全く気付かなかった。

伊奈野の出した魔弾が、高く飛び上がりデカブツに攻撃しようとしていた何やら正義の勇者っぽい恰好をした人の背中に向かって行っていたことなど。

自分のスキルはボスっぽいのにあたっただろうと信じて疑わず伊奈野は勉強を再開することになる。

はずだったのだが?

「ん?あれって…………」

始まりの街に戻ってきた伊奈野は、図書館へと転移する前に人影を発見する。

それは、本来こんなところにはいないはずの人であり、

「コレクターさんじゃん」

コレクターさん。

別のサーバではダンジョンコアを譲ってくれた人であり、この日本サーバでは伊奈野が原因で逮捕されてしまった人でもある。少し伊奈野にとっては負い目がある相手なのだが、本来は捕まっていてシャバにはいないはずの人。

それなのになぜかコレクターさんは、自由に始まりの街の内部を歩き回っていた。

「くくくっ。ここの家のやつは堅物だったからな。こういう時にこっそりアイテムは頂いていくに限る。ただ貰っていくだけでは泥棒になるし、お代はこの辺に置いて行けば………」

伊奈野の耳にはなぜかそんな声が聞こえてきた。少し遠い場所にいるはずなのだが、なぜか声がはっきりと届いてきたのである。

困惑はするが、それよりも、

「つかまって正解だったんじゃない?とりあえず『牽制魔弾』」

伊奈野はそのあまりにもひどすぎるコレクターさんの様子に冷え切った目を向け、先ほども使ったばかりの魔弾を放った。

それも1発だけではなく今度は、

「確か『連射』のスキルを店主さんのお弟子さんから貰ってたよね?使っちゃお」

正確には店主さんの弟子がお詫びとしてくれたスキルスクロールから獲得したスキル、『連射』

それを使用したのだ。

1発1発は非常に弱い『牽制魔弾』ではあるのだが、『連射』されるとさすがに変わってくる。どこかの東の方の魔女が箒に乗って行なう幻想的な弾幕ゲーよりもひどい量の魔弾がコレクターさんに向かって飛んでいき、

「ぐわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!???????????????」

悲鳴が響き渡ることになった。

弱いとはいえ麻痺効果のある攻撃を何度も食らえばさすがに立つことは不可能になり、コレクターさんはその手に物色して手に入れたアイテムを持った状態で倒れる。

その姿に伊奈野は変わらず冷ややかな視線を向け続け、

「天誅」

とだけつぶやいて転移した。そのログには気づいていないが、

《スキル『無力化1』を獲得しました》

《称号『私人逮捕系』を獲得しました》

というものが流れていた。

そしてそんな伊奈野の頭からは、イベントで使ったスキルのことなどすっかり抜け落ちていた。

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

Comment

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Options

not work with dark mode
Reset