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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 61

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伊奈野がイベントに参加する前。プレイヤーやNPCが、邪神をもう一度打ち倒そうと集まっていた。

そんな中邪神が現れ、すぐに集まっていた面々は動き出す。

「後衛を守れぇぇ!しばらく前衛は防衛に徹しろ!」

騎士団長が指示を出し、邪神の繰り出す大技の波から大勢の身を守らせていた。

前回のイベントでは最初の方に繰り返された大技で多くの近づいていたプレイヤーがキルされていたため、戦い方を変えたのだ。その計画は上手くいっているようで、明らかにキルされる数が前回より少ない。

そして、前衛に守られながら発せられた矢や魔法の数々が邪神へダメージを与えていた。

前衛が防衛に徹し。後衛が攻撃を重ねる。そんな戦い方である。

しかし、ずっとそれを続けるわけではない。大魔術であるならば話は別だが、魔法の1つ1つはそこまでダメージが大きいわけではないのだ。前衛が囲んで殴った方が与えられるダメージはおそらく高い。

だからこそ、待っていた。その時を。

そして、

「敵の攻撃が緩んだぞ!今だぁぁぁ!!!!!」

一瞬、邪神の攻撃の手が緩む。いわゆる息切れを起こしたのだ。

広範囲への攻撃を繰り返していれば、さすがに途中で無理が来るのである。その瞬間にプレイヤーやNPCたちは動き出した。

まず最初に動くのが、

「また俺の剣が欲しくなったのか?欲しがりだな」

爽やかに笑みを浮かべながらそんなことを言ってのける勇者。

後衛の攻撃の手を止めさせ、真っ先に攻撃を仕掛けに行ったのだ。その姿からは、パートナーである切り込み隊長の影響が少なからず見えた。

駆けていき攻撃を仕掛けるというタイミングで跳び上がった勇者は、

「はあああぁぁぁ!…………ぐあぁぁ!!??」

突如として声を漏らす。

後衛の攻撃はすべて止んでいると考えていたため全く気付くことがなかったが、後から1発の魔弾が迫ってきていたのだ。麻痺効果もある魔弾であり、勇者の動きが一瞬だが止まる。

そんな突然の出来事に周囲は当然戸惑う。

が、

「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!やってやるよぉぉぉぉ!!!!!!」

「くたばれ勇者あああぁぁぁ!!!!」

「馬鹿め!油断したな!!」

一部の者達だけすぐに動き始めた。

一斉に魔法を放ち、勇者へ追い打ちをかける。その姿からは、間違いなく勇者への敵意が感じ取れた。

「な、何だ!?」

「何やってんのよあんたたち!」

周囲からのざわめき。

突然味方だと思っていたものたちから英雄に向けて攻撃が行われたのだから、戸惑うのも当然である。

そんな周囲の様子に満足げな笑みを浮かべ、

「くははっ!愚か者共め!」

「俺たちはお前たちの敵、邪神様の配下なんだよ!」

「邪神様にもらった力で、お前たちを殺してやるよおおおぉぉぉ!!!!!」

「なっ!?邪神の配下!?」

「そんな者達が………」

邪神の配下。勇者へ攻撃を仕掛けた者達はそう名乗った。

今まで聞いたこともなかったような存在であり、NPC含め驚愕するものがほとんど。

そんな彼らは余裕ありげに笑っていたのだが、

「イタタッ。まったく随分と手ひどくやってくれたね」

「…………チッ。さすがに勇者は殺しきれなかったか」

「あれだけやればくたばると思ったんだがな」

「ハハッ。あの程度じゃ勇者は殺せないよ。奇襲でもらった初撃以外はすべて防がせてもらった。というか、英雄だから死ぬわけないよね?」

魔法を大量に打ち込んだ場所から五体満足な勇者がやってくる。

全くと言って良いほど、魔法の効果が出ているようには見えなかった。本人が言うには、魔法をすべて斬ったらしい。

「ちっ。もう少し初撃は遅い方がよかっただろ。邪神に触れさせてからって計画だったよな?」

「ああ。その計画だったぞ。早過ぎて対応がごたついちまった。誰だよ最初に攻撃したの」

「俺じゃねぇぞ。俺よりもっと後ろのやつだった。誰だ?」

邪神の配下たちは攻撃タイミングをミスった初撃の主を探し始める。

しかし当然ながら、誰も名乗り出ることはしない。

それもそうだろう。なぜなら最初の攻撃は伊奈野が腹いせに邪神へ向けて放ったはずのものなのだから。

「………ふふふっ。そういうことなのね。愚か者はそっちだったみたいよ」

理解(?)した賢者は笑う、

本当に油断したのはどちらなのか、と。

「ど、どういうことだよ!」

「そのままの意味よ。最初の攻撃は、私の師匠のものよ。あなたたちをあぶりだし、勇者を邪神に触れさせないために放った、ね」

「「「「なっ!?」」」」

完全に予想外の存在が賢者の口から出てきたため、周囲は驚愕する。

ただ、その賢者に続くようにして、

「あれは私が読み友のために渡したスキルですからね。間違いないでしょう」

「「「「し、司書!?」」」」

司書が賢者の言葉を支持した。

これにより完全に賢者の師匠が誘い出したという認識が広まるとともに、

「司書は、準英雄枠ってことかよ」

「お、おい。じゃあもしかして狂信者の言ってた話って本当なんじゃねぇのか?」

「そ、それって賢者と大商人と教皇と司書に囲まれてるのを聖女が見たって話か?………マジかよ」

パートナーのことに関しても話が広がる。

ざわめきは大きくなっていくのだが、そんな中、

「賢者。君の師匠にこの後礼が言いたいな。紹介してくれないか?」

「ええ。かまわないわよ。いるかどうかは分からないけど、戻ったら案内するわ」

「そうか。ありがとう。さすがにあの邪神に触れていたらどうなるか分からないからね。止めてもらえて本当によかった」

勇者は自分を助けてくれたという賢者の師匠に感謝していた。

勇者が斬りかかろうとしていた邪神なのだが、良く調べてみるとそこに実体はなく、魔力の集合体であることが分かったのである。そしてその中に飛び込むと数多の呪いがかかるようになっていた。だからこそ邪神の手先は勇者が邪神に触れてから攻撃を仕掛けるつもりでいたのだ。

いくら勇者は英雄であり不死であると言えど、呪いがかかった状態でいつも通りに戦えるわけではない。

斬りかかる段階で止めてもらっていなければ、二度と前線には立てなかった可能性すらあるのだ。

「………チッ!勝手に終わらせてんじゃねぇぞ!こっちはまだ手が残ってるんだ!」

「確かにあんたの師匠は強いかもしれないが、こっちだってまだできることはあるんだよ!!」

勇者と賢者が話していることを聞き、邪神の手先たちは怒りを覚える。自分たちが無視されたとして。

しかし、

「あら。本気で先があると思っているのかしら?なんでここまで私たちが話をして、時間を稼いだのか分かっていないの?」

「「「「は?」」」」

賢者の問いかけに、邪神の配下たちは動きを止める。

そしてすぐに、自分たちへ何かが行われたことに気が付いた。

「ふふっ。これは師匠が作ってくれた魔法よ。範囲内で分子の運動が激しくなると同時に、あらゆる物体の状態が維持されるようになるのよ」

「え?そ、それってどういう意味だよ」

「そうねぇ。簡単に言うと水が高温になっていくけど、全く蒸発しない感じかしら?ただ、激しい運動が行われるから、この効果内にいるだけでいろいろなものの耐久値が削れるのよ。……まあ、その魔法が切れた時が本当の恐ろしさが現れる瞬間なんだけどね」

賢者はそう言って笑う。

当たり前だろう。それまで状態変化できないまま高温になったものが、魔法が切れた瞬間に状態変化することを許される。そうなれば間違いなく、

「あっ。そろそろ切れるわね。それじゃあ、さようなら」

賢者がそう口にした瞬間、魔法の効果範囲内が激しく燃え上がった。

一瞬にして、邪神の配下たちの姿が消え去る。

「さて、それじゃあ、あとは邪神の姿をしたあれを倒すだけね」

邪神の配下たちが消え去ったことを確認して笑みを深めた賢者は、その目を邪神の分体へとむけた。

触れたらいけないということが知られてしまった存在は、ネタが割れてしまえばただ気を付ければ勝てるだけの敵へとなり下がる。魔力だけで作られた存在に負ける道理はない。

イベントの終わりまで、問題なく対処していくことができるのであった。

その後、

「師匠~」

「師匠。いらっしゃいますか?」

「助けてもらった勇者だ。礼を言いたいのだが」

勇者を引き連れたいつものメンツが、図書館の個室へと入っていく。

しかし、

「あれ?いない」

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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