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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 70

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仕事は忙しいし親族は入院するし…………作者に時間をくれw

とある3人がイベントに参加している時。

伊奈野はと言うと、いつも通り勉強を行なっていた。しかも珍しいことに、日本サーバで。

「…………ん?師匠。それ新しい本ですか?」

「はい。そうですよ」

「あっ。そうなんですね!それも良ければもらえませんか!」

「アハハッ。すごい食いつきようですね。良いですけど、そんなに新しい知識とかいうのはないと思いますよ?」

伊奈野の手にあるのは、今までの本とはまた違った問題集。

今まで使っていた分厚い問題集もかなり解いてきたので、いったん新しい問題に触れようということで作ってきたのだ。これもまたそこそこの分厚さがある。

とりあえず渡す前に伊奈野は開くのだが、

「あれ?………持ってくるもの間違えました」

「え?そうなんですか?」

伊奈野が開いた本に書いてあるのは、問題ではなく用語のまとめ。かなり昔に作成した、定期テスト対策のためのものだったのだ。

受験問題ではあまり出てこない基礎的な知識がいろいろと書かれている。

「取りに帰りますね」

伊奈野は本来持ってくるつもりだった問題集をダウンロードするため、一度ゲームからログアウトしようとする。

しかし、

「ちょっと待ってください!!」

「ん?どうかしましたか魔女さん」

魔女さんによってその行動は止められた。

不思議そうにする伊奈野に、魔女さんは近づいてきて、

「その本!持って帰らずに私にください!!」

「え、えぇ?」

伊奈野は首をかしげる。こんな基礎しか書いていないような面白みもないような本をどうしてほしがるのか、と。

だが魔女さんの表情はかなり真剣であり、本当に求められていることは分かる。

そんな魔女さんの口から事情が語られ、

「実は師匠から教えていただいた知識を学会などに共有はしているんですけど、こういった細かい単語の定義をしっかりと決められていないんです」

「単語の定義、ですか?」

「はい。頂いた本に解説のある単語もありますが、かなり基礎的な単語は解説なく使われていますので」

「あぁ~………………なるほど。確かにそういった定義は本に書いてなかったですね」

学会などと言うのはややこしそうだから良くわからないが、伊奈野は自分の書いた本に単語の細かい定義などまでは書いてなかったことを思い出す。

そういう意味では、こういった基礎的な単語の意味などを答える定期テスト対策のデータも本を読むうえでは必要だろうと思えた。

「分かりました。じゃあ、他にも似たようなものがあるのでそっちも持ってきますね」

「本当ですか!お願いします!!」

伊奈野の定期テスト対策用にまとめたデータはいくつかある。それが求められていたのであれば渡すこともやぶさかではなかった。

そこまで時間のかかる作業でもないので、新しい問題集と一緒にダウンロードしてくることにする。

伊奈野は今度こそログアウトし、現実世界でデータのやり取りをしに行った。

その間、

「ふむ。面白いですね」

「師匠から教えてもらってはいたけど、こんなにしっかり定義づけされていたなんて知らなかったわ…………あっ。mって腕を伸ばした時の長さとかじゃないのね。光の長さをこんなに細かくしたもの…………」

司書さんと魔女さんは楽しく伊奈野の置いて行った本を読む。魔女さんは少し引っかかっていたところが解消できたし、司書さんも新しい知識が得られて満足げである。

ちなみにうるさい人だけはあまり関係ないので伊奈野から貰った宗教史の本をひたすら読み続けていた。

実は最近宗教関係の発達の基となった政治や文明などの方面にも手を出し始めていたりする。

それからゲームでは1時間もしないうちに、

「…………戻りました」

「あっ。おかえりなさい師匠」

伊奈野が戻ってくる。もちろん、いくつものデータを抱えてだ。

それを渡せば魔女さんと司書さんはおもちゃをもらったペットのように喜び、

「………………あれ?今日来てなかったっけ?」

「ああ。そういえば来てませんでしたね。司書も新しい本の方に夢中になっていましたし」

その間に、黒い本が転移してきた。伊奈野は今までどこにいたのかと首をかしげる。

が、そのあとすぐに、

「え?あっ!?」

「ちょっと!?取らないでもらえますか!?」

黒い本が飛んでいき、その存在に気づかずはしゃぐ2人の方へと向かって行く。

当然狙いは魔女さんでも司書さんでもなく、その手元にある新しい本だ。せっかく楽しんでいたというのに、黒い本はその数冊をすべて飲み込んでしまった。

2人の手元からは1冊も本がなくなる。

「し、師匠~!!!」

涙目で伊奈野の元までやってくる魔女さん。普段の大人な雰囲気はかなり消え去っており、おもちゃを取られた子供のような雰囲気である。

司書さんの方もそこまでではないが、同じ様に悲しげだった。

伊奈野はこめかみを押さえつつ、

「私に言われても困りますよ。私がやれと言ったわけでもないですし………まあ、何冊でも出せますからこれで我慢してください」

「はい!我慢します!!」

「………………すごい変わり身の早さ」

半笑いで伊奈野は魔女さん達を見つつ、新しい本を取り出す。

そんな横で本を奪い去った黒い本は、

「あぁ~。膨らんで…………ちょっとしぼみました?」

「そうですね。いったん全部取り込んだ後に、少しページを減らしたように見えました」

取り込んでページが増えるというのは分からないわけでもない。しかし、その後少しページ数を減らしたのはよく分からなかった。

伊奈野にはまだこの本の知らないところが多すぎるのである。

「不思議ですね」

「そうですねぇ~…………まあ、とりあえず私はこれを読ませてもらいますね!」

「あっ、どうぞ」

伊奈野の用意した本を持っていく魔女さん。

そして、

「司書!好きなの読んでいいわよ」

と司書さんへと呼びかける。

何冊もあるため、どれを読ませても残りを読めるので問題はないのだ。魔女さんはどれを読んでも楽しめる自信がある。

が、

「いえ、大丈夫です。私はこれを読めばいいので」

司書さんが見せるのは、一度目に出した本をすべて取り込んだ黒い本。取り込んだ部分が見られるようになったようで、わざわざ新しい本を読む必要はないと考えているらしい。

「ふ~ん。ならいいんだけど」

「1冊に全部まとめられるなんて、便利ですねぇ」

伊奈野と魔女さんはその様子に納得する。だからこそ気づかなかった。

彼女たちに見せられている表紙の裏。司書さんが見ているページには、伊奈野が書いたものとは全く関係のない文字が書かれていたことを。

『邪神の下へ行けば、禁書を読むことも可能である』

「………………………………ふむ」

感想で単語帳の話をもらったのでパク…………参考にさせていただきました!

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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