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I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It – Chapter 86

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ダンジョンから出た伊奈野、

すぐにログアウトするつもりだったのだが、

「ん?霧が薄くなってる?」

違和感を感じた、今まで霧が濃くほとんど周囲の状況など分からない場所だったのだが、少しだけ霧が薄くなっているように見えるのだ。

とはいっても、足元の周囲まで見えるようになったくらいでしかないのだが。

「何かあったのかな?」

伊奈野は原因などが分からないため首をかしげる。

ただ、そもそも原因などと言うものはたいして意味のないものだ。それよりも、

「っ!?」

伊奈野は視界にある霧の一部が動き、息をのむ。

明らかにそこに何かがいるような不自然な動きなのだが、そこには誰もいない。墓場であるから霊的な何かなのかと思うのだが、すぐにその記憶から別の予想が現れ、

(もしかして、邪神とかいうのの使徒?)

その可能性が高い。

骸さんがダンジョンにきた理由は邪神の使徒が墓場に来るようになったからであり、その邪神の使徒は不可視。

墓場にいることと不可視であることを合わせて考えるとその可能性が高いため、

「『牽制魔弾』」

「っ!?グワッ!?」

伊奈野の牽制魔弾が、その不自然な動きをする場所へと着弾する。声が聞こえてくるとともに崩れ落ちるような音が聞こえたので、おそらく命中していると思われた。

そこへ、

「『牽制魔弾』『連射』」

伊奈野はさらに弾幕を張る、

麻痺効果のためなのか相手の声すら聞こえないが、明らかにその着弾地点には霧ではない何かがあるため存在はしているのだろうと分かる。

(ただ、このスキルだけじゃ倒せないよねぇ。司書さん、このスキルのダメージはすごい低いって言ってたし)

伊奈野はそう考え、自身にこの目の前の存在を排除することは難しいのではないかと考えた。

が、

「あっ。そうだ『来て』」

伊奈野は自身の他の攻撃方法を思いつき、左手を開く。すると次の瞬間その近くへ次元のはざまのようなものが現れ、そこから黒い本が飛び出し伊奈野の手の中にすっぽりと収まる。

伊奈野は本日3度目となる本の振り上げを行ない、

「必殺!本の角アタ~ック☆!」

本の角アタックを倒れているであろう敵に向かって繰り出した。

特に『必殺』なんて名前のユニークスキルが発動することもないし、伊奈野自身に大した効果は出せないのだが、

「ん。見えるようになった」

伊奈野の目の前の邪神の使徒らしきその存在は、不可視化が解除された。ばっちり地面に倒れ伏す姿が見えるようになっている。

(やっぱり頼れるのは本の角アタックだよねぇ!本格的にゲーム始める時は、本で戦う前衛職かな!!)

伊奈野はそんなことを考えつつ、さらに追加で数発殴る。

そうするたびに少しずつ黒い本が何かを吸い取っているようにも見えたのだが、気にせず続けた。

ただ、伊奈野もログアウト時間が迫っているため長く続けることはできない。

そこでどうしたものかと考えているところで、

『手伝うぞ』

「あれ?骸さん。良いんですか?」

数体のアンデットが伊奈野の近くに現れ、さらに伊奈野の耳へ先ほどまで聞いていた声が聞こえてくる。

骸さんの配下らしいアンデットたちは、不可視化の解除されたプレイヤーをリンチし始める。まさに数の暴力だった。

『不可視化が解除されたのであれば余も配下で対応できる。ただ、不可視状態のものを見つけることは困難なのだが、其方は何か発見できる力を持っているのか?』

「あっ。別にそういうものはないんですよね。今回のはたまたまでして……………あっ、でも、ちょっと待ってください。もしかしたら使えるものがあるかもしれないです」

骸さんの言葉を受けて、発見できるかもしれない力を思いつく伊奈野。

それは、

「『エフェクト変更』」

エフェクト変更。

本来は未成年者への強い刺激を抑えるために作られたスキルであり、黒いものなどの表現をマイルドにするものだ。

だが、このエフェクト変更を好きなように変えられる伊奈野は、

「プレイヤーの霧の中を移動するときのエフェクトを設定して、それを派手な感じに設定すれば……」

伊奈野の瞳に映る光景に、一瞬で変化が起きる。

様々な地点で、うっすらとだがピンク色の光が出始めた。プレイヤーである邪神の使徒たちが墓地の霧の中を移動するときに光が出るように設定したのだ。

こうなれば発見も容易になり、

「『牽制魔弾』『連射』そして、本の角アタ~ック☆!」

伊奈野の牽制魔弾の連射による麻痺と、本の角アタックによる不可視の解除というコンボが決まる。

邪神の使徒たちも霧の中では視界があまりよくないようで、伊奈野の攻撃に全く気付くことも反応することもできずに麻痺させられ不可視化を解除され、アンデットに袋叩きにされるのだ。

「明らかにこの本、何か変化が起きてると思うんだけど……………まあ、今は考えないようにしよう」

あらかた不可視化を解除させて後をアンデットに任せた後、伊奈野は黒い本に何かがあることは感じた。

しかしログアウト時間が迫っているためそれ以上深く考えることもなく、伊奈野はログアウトしていくのであった。

『凄いのだがな』

「すごいんですけどね」

『「なんだ(ですか)あの本!?」』

『…………なぜ炎も知らんのだ』

「自分はあくまでもダンマスの補佐であって、ダンジョン外のことは知らないんですよ」

『そういうものなのか?しかし、あれほどの邪神の力を持つ存在を従えているのは予想外だった。ダンジョンマスターのことをなめていたか。認識を改めねばな…………』

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

I Became a Legend Just by Studying in a VR Game Without Even Trying to Beat It

VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった
Score 7.8
Status: Ongoing Type: Author: Artist: Released: 2023 Native Language: Japanese
Amidst the world’s excitement over full-dive VRMMOs brought by new technology, there appeared the figure of a girl joining in. However, she was greatly different from the many around her who sought to find enjoyment in this new world. “With this, I can study longer than everyone else!!” Yes. She was an exam student. One who cast herself into the terrifying place called entrance exam war, day by day shaving away mind and body as she tried to get ahead of others. What she sought from the new game was an increase of experienced time. In a full-dive VRMMO, where time was extended and one could spend three times as long inside the game compared to reality, she thought she could study for more hours than the other exam students. With such an aim, she began the seemingly contradictory action of studying with all her strength inside the game. And thus, just like that, she kept studying every day inside the game for the sake of passing her desired school… though for the most part this was realized, unforeseen events occurred one after another. NPCs who took interest in her study content. Players who came up with ideas similar to hers. Participation in events. And, waiting beyond, activities and successes she had never expected. Contrary to her simple wish of only wanting to study for exams, she would go on to create a legend inside the game.

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