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I Thought It Was My Second Life, But It Was Actually My Third!~I Will Challenge Unhappy History with Historical Knowledge and Domestic Efforts~ – Chapter 17

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今日は兄とともに、エストの街のゲルドさんの工房を訪ねている。

そういえばこの工房、以前と比べると、めちゃくちゃ広くなって人も増えてるよなぁ。

最初に水車の模型制作で通っていた頃と比べると、見習いを含めると人数だけは3倍になってるし。

ソリス男爵家から、正式に新型のエストールボウと改良版のクロスボウが大量発注され、工房は活気と怒号が入り混じっていた。

「これはこれは、坊ちゃん、わざわざのお越しありがとうございます」

元々厳しい顔のゲルドさんが、笑顔で此方に来る。

「皆、坊ちゃんがお越しになったぞ!」

ゲルドさんの一言で、全ての職人が手を止めて立ち上がり……

「チワーッス」

男くさい……ってか、ホント体育会系だ。

ゲルドさん、そんなに気を使ってもらうと、逆にこちらが気にします。

「今日はどういったご用件でしょうか?」

「あ、ちょっと生産状況の見学と、兄を工房に案内したり、それとちょっと思いついた事があって相談したくて」

「おい、カール、ちょっとこっちに来い! 大至急だぁ!」

兄への挨拶もそこそこに、ゲルドさんはカールさんを呼び出した。

「あ、いえ、皆さんの作業の空いてる時でいいんです。お仕事優先で」

「いやいや、水車の時も大変お世話になりましたし。そして今のこれも。全て坊ちゃんの発案で、私共は仕事を頂けてるんですから、気にしないでください」

いつの間にかこの工房ではVIP待遇になっていた。

何故かアンは上機嫌だ。誇らしい顔で俺を見ている。

別室に案内されてから、自分で描いた簡単な、図面と呼ぶにはあまりにお粗末な図面を広げた。

「ちょっとこんなものを作ってみたくて……

でも急ぎではありませんよ。今のエストールボウとクロスボウの制作は最優先でお願いします」

急ぎはしない、今の仕事を最優先して欲しいと、重々念押しした。

そして、もう一つのクロスボウについて説明し、今後の開発を打診した。

個人的に興味があった諸葛弩弓。

史実か後日の創作か、それは置いておき、中国の三国志演義の物語では、登場する天才軍師、諸葛孔明がそれまであった兵器を改良して製作、配備した弩弓を指していたと思う。

レバーを引くだけで、矢が自動装填され、絃を引き、発射まで行う連射型のクロスボウ。

これの連射性は半端ないし、仕組みもコンパウンドボウよりは、なんとなくだが覚えている。

何本も矢がセットされているマガジンが、レバーにより前後に動き、絃を引く動作で矢が装填され、レバーを引き切ると発射される。

三国志をテーマにした映画を見てて、大人気もなく自分も欲しくなったのを覚えている。

後日、それを真似て玩具の模型を自作している人の動画を見て、凄くワクワクした。

威力は劣ると思うが、マシンガンとまではいかないまでも、弓でも敵わない連射性を持ち、今後のために研究しておいて損はないと思っている。

あとは、個人的な趣味の部分もあるが……

図面と口頭の説明でなんとなく、ゲルドさんとカールさんのイメージがついたので、

・これも開発情報は秘匿すること

・開発は既存の発注をこなした後で

・既存の発注は納品スピードが最優先

これらを重々、繰り返し念を押した。

だって……職人さんたち、既に開発済商品の大量生産より、新しい商品の開発に目を輝かせているし。

早速取り掛かろうとしたので、慌てて止めたぐらいだ。

用件が終わったので、兄と二人で工房を見学した。

どうやら生産性、耐久性を高めるため、一部の部品は金属化されていた。

金属部品はパーツを鍛冶屋に発注し、工房で木の部品に組み込む。

木製部分も分業で対応し、大量生産ができるよう工夫されていた。

なんとか来年起こる国境での戦争には、最低限軍用のエストールボウは間に合うかな、そんな感じだった。

再来年の洪水までには、クロスボウもある程度数が揃いそうだ。

ちょっと安心して工房を後にした。

後日、先行量産品が完成、納品されたとき、ヴァイスさんの傭兵団にもしっかり配備されていた。

兄と俺のプレゼン後に、自ら父に面会して願い出ていたそうだ。

俺の提案を前提に、傭兵団が射撃訓練時の教官を務める事を条件に優先的に先行配備してもらったらしい。

大森林(魔境)に近い傭兵団の駐屯地、テイグーンでは日々魔物を相手に、より実践的な運用も行われており、使用状況のフィードバックもされている。

運用として、ヴァイスさんが父を通じて聞いた、3段射撃の訓練も傭兵団の中で行われているらしい。

提案したとおり、射手、装填手、中継ぎと役割を分担し、三人一組で、三人のうち射撃の上手い者を射手にして行っている。

一回で発射できる数は減るが、高い威力で連射可能なこの運用は、非常に使いどころも多いそうだ。

傭兵団では、正確性を維持しつつ、どれだけ短い時間で連射できるか、そんな事も取り組んでいる。

これなら、秋までにはなんとかなるか。

【前回の歴史】では、次の戦は辺境伯同士の局地戦、規模は決して大きくない。

でもソリス男爵軍は4割を失っている。

この人的ダメージは非常に大きい。

ただ今回は、ソリス男爵軍には敵の主力、鉄騎兵にも十分通じるエストールボウがある。

数を圧倒的に増やした弓箭兵(全兵士)も。

そして、人数は少ないながら、【前回の歴史】では常勝将軍と呼ばれた、ヴァイスさんが率いる双頭の鷹傭兵団も40名ほどいる。

あれ、そういえばいつの間にか、団員数増えてる。

以前は確か……30人だった筈だけど。

そして戦場では、ヒヨリミ子爵軍が崩れること、これも事前に分かった上で、用心して用兵を行えば、かなりマシに戦えるんじゃないかな?

ただ、昨今の様子でゴーマン子爵軍も、こちらの味方とは思えない懸念もあるので、不安要素を少しでも少なくするため、もう一手が欲しい。

そう考えていた。

そしてある日、兄の告白で始まった新たな一手、これは前回のエストールボウの件で叱られたこともあったので、予め父には相談、内諾を得てから、兄と二人でヴァイスさんの元を訪れた。

最近発現した、兄の固有スキルの効果的な運用について相談するためだ。

あくまでも初見殺し、ではあるが、切り札としてきっと役に立つはず!

I Thought It Was My Second Life, But It Was Actually My Third!~I Will Challenge Unhappy History with Historical Knowledge and Domestic Efforts~

I Thought It Was My Second Life, But It Was Actually My Third!~I Will Challenge Unhappy History with Historical Knowledge and Domestic Efforts~

2-Dome no jinsei, to omottara, jitsuwa 3-domedatta.~ Rekishi chishiki to naisei doryoku de fukōna rekishi no kaihen ni idomimasu ~, My Second Life... or So I Thought, but It's Actually My Third Life: Using My Knowledge of History and Domestic Policies to Change the Unfortunate History, 2度目の人生、と思ったら、実は3度目だった。~歴史知識と内政努力で不幸な歴史の改変に挑みます~
Score 7.4
Status: Ongoing Type: Author: Released: 2022 Native Language: Japanese
Born the second son of a baronial family plagued by misfortune, Takuhir became the head of the household at the age of 16 after successively losing his family to calamities. Desperately working on domestic affairs, but being an ordinary man, he was unable to prevent the continuing disasters or restore his domain. He was called incompetent and defeated by a neighboring country’s invasion at the age of 20. Pleading for the protection of his people in exchange for his own life, he awakened to magical skills at the moment of his execution and transferred himself to the past to redo everything. Returning to the time of his birth as the second son of the baronial family, he also regained the sad memories of his first life, living and dying as a Japanese person. Utilizing the historical knowledge gained in his second life in another world and the knowledge of modern Japan from his first life, he resolves to avoid disaster and save his family and companions in his third life. However, being still a child, he cannot achieve overwhelming power or sudden reversals. He starts with steady proposals for domestic reform, earns funds, increases his allies, develops the town, and gradually accumulates power. Can he change history and save his family? Is there a bright future in this world of redoing? The grand rebellion of an ordinary man, who has resolved to fight against a history that brings one disaster after another, now begins.

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