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I Thought It Was My Second Life, But It Was Actually My Third!~I Will Challenge Unhappy History with Historical Knowledge and Domestic Efforts~ – Chapter 24

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聞いた話では双頭の鷹傭兵団への報奨金について、父とヴァイス団長の間で、最初は少し揉めたそうだ。

ヴァイス団長いわく、今回の作戦は事前に俺(+兄)からの提案がベースであり、と逆に少し遠慮されたらしい。

「契約金以外の報奨にしては金額が多すぎます。彼らの功を奪うことはできない」

父が彼に対して行った説明、

「ダレクは既に王室より報奨を受けており、タクヒールには、別途褒美を用意する」

との言葉を受けてやっと全額を受け取って貰えたらしい。

その話を聞いて、ヴァイス団長の漢気に惚れ惚れした。

そして俺は今度、何が貰えるのだろうかと、楽しみになっていた。

そんな感じで過ごしていたある日、待ちかねた父から呼び出しがあった。

そこには、父と母、家宰のレイモンドさんに、兄が居た。

なんとか威厳を保とうとする父に、笑顔の母、レイモンドさんと兄はニヤニヤしていた。

「タクヒール、此度の戦において、其方の戦功、少なからずあったと認める」

「父上、光魔法の活用や地魔法の罠、エストールボウの発明と運用は、全部タクヒールがひとりで考えたものです。なので、少なからず…ではなく、むしろ戦功第一と考えますが……」

兄が追い込むと

「わかっておる!だが9歳の子供の戦功、そんな事大っぴらに言える訳もないであろうがっ!」

「それで、建前上は、少なからず…って事ですね」

あーあ、母にも追い込まれてるし。

「此度の功績により、タクヒールには金貨1500枚を、条件付きで与えるものとする」

条件付き?

「条件とは何ですか?」

俺が聞く前に兄が質問する。

「金貨500枚は、タクヒールが自由に使えるもの、残りの1000枚は予算として用意する。

今後、タクヒールの提案する内容について、我々の承認さえあれば使用可能だ」

それって……

『ナンカ、イマト、アマリカワリマセン?』

心の中でそう思った。

いや、せっかく貰えると決まったのだ、余計な口出しは止めておこう。

「ありがたく頂戴いたします」

俺は一礼した。

「所で……、以前に承認いただいた、今進めている堤防工事等の治水予算はこれと別ですよね?」

「あ、いや、それは……」

この商売人めっ!

それを目論んで1,500枚かよ!ちゃっかり、そこで回収する気満々やないかいっ!

俺の質問に父はちょっと動揺していた。

「貴方、それはそれ、これはこれですよね?」

母が父に笑顔で詰め寄っている、顔は笑っているが目が笑ってない。

これって……

絶対逆らっちゃダメな奴だ。

「も、も、もちろんだとも、これは新しい提案に対する予算……で良いんだよな? レイモンド」

おい、レイモンドさんにバトン振ったな!

「勿論でございます。これまでタクヒールさまのご提案は、何度となくソリス領を救って来ました。このような些細な金額では逆に心苦しい限りではありますが……」

華麗に一礼しながら切り返すとは、流石だ。

っていうか、父上、レイモンドさんからも嫌味言われてないかい?

そのような経緯で、当座の資金として金貨500枚と、1,000枚の予算を手に入れた。

前回の金貨50枚とは比べ物にならない金額だ。

改めて、これからやるべき(やりたい)事を考えた。

<やるべき事>

・来年の洪水対策

・兵力の底上げと、4年後の兄の戦没を回避

・7年後の疫病対策

・それ以降の対策を考え、準備すること

<進捗状況>

〇洪水対策

既に着々と進行済。できる準備はほぼ整う模様なので、洪水対策については、今の進行でできる事はやっていると思う。

〇兵力の底上げ

兵力の底上げについては、領民の戦力化を含め、強化できることはまだある。

一方で、たかが辺境の男爵程度ではできることに限りがある。

何かもっと効果的な対策が必要な気がする。

・改良型クロスボウの量産と射撃大会の実施や活用

・その他

兵器や今の戦術による優位性は、いずれ失われる。そして、より大きな戦力の相手には、今のままでは通じないだろう。

〇疫病対策

疫病対策については、正直まだ何も浮かんでいないので、全く未着手だ。

恐らくこれまで以上の大きな予算、人員、指揮命令権限が必要になるが、今の俺には全て足りない。

・分かっているのは、開拓地から広がること

・どんな病気か具体的な薬や治療法も全く不明

改めて思ったことは、

今までは両親等への提案だけで乗り切ってきたが、今後はそれでは足らない、いろんなことが。

必要なのは、自分の手足となってくれる人材の確保で、その人材を配下として雇用し、抱え込むための資金が必要なこと。

提案を自己完結できるレベルの、更に豊富な資金が。

考えてみるとこれまで、提案後はあくまでも他人任せ、他人の褌で相撲を取っているだけだった。

この先、それではきっと間に合わない。

これから3年は人材を集めることに専念しよう。

並行して小銭稼ぎも。守銭奴と言われても仕方ない。

そして人材とお金が集まれば、もっと大きな一手に移っていこうとそう考えた。

ひとつの街を自由に動かせる、それだけの人材と権限、資金力を手に入れるのだ。

今与えられた1,500枚の金貨はその呼び水として投資する。

その時、俺は改めてそう決意した。

ご覧いただきありがとうございます。

30話ぐらいまでは、ほぼ毎日投稿していく予定です。

ブックマークやいいね、評価をいただいた皆さま、ありがとうございます。

凄く嬉しいです。

これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

I Thought It Was My Second Life, But It Was Actually My Third!~I Will Challenge Unhappy History with Historical Knowledge and Domestic Efforts~

I Thought It Was My Second Life, But It Was Actually My Third!~I Will Challenge Unhappy History with Historical Knowledge and Domestic Efforts~

2-Dome no jinsei, to omottara, jitsuwa 3-domedatta.~ Rekishi chishiki to naisei doryoku de fukōna rekishi no kaihen ni idomimasu ~, My Second Life... or So I Thought, but It's Actually My Third Life: Using My Knowledge of History and Domestic Policies to Change the Unfortunate History, 2度目の人生、と思ったら、実は3度目だった。~歴史知識と内政努力で不幸な歴史の改変に挑みます~
Score 7.4
Status: Ongoing Type: Author: Released: 2022 Native Language: Japanese
Born the second son of a baronial family plagued by misfortune, Takuhir became the head of the household at the age of 16 after successively losing his family to calamities. Desperately working on domestic affairs, but being an ordinary man, he was unable to prevent the continuing disasters or restore his domain. He was called incompetent and defeated by a neighboring country’s invasion at the age of 20. Pleading for the protection of his people in exchange for his own life, he awakened to magical skills at the moment of his execution and transferred himself to the past to redo everything. Returning to the time of his birth as the second son of the baronial family, he also regained the sad memories of his first life, living and dying as a Japanese person. Utilizing the historical knowledge gained in his second life in another world and the knowledge of modern Japan from his first life, he resolves to avoid disaster and save his family and companions in his third life. However, being still a child, he cannot achieve overwhelming power or sudden reversals. He starts with steady proposals for domestic reform, earns funds, increases his allies, develops the town, and gradually accumulates power. Can he change history and save his family? Is there a bright future in this world of redoing? The grand rebellion of an ordinary man, who has resolved to fight against a history that brings one disaster after another, now begins.

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