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I Thought It Was My Second Life, But It Was Actually My Third!~I Will Challenge Unhappy History with Historical Knowledge and Domestic Efforts~ – Chapter 78

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七十一話より時系列が少し戻ってます。

また、場所もテイグーンからサザンゲートに移ります。

副題に時系列と場所を記載しておりますので、よろしくお願いします。

「皆の者、急遽の招集に応じてもらい感謝する。

これより敵軍に対し、攻勢に出るための再編成と、陣割を行う。先ずは儂の存念を皆に話したい」

各貴族軍の当主及び主要構成員が一堂に会していた。

「各位も既に承知の通り、一部の敵が戦場を迂回、キリアス子爵領とソリス男爵領に進軍を始めた。

だが心配には及ばぬ、両名とも事前に危機を予期し、この事への準備も怠りない。

ここに集まった各位は、目の前の戦闘に集中してもらいたい。キリアス卿、状況を!」

「はい、数的に優位だった敵軍は、その兵力を分散しました。これまで数に押されていた我々にとって、これは好機と言えます。

敵軍は初日の戦闘で3,000名の兵力を失っており、分散した兵力を除くと、現在我々と対峙している兵力はおよそ20,000名と推定されます」

「では、我々の18,000名とほぼ拮抗しますな。やっと出番が来たということですな」

今回、援軍として参加している伯爵が応じる。

「だが我々には圧倒的に不利な点があります。

数的にはほぼ同程度でも、戦闘集団としての戦力差が、隔たり過ぎていることです」

「我々の戦闘力にご不満があると申されるか!」

別の伯爵が激高しかけている。

「そうではござらん。敵にあって我々にないもの。

それは集団としてまとまった兵力です。その違いを言っておるのです」

実は前日の夜、父と兄、ヴァイス団長と俺の4人でハストブルグ辺境伯に意見具申を行った。

同席していたのは、キリアス子爵とゴーマン子爵だ。

今、両陣営の集団戦力を比較すると、危機的状況にある。

<第一皇子親衛軍>

鉄騎兵:3,000騎

騎兵 :2,000騎

歩兵 :3,000名

弓箭兵:4,000名

<ゴート辺境伯>

鉄騎兵: 500騎

騎兵 :1,000騎

歩兵 :2,000名

弓箭兵: 500名

この2集団だけ切り取っても、騎兵も歩兵も戦闘集団として突出している。

味方陣営で最大勢力の、ハストブルグ辺境伯でさえ、騎兵は1,200騎しかいないのだから。

サザンゲート殲滅戦で落ち目のゴート辺境伯でさえ、騎下には鉄騎兵を含め1,500騎の機動兵力がある。

この圧倒的不利な状況下でも、戦慣れしていない貴族軍はおそらく、合流(遅参)した汚名返上と、武勲獲得のため積極的に打って出るよう言って来るだろう。

そうなると、ハストブルグ辺境伯は砦を出て対陣せざるを得ない状況に、追い込まれる可能性もある。

それに対して、大胆な軍の再編成を実施する提案を行った。

「目下、一番脅威なのは、第一皇子が率いる親衛軍の鉄騎兵3,000騎と騎兵2,000だ。数でも我々を圧倒し、威力は計り知れない。

先日、それより遥かに少数の、ゴート辺境伯の軍に対し、身を以てそれを示した者も居るだろう」

ハストブルグ辺境伯が辺りを睥睨しながら言う。

「では、辺境伯は座してこのまま砦に立てこもり、敵をやり過ごせと仰せかっ」

先ほど激高した伯爵が声を上げた。

「では、同数の兵力を預けるから、この中で第一皇子の親衛軍に相対し、武勲を望む者はおるか?」

辺境伯の問いかけに誰も応えることがなかった。

先ほど激高した伯爵でさえも……

「これより、兵力の再編成を実施する!

それにより指揮系統を一本化、集団として対抗できる軍を作り上げ、しかる後に打って出る!」

一同は静まり返った。

<組織改編>

◯弓箭兵団

キリアス、ゴーマン両子爵、ソリス、コーネル両男爵、第二子弟騎士団の軍勢は弓箭兵団として合流。

◯貴族連合軍

援軍に駆けつけ、現存する約9,000名の貴族軍を4つの集団として、貴族連合軍として再編成する。

◯連合騎馬隊

貴族連合軍から、騎馬部隊を2,000騎を徴発、辺境伯の騎馬隊1,200騎と合流し連合騎馬軍とする。

徴発した騎兵に代わり、辺境伯の歩兵部隊2,000名は各貴族連合軍の指揮下に入る。

◯後衛部隊

ヒヨリミ子爵とクライツ、ボールト、ヘラルド3男爵の軍は、全軍が出陣した後の砦の防衛と、予備兵力として、味方の後衛を担う。

なお、砦の防衛部隊には、第一子弟騎士団も加える。

<編成後兵力>

連合騎馬軍:3,200騎

弓箭兵団 :3,100名

貴族連合軍:2,300名X2、2,200名X2

後衛部隊 :2,400名

この内容が発表された際、騎馬隊を徴発されることになる、貴族連合軍の多くは不満顔であった。

「なお、我が指揮下でも、騎馬隊が上げた武勲は、所属する貴族家の武勲とし、代わりに出した歩兵隊の上げた武勲も、配置した貴族連合軍のものとする」

これで、貴族連合軍は武勲の美味しい所取りだ。

「また戦勝時の論功行賞にて、総指揮官の得られる褒賞は、その半数を全貴族に、此度の出兵数の割合に応じて分配し、残りの半数は連合騎馬軍に参加した騎兵の数に応じ分割する」

「おおっ!」

多くの貴族が思わず声を上げた。

更に、これでは褒賞も美味しい所取りになる。

前回のサザンゲート殲滅戦では、ハストブルグ辺境伯は指揮官論功行賞で2万枚の金貨を王より下賜された。

今回、侵攻軍を撃退できれば、報奨はその比ではないだろう。

これが彼らの意思を賛成側に押し出す結果となった。

俺はこれを聞いてかなり焦った。昨夜の提案で……

「彼らを釣るにはそれなりに餌が必要です」

とは言ったが……

辺境伯は「任せろ」と笑って答えただけだった。

前回の例で換算すれば、辺境伯は本来2万枚の金貨が得られるところ、今回は、僅か5千枚になってしまう。

そして、伯爵クラスでは、武勲がなくても自動的に1,500枚~2,000枚の金貨が手に入ることになる。

これでいいのかなぁ……

そう思ったが、辺境伯も背に腹は代えられない。

今回の戦に対する辺境伯の覚悟が改めて伝わった。

「明日は日の出とともに砦を出立、サザンゲートの平原に陣を構え、敵軍を迎え撃つ」

「応っ!」

目先の報酬で貴族たちの士気はすこぶる高い。

明日の陣割も反対する者なく、すんなり確定した。

<左翼>     <中央>     <右翼>

騎騎騎騎騎騎騎騎

④④④①①①① ===防壁=== ②②②②③③③

④④ ①① =弓弓弓弓弓弓弓弓= ②② ③③

<左翼>

①④ 貴族連合軍第一軍、第四軍  4,500名

<右翼>

②③ 貴族連合軍第二軍、第三軍  4,500名

<中央>

前衛:連合騎馬軍        3,200騎

後衛:弓箭兵団         3,100名

各貴族連合軍は、4名の伯爵がそれぞれ指揮官となり、その騎下→麾下につく子爵、男爵たちが割り振られた。

その中で各伯爵が主導となり部隊を再編成し、それぞれ集団を作っている。

連合騎馬軍は、ハストブルグ辺境伯が直接指揮し、弓箭兵団は、キリアス子爵が指揮する予定だった。

「なお、弓箭兵団については、兵団の運用に一日の長がある、ソリス男爵に指揮を執ってもらう」

いや……良いんですかっ?

キリアス子爵やコーネル男爵はともかく、ゴーマン子爵は?

あれ? ゴーマン子爵も満足そうに頷いてるし……

「では、これより各隊は準備に掛かれっ! 各部隊内での連携など、事前に詰めておくように!」

辺境伯の言葉で軍議は散開した。

弓箭兵団はキリアス子爵の呼び掛けで、その後も夜遅くまで配置や作戦、伝達手段など、詳細な打ち合わせが行われた。

俺からは、風魔法士の運用、攻撃方法の伝達手段や、騎馬隊(ヴァイス団長)との連携を説明した。

因みに、ヴァイス団長と傭兵団の一部、兄ダレク(及びクランと直属騎兵)は、連合騎馬軍に配属されている。

次の戦いで弓箭兵がいかに活躍できるか、これは2人の力に掛かっているといっても過言ではなかった。

ご覧いただきありがとうございます。

ブックマークやいいね、評価をいただいた皆さま、本当にありがとうございます。

凄く嬉しいです。毎回励みになります。

また誤字のご指摘もありがとうございます。

こちらでの御礼で失礼いたします。

これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

<追記>

七十話~まで毎日投稿が継続できました。

このまま年内は継続投稿を目指して頑張りたいと思います。

日頃の応援や評価いただいたお陰と感謝しています。

今後も感謝の気持ちを忘れずに、投稿頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。

I Thought It Was My Second Life, But It Was Actually My Third!~I Will Challenge Unhappy History with Historical Knowledge and Domestic Efforts~

I Thought It Was My Second Life, But It Was Actually My Third!~I Will Challenge Unhappy History with Historical Knowledge and Domestic Efforts~

2-Dome no jinsei, to omottara, jitsuwa 3-domedatta.~ Rekishi chishiki to naisei doryoku de fukōna rekishi no kaihen ni idomimasu ~, My Second Life... or So I Thought, but It's Actually My Third Life: Using My Knowledge of History and Domestic Policies to Change the Unfortunate History, 2度目の人生、と思ったら、実は3度目だった。~歴史知識と内政努力で不幸な歴史の改変に挑みます~
Score 7.4
Status: Ongoing Type: Author: Released: 2022 Native Language: Japanese
Born the second son of a baronial family plagued by misfortune, Takuhir became the head of the household at the age of 16 after successively losing his family to calamities. Desperately working on domestic affairs, but being an ordinary man, he was unable to prevent the continuing disasters or restore his domain. He was called incompetent and defeated by a neighboring country’s invasion at the age of 20. Pleading for the protection of his people in exchange for his own life, he awakened to magical skills at the moment of his execution and transferred himself to the past to redo everything. Returning to the time of his birth as the second son of the baronial family, he also regained the sad memories of his first life, living and dying as a Japanese person. Utilizing the historical knowledge gained in his second life in another world and the knowledge of modern Japan from his first life, he resolves to avoid disaster and save his family and companions in his third life. However, being still a child, he cannot achieve overwhelming power or sudden reversals. He starts with steady proposals for domestic reform, earns funds, increases his allies, develops the town, and gradually accumulates power. Can he change history and save his family? Is there a bright future in this world of redoing? The grand rebellion of an ordinary man, who has resolved to fight against a history that brings one disaster after another, now begins.

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