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I Thought It Was My Second Life, But It Was Actually My Third!~I Will Challenge Unhappy History with Historical Knowledge and Domestic Efforts~ – Chapter 84

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「なんとか、今回は勝ったな、いや、勝たせてもらったが正解か……」

「はい、父上の言う通り、まともに戦っていたら此方が大きな痛手を受けていたと思います。

仮に……、勝てたとしても」

「最後は魔物に助けられたきらいはありますが、その魔物、今後が厄介ですね。

ここだけでなく、テイグーンでも油断できません」

戦いが決した翌日も、俺たち3人は、兵を率いて戦場であった場所を巡っていた。

グリフォニア帝国軍が撤退後も、カイル王国軍は大規模な魔物掃討作戦を、継続して実施している。

帝国軍が引き込んだ魔物は、掃討作戦などの結果、その多くを狩り取ったものの、まだまだ予断を許さない状況だった。

今、俺たちの居る、前回の戦で陣を構えた小高い丘、この辺りも、夜間は油断できない場所となっている。サザンゲート平原からテイグーンに通じる、魔境側のルートは、当分通行できないだろう。

この頃になってやっと、テイグーンから安全なルートを迂回した使者が到着した。

「テイグーンの町は健在です。

敵軍約3,000名を撃退し、負傷者はいるものの、味方に死者はおりません。

多くの民が防衛戦に協力し、500名が関門で我が軍と共に戦い、800名以上が後方を支えてくれました。

戦いの後、捕虜を約400名、軍馬は500頭以上を回収し、その他武器や防具の鹵獲品は相当数ございます」

「遠路ご苦労様。皆の無事が聞け先ずは安心したよ。

今日は砦でゆっくり休んでね。その間に、手紙を用意するから、それをテイグーンに届けて欲しい」

ミザリーさん、クリストフやクレアを始め皆には、改めて礼を言わなきゃ。3,000名の軍勢を撃退するなんて、本当によく頑張ったと思う。

早くテイグーンに駆けつけたい。

彼らに礼が言いたいし、祝杯もあげたい。

おそらく、この後の展開として、俺も父や兄と王都に論功行賞に向かわなくてはならないだろう。

その後はエストの街に。

多分、当分は帰れないなぁ……、改めてそう思った。

暫くはずっと魔物の退治、と思っていたが、意外に早く王都に召喚された。

まぁ、戦で全く役に立たなかった、貴族連合軍第一軍と第四軍が居残り、当面、魔物退治や治安維持を申しつけられた、理由としてはそういう事だけど。

今回は、俺も王宮での論功行賞に呼ばれている。

無位無冠ではあるが、前回の兄と同様、特別に謁見の間に参列する事を許された。

「個別論功第一位、ソリス・フォン・タクヒール、前へっ」

「はっ!」

何と俺は今回の戦役で個人戦功第一位に認められた。

大臣に呼び立てられ、前に出て跪く。

「此度の働き、誠に見事である!

参謀として数々の献策を行った知略、

主将の窮地に際し、真っ先に飛び出し救った忠義、

テイグーンでの防衛戦では、30倍の兵力差を覆し、領民と協力して町を守り抜いたこと、特に関門戦では、民と共に6倍の敵軍を、完膚なきまでに撃退する活躍など、ソリス男爵家として、家門の評価を超える戦功と判断した。

依って個別論功第一位として報奨を与える」

「ありがとうございます。ひとえに王家のご威光の賜物です。また、見事に帝国軍を撃退した、テイグーンの民たちの、王国への忠義と献身に感謝しております」

「うむ、論功第一位の証として金貨1万枚を下賜し、卿には個別に男爵号を授ける。防衛戦で奮闘した民を労わり、今後一層の忠義を示すこと、期待しておるぞ」

「身に余る光栄、感謝に堪えません」

「続いて個別論功第二位、ソリス・フォン・ダレク、前へっ」

「ははっ!」

「寄せ集めの新兵と揶揄された、第二子弟騎士団を率い、戦功を上げたこと誠に見事! また連合騎馬隊での不退転の奮戦と、窮地の友軍を救った功に対し、個別論功第二位として報奨を与える」

「ありがたく存じます。ひとえに兵達ひとりひとりの忠義と奮戦があったからこそ、と感謝しております」

「其方には金貨5千枚を下賜し、今の準男爵から正式に男爵へと昇爵、王都で学んだ後は、こののち編成される騎士団において、副団長の席を用意している」

「ご高配に感謝いたします」

そう、個別論功で、ソリス男爵家は兄弟が2人とも報奨を受ける事になった。

ちなみに、個別論功の前に発表された論功行賞でも、ソリス男爵家は破格の評価を受けた。

<論功行賞>

1位 ソリス男爵家 金貨20,000枚 子爵昇爵

2位 ゴーマン子爵 金貨10,000枚

3位 キリアス子爵 金貨 8,000枚

4位 コーネル男爵 金貨 4,000枚

そう、父は今回正式に子爵に昇爵した。

そして以前と比べものにならない金貨を下賜された。

「また今回の戦に参戦した各貴族家に対し、新たに報奨を授ける。これは、先に辺境伯より卿らに約した内容に代え、直接王家より支給する。

なお、辺境伯の軍令に反した者、戦線を離脱した者達には、厳重なる処罰を与える所ではあるが、配下の騎馬隊を多く失った伯爵からも、第一子弟騎士団の助命嘆願が届いておる。

第一子弟騎士団は、戦勝と彼らの嘆願により、罪を一等減じ、死を免じるものとする。

各貴族家が独自に、各々の子弟を処すこととせよ。

その他の者は、処罰としてこの報酬の対象より外す」

こうして、軍令違反を犯した愚か者、第一子弟騎士団と、それが元で戦線を離脱した男爵家三家に対する報酬は除外された。

<全体報奨>

◇ハストブルグ辺境伯関係

辺境伯 1家 × 金貨20,000枚 計20,000枚

ヒヨリミ子爵 × 金貨 2,000枚 計 2,000枚

男爵  3家 × 金貨 1,000枚 計 3,000枚

◇援軍派遣南方貴族

伯爵  4家 × 金貨 5,000枚 計20,000枚

子爵  8家 × 金貨 2,000枚 計16,000枚

男爵  9家 × 金貨 1,000枚 計 9,000枚

◇その他

第二子弟騎士団  金貨 2,000枚

今度は大臣に代わり騎士団長が前に進み出た。

「今回の敵の侵攻を鑑み、南部辺境地域にも、強力な防衛兵力を常駐させる必要があると考えるに至った。

その為、新たに辺境騎士団を創設する。

騎士団の兵力は3,000騎とし、ハストブルグ辺境伯の指揮下に入り、運用されるものとする。

これらを5年を目途に、全ての陣容を整えよ。

辺境伯を始め、南部辺境にある貴族は、爵位に応じ辺境騎士団への兵を供出すること。

なお、王都騎士団や、今回援軍として参加した、南部地域の貴族からも人員を出向させる」

そう、今回の戦いでは、第一皇子親衛軍鉄騎兵3,000騎や、親衛軍騎兵隊2,000名に苦戦した。

前回、ゴート辺境伯の鉄騎兵団2,000騎も同様だ。

グリフォニア帝国は、圧倒的多数の騎馬隊を集団運用してくる。

此方には、それに抗うだけの騎馬集団はなかった。

その反省を生かした対応だ。

更に今回は、王都騎士団は動けなかった。

王都防衛が最優先で、次に東の国境、この流れは今後も変わらないだろう。それを見越してのことか……

「なお、騎士団創設費として金貨60,000枚、翌年以降は維持費用として金貨50,000枚をハストブルグ辺境伯に支援金として支給する。

戦時における各貴族家の兵員数分担は、騎士団に供出した兵員数分を減じるため、俸給などの負担はこれまで通り各貴族家が担当せよ」

なるほど、翻訳すると……

・公設で新たに3,000騎を揃えることは実質不可能

・2,000騎相当は、今の手持ち兵力から分担して供出

・人員の供出は、辺境伯、4子爵、4男爵が中心

・自領から供出した兵士の俸給はそれぞれが負担する

・戦時に従軍する人数は、騎士団に供出した数を含む

・支援金で新規1,000騎相当の俸給や経費を賄う

そんな感じかな。

供出の割合や、新規の増員、王都騎士団からの派遣など、全ての数字を曖昧にしており、まぁ、できる範囲でやれ、そんな感じだろう。

各貴族や個人の報奨だけで、既に金貨13万枚も出してるし、王国もこれ以上ない袖は振れないってことかな。

「ところで辺境伯、其方は今回武勲のあったテイグーンの町に、金貨2万枚を投じておると聞いたが相違ないか?」

「はっ!ソリス子爵家が次男、タクヒール殿よりの提案を受け、おもしろき若者の未来、支えてやるのも年長者の務め、そう思い投資した次第でございます」

カイル王の突然の振りに、辺境伯は驚きながらも回答した。

「そうか、おもしろき若者……、年長者の務め……、なるほどな」

王は軽快に笑い、言葉を続ける。

「儂も、新しく叙爵した若き男爵の、将来性を買ってみたくなっての。

辺境伯が2万であれば……

儂はそうだな……

金貨5万でどうだ?

返済や見返りは要らん。

強いて言えば、テイグーンを更に大きく発展させること、王国に貢献する街にすることかの。

数万の軍勢をも跳ね返す、鉄壁の要塞とすることじゃ

どうじゃ?」

「陛下の先見の明、確かなものと存じまする。ソリス新男爵、陛下のありがたい仰せである」

え? 俺? 前回は口を利いたこともない国王が俺に、いやテイグーンに投資?

正直テンパって俺は固まっていた。

隣にいた兄に小突かれ、やっと我に返って……

「勿体ないお言葉、恐れ多いあまり茫然とし、大変失礼いたしました。陛下のご高配、身に余る光栄です。

不才の身ではありますが、ご期待に沿えるよう全身全霊尽くしたく思います」

なんとか、それだけ言った。

言い回しが正しいかどうかは分からない。

国王に対する、言葉の使い方とか知らないし……

そんな機会があるとは、思ってもなかったから、そもそも習ってないし。

ご覧いただきありがとうございます。

※今日は定時投稿できず失礼しました。

ブックマークやいいね、評価をいただいた皆さま、本当にありがとうございます。

凄く嬉しいです。毎回励みになります。

また誤字のご指摘もありがとうございます。

こちらでの御礼で失礼いたします。

これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

<追記>

七十話~まで毎日投稿が継続できました。

このまま年内は継続投稿を目指して頑張りたいと思います。

日頃の応援や評価いただいたお陰と感謝しています。

今後も感謝の気持ちを忘れずに、投稿頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。

I Thought It Was My Second Life, But It Was Actually My Third!~I Will Challenge Unhappy History with Historical Knowledge and Domestic Efforts~

I Thought It Was My Second Life, But It Was Actually My Third!~I Will Challenge Unhappy History with Historical Knowledge and Domestic Efforts~

2-Dome no jinsei, to omottara, jitsuwa 3-domedatta.~ Rekishi chishiki to naisei doryoku de fukōna rekishi no kaihen ni idomimasu ~, My Second Life... or So I Thought, but It's Actually My Third Life: Using My Knowledge of History and Domestic Policies to Change the Unfortunate History, 2度目の人生、と思ったら、実は3度目だった。~歴史知識と内政努力で不幸な歴史の改変に挑みます~
Score 7.4
Status: Ongoing Type: Author: Released: 2022 Native Language: Japanese
Born the second son of a baronial family plagued by misfortune, Takuhir became the head of the household at the age of 16 after successively losing his family to calamities. Desperately working on domestic affairs, but being an ordinary man, he was unable to prevent the continuing disasters or restore his domain. He was called incompetent and defeated by a neighboring country’s invasion at the age of 20. Pleading for the protection of his people in exchange for his own life, he awakened to magical skills at the moment of his execution and transferred himself to the past to redo everything. Returning to the time of his birth as the second son of the baronial family, he also regained the sad memories of his first life, living and dying as a Japanese person. Utilizing the historical knowledge gained in his second life in another world and the knowledge of modern Japan from his first life, he resolves to avoid disaster and save his family and companions in his third life. However, being still a child, he cannot achieve overwhelming power or sudden reversals. He starts with steady proposals for domestic reform, earns funds, increases his allies, develops the town, and gradually accumulates power. Can he change history and save his family? Is there a bright future in this world of redoing? The grand rebellion of an ordinary man, who has resolved to fight against a history that brings one disaster after another, now begins.

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