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My Students Are Fighting Monsters, Aliens, and Mysterious Organizations~ – Chapter 163

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「ラムダジャンプアウト。通常航行速度で惑星エルクルドに向かいます」

10時間の『ラムダ航行』の後、『フォルトゥナ』は通常航行に戻った。

と言っても客室にいる俺たちにはよく分からない。ただスピーカーから操縦室の新良の声が流れてくるのでそれと知るだけである。

「あ、先生、この星ですよね」

双党が机上の端末のモニターを覗き込む。そこには青い星が10円玉くらいの大きさで映っている。

「そうだな。通信だとすでに艦隊が近くにいるって話だが」

「宇宙艦隊っていうのも一度見てみたいですね~」

「確かにな。戦艦に突っ込む時に見えるといいんだが」

「結局惑星には下りないで近くで待機して戦艦を待つ感じですね」

「よく考えたら俺たちは惑星に下りたとしても単なる密入国者だしな」

「璃々緒は独立判事権限でいけるとは言ってましたけど」

「あの手の権利は濫用すると後が大変だから、使わないにこしたことはないんだよ」

などと話をしていると、客室に新良が戻ってきた。

「どうやらエルクルド側には連邦から情報が入っていて、すでに迎撃態勢にあるようです。衛星軌道内に宙軍が展開しています」

「フィーマクード側は?」

「艦隊の位置は捕捉しました。衛星軌道の外にいてまだ動きは無いようですね」

「戦艦が来るのを待っている感じか。そう言えば艦隊同士の戦いってどんな感じになるんだ?」

「真っ向からぶつかるというのはあまりないのですが……遠距離での実体弾の撃ち合いになるようです」

「戦闘機が出てきて空中戦みたいのは?」

双党が割り込んでくる。

「有人の小型艇は今はほぼ戦闘には使わない。実体弾と言っても基本的に自律式の誘導兵器だから、それ自身が戦闘機みたいなもの」

「じゃあ飽和攻撃を仕掛けて、向こうの攻撃は迎撃兵器で迎え撃って、みたいな感じ?」

「そんな感じになると思う。そんな戦いをしたら、双方に大きな被害がでると思うけど……」

「それを嫌がってフィーマクードが退けばいいんだけどな。あの手の連中はメンツ重視だし、戦艦が来たらゴリ押ししそうだな」

「リードベルム級の制圧力は通常の戦闘艦の比ではありません。対艦装備も下手をすると一隻で一艦艇団に匹敵します」

「じゃあ現れたらすぐ落とすか。あとは現地の軍に頑張ってもらおう」

「よろしくお願いします」

と言っていると、船内にアラートが響いた。

机上の端末モニターに『大質量ラムダジャンプアウト確認』の文字。

「どうやら来たようだな。予定より早くて助かる」

3日で帰れないとさすがに授業も遅れてしまうからな。さっさと俺のコレクションを増やしに行くとしよう。

俺は今、宇宙服を着こんで、『フォルトゥナ』のハッチ外側に立っている。

船の甲板に仁王立ちになり、満天の星空輝く宇宙空間に1人出ているわけだ。

『あっちの世界』ではボコ……契約したドラゴンに背に乗せてもらったことがあるが、それの宇宙バージョンである。

『フォルトゥナ』は全速の通常航行で、先ほど現れたリードベルム級戦闘砲撃艦『ウロボロス』の背後へと向かっている。

なお艦名が判明したのは奴らがわざわざオープンチャンネルで周囲に知らせたからである。前にフィーマクードのボスが乗る『ヴリトラ』がやったのと同じで、生かして帰さない的な宣言だろう。

ちなみに『フォルトゥナ』は音速の数十倍のスピードで飛んでいるらしいのだが、宇宙では近くになにもないのでどれだけの速度なのかまったく分からない。

『先生、敵艦隊からのロックオンを確認。ソリッドキャノンでの攻撃が予想されます』

「了解。防御魔法を張る」

俺は新良の通信に答えて、勇者専用魔法『隔絶の封陣』を発動。

多面体っぽい模様の幕が全長120メートルの船体をすっぽりと包み込む。

『正体不明の力場が船体を覆うのを確認しました』

「これで物理攻撃はすべて防げる。そのまま突っ込んでくれ」

『敵艦の防御シールドも無効化できるということでよかったのですよね』

「そのままぶつかればこっちが勝つ。とは言っても向こうの本体にはぶつからないでくれよ」

『それはお任せください。……ソリッドキャノン接近』

前方になにか光るものが見えたかと思うと、それは次の瞬間『隔絶の封陣』にぶち当たっていた。勇者の動体視力に映ったものはあの『ソリッドラムダキャノン』の小型版だ。パッと見はただのロケットのようだったが、衝突すると同時に巨大なエネルギーを解放した。実際に直撃していたら一発で『フォルトゥナ』は半壊していただろう。

ソリッドキャノンはその後も10発ほど着弾したが、『隔絶の封陣』内のこちらにはただ花火のような光が見えるのみでなんの衝撃もない。

『エネルギーが瞬時に吸収? 消滅? 相殺? 未知の現象が起きています。これが先生の魔法ですか?』

「そうだ。エネルギーを他の空間に転送してる感じだな。それ以上のことは俺にも分からん」

『これだけで銀河連邦の軍事バランスを覆すほどの技術ですね。『ウロボロス』とのランデブーコースに突入。30秒で接舷します』

遠くに目標の『ウロボロス』が見えてきた。

全長600メートル、巨大な船体は赤黒く、威圧感を与える鈍い光沢をたたえている。緩やかな楔形をした本体はあくまで武骨で、左右に並ぶ滑らかな円筒形の推進装置とは対照をなしている。

本体の上部に蓋のようなものが1列100個、4列で400個ほど並んでいるが、多分ソリッドキャノン発射口のハッチだろう。艦首下部に銃身みたいなものが一本突き出ていて、どうやらそれがあの『ソリッドラムダキャノン』のランチャーのようだ。

『光学兵器及びレールガンの射程に入ります』

『ウロボロス』本体の各所に取りつけられた砲塔のようなものが動き、砲身をこちらに向けた。その砲口からパパパッと光が放たれると、一瞬後に『隔絶の封陣』の表面に鋭い閃光が連続で弾ける。

その花火の隙間から、赤黒い巨船が一気に迫ってくるのが見える。『フォルトゥナ』は減速をはじめたようだが、それでも凄まじいスピードだ。

『『ウロボロス』とのランデブーまで10秒……5秒……接舷しました』

見事な操船によって、『フォルトゥナ』は『ウロボロス』の船体下部にぴったりと貼りつく形で接舷した。

俺の頭上一面に、赤黒い天井がこちらを圧するように広がっている。もちろんそれは『ウロボロス』の腹である。防御シールドは『隔絶の封陣』によって押しのけられ、むき出しの装甲がそこにある。

『アクセスアンカー射出』

4本のアンカーが射出され赤黒い船体に吸着した。あれをつなげることによって相手のコンピュータを乗っ取ることができるようになるらしい。

「じゃあ乗り込んで掃除をしてくる。新良、ハッチは開けるか?」

『『ウロボロス』の一部システムをインターセプト。ハッチは開けますが、それ以上のシステムには干渉できません。先ほどお渡ししたインターセプトユニットをなるべく中央に近い端末のそばに設置してください』

「了解」

俺が『機動』魔法で頭上へと飛び上がると、すぐに『ウロボロス』の大型ハッチが開いた。車両や物資などを出し入れする傾斜のある進入口だ。

そこに入っていけばいいのだが、まずは『隔絶の封陣』を解かないといけない。この魔法は超絶強力なのだが、俺を中心に発動するタイプなのだ。

「新良、一度さっきの魔法を解く。代わりに『アロープロテクト』を重ね掛けしておくが、マズそうなら言ってくれ」

『了解しました。すでに『ウロボロス』のシールド内にいるので向こうも攻撃はしてこないと思います』

「確かにな。じゃあ行ってくる」

俺が飛んで行って大型ハッチの中に飛びこむと、すぐにハッチは閉じ始めた。

『ハッチが閉じると船内への通路が開きます。その先はフォローできませんのでご注意ください』

「十分だ」

大型ハッチが閉じ、しばらくすると奥の方で扉が開く気配がした。周囲を見回すと戦車やトラックのような車両、大量のコンテナなどが並んでいる。

格納庫と思われる場所だが、ここではすでに重力が感じられる。俺は着地して、奥の扉に向かって歩きはじめた。

My Students Are Fighting Monsters, Aliens, and Mysterious Organizations~

My Students Are Fighting Monsters, Aliens, and Mysterious Organizations~

勇者先生 ~教え子が化物や宇宙人や謎の組織と戦っている件~
Score 8.6
Status: Ongoing Type: Author: , Released: 2023 Native Language: Japanese
Aiba Hashiru is a hero who was summoned to another world. After defeating the Demon King, he returned to his original world due to some troubles, and returns to his former life as a new teacher with his abilities as a Hero warrior. However, among his students, there are those who fight against monsters, aliens, and a mysterious criminal organization. This is a story about the life of a former hero, who doesn’t particularly hide or hold back his heroic abilities

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