Switch Mode
Now you can use the translation tool for free for the first 200 chapters of each novel.

My Students Are Fighting Monsters, Aliens, and Mysterious Organizations~ – Chapter 180

This post is one of the first 200 oldest posts in its category and is free to translate.
Balance: 0 coin


現れたのは、超巨大な三つ首のドラゴンだった。

ほぼ直立しているが、頭までは余裕で50メートルを超えていそうだ。

——————–

深淵獣 特Ⅱ型

ドラゴン型の特Ⅰ型が進化して完成体となった巨大深淵獣。

三つの首はそれぞれが異なる属性のブレスを吐く。

強力無比な顎で獲物と見たものをすべてを食らい尽くす。

鱗は古のドラゴンの鱗と同等の強度を持ち、物理・魔法両方に強い耐性を持つ。

唯一の弱点は口の中。

特性

打撃耐性 斬撃耐性 刺突耐性 魔法耐性 状態異常無効

スキル

突撃 吸引 咀嚼 ブレス(炎・冷気・酸) テールアタック

——————–

『アナライズ』の表示通りだが、見た目はモンスターというより完全に怪獣である。似たようなのが昔どこかの怪獣映画に出ていたような気がするが、首はやはり十字に開いた口を持つミミズなのでカッコいいというよりはやはりグロい。

「先生……っ、あれはもしかして!?」

走ってきた青奥寺が珍しく俺の腕をつかんでくる。すると雨乃嬢も青い顔をして

「ミミズ頭が三つは無理無理無理……ぃ! 気絶しないだけ褒めてくださいぃ!」

とかいって反対側の腕をつかんでくる。

とはいえそんなことを言いつつも2人はそこまで焦っている様子はない。多分俺なら楽勝とか思ってるんだろう。

「特Ⅱ型だね。さっきの奴の完成体みたいだ。炎と冷気と酸のブレスを吐くらしいけど、一番面倒なのは酸かな。地面に残るし」

「それ以前に人間が倒せる相手なんですか?」

青奥寺さん、それって俺が人間じゃないって言ってる?

「さすがにあのレベルは普通じゃ無理かな。『あの世界』でも現れたら国が一つ二つ灰になるね」

「でも先生は戦ってきたんですよね、あんなのと」

「慣れればなんてことないさ。おっとそろそろ動き出しそうだ」

三つ首ドラゴンもどきが三重の雄たけびを上げ、羽ばたき1つで空に飛びあがった。その姿は空の王者、というより絶望の権化みたいな雰囲気がある。いや事実俺がいなかったら絶望しかない相手ではある。実際美花女史こそ気丈に立っているが、分家6人はすでに地面にへたり込んでいる。

俺は2人の腕を外して、『機動』魔法で飛び上がった。一応全員に『アロープロテクト』をかけておいてブレス対策はしておく。

シギャアアアアアッ!!

俺が空中で接近すると三つ首が同時にブレスを吐いてきた。真ん中が酸で左右が炎と冷気。いやこれはエグい。

俺は瞬時に上級風魔法『カタストロフサイクロン』を発動。俺の腕から発生した竜巻が三つのブレスを吸い込みながら上空に消えていく。

本当はそのまま本体も一緒に巻き込みたかったのだが、それをしなかったのは奴が現れてから魔剣『ディアブラ』が微かに唸りを上げているからだ。どうもアレを斬って欲しいらしい。強者の血を求めるのはいかにも魔剣的で俺も嫌いではない。

俺が一気に接近すると三つ首が次々と噛みついてくる。近くで見ると首一本で電車の車両くらいの太さがある。

スケールのデカすぎる噛みつき攻撃をかいくぐり、俺は一瞬の隙をついて一本の首を『ディアブラ』で斬り落とした。ぶっとい首が地面に落ちて凄まじい音を立てる。

アンギャアアアアッ!!

怒りの声をあげて、二本の首が左右から挟み込むように噛みついてくる。俺は片方の頭部をすれ違いざまに縦に切り裂いた。二つに分かれた頭部がデロンと力なく垂れさがる。

残り一本の首は接近戦の愚を悟ったのか距離を取ろうとした。俺はその巨体に『ファイアランス』をまとめて20本叩きこむ。動きが止まったところで最後の首を斬り落としてゲームセットだ。

三つの首を失った巨大怪獣は黒い粒子となりながら地面に落下していった。

手の中にある『ディアブラ』が微かに震える。どうやら満足したらしい。俺も『機動』魔法のおかげで空中格闘戦ができるようになってちょっと楽しかったな。

ちなみに出てきた『深淵の雫』は直径2メートルくらいの超特大サイズだった。もちろん人力では運べないだろうから『空間魔法』行きである。

俺が着地すると、青奥寺と雨乃嬢が駆け寄ってきた。2人はそのまま抱き着いてきたんだが、動きがちょっとわざとらしい。そもそも俺が楽勝なのは分かってるはずだし、彼女らもそこまで本気で『特Ⅱ型』にビビッてた感じではなかったんだよな。だからここで抱き着いてくる理由はないはずなんだが。

「え~と、さすがにもう出てこないと思うから大丈夫だぞ?」

「そうですね。でもちょっと怖かったので」

「やっぱりミミズはダメです。先生がいないと私戦えません」

とか言いながら2人はチラチラと分家の6人の方を見ている気がする……というところでピンときた。青奥寺も雨乃嬢も、俺をダシにして少年と青年の誘いを断りたいということなんだろう。美人はそういうの苦労するよね。

しかしそれはともかく、今回の『深淵窟』対策はちょっと大変だな。美花女史の話からすると九神と連携を取るという話にもなるのだろうか。どちらにしろ宇佐さんにも分家の人たちにも早い所魔力を身につけてもらわないとマズいな。

それとともに、一度『あの世界』を見ておく必要もあるかもしれない。さすがにこっちの世界にここまで異常事態が起きてしまうとなると、勇者としても積極的に関わらざるを得ないだろう。ただそれを言ったらカーミラがすごく喜びそうな気がするが……

「先生、いま誰のことを考えていたんですか?」

ひぇっ、それって処刑人の勘ですか青奥寺さん!?

My Students Are Fighting Monsters, Aliens, and Mysterious Organizations~

My Students Are Fighting Monsters, Aliens, and Mysterious Organizations~

勇者先生 ~教え子が化物や宇宙人や謎の組織と戦っている件~
Score 8.6
Status: Ongoing Type: Author: , Released: 2023 Native Language: Japanese
Aiba Hashiru is a hero who was summoned to another world. After defeating the Demon King, he returned to his original world due to some troubles, and returns to his former life as a new teacher with his abilities as a Hero warrior. However, among his students, there are those who fight against monsters, aliens, and a mysterious criminal organization. This is a story about the life of a former hero, who doesn’t particularly hide or hold back his heroic abilities

Comment

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Options

not work with dark mode
Reset