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My Students Are Fighting Monsters, Aliens, and Mysterious Organizations~ – Chapter 224

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『え~とですね、アメリカに出現した『深淵獣』については、すでに3体が射殺されたようでっす』

ウロボロスにて先の事件の情報収集を『ウロボちゃん』に頼むと、すぐに答えが返ってきた。銀河連邦の技術は相変わらず意味が分からないレベルである。

今いるのは戦艦ウロボロスの指令室にあたる『統合指揮所』だ。俺は艦長用の椅子に座り、青奥寺はなぜかその隣に立っている。近くの椅子に座るよう言ったんだが、なぜかそこがいいらしい。もしかしたら副官みたいな立場に憧れがあるのだろうか。

「被害はどの程度だったんだ?」

『重軽症者合わせて24人出たみたいですね~。死者はいなかったみたいでっす』

「それはラッキーだったな。しかし射殺か。一応銃は通じるんだな」

『州警察の通話からすると、少なくとも1000発くらいは銃弾を使用しているみたいでっす』

「ああ、やっぱそうなるか」

俺が視線を送ると、青奥寺もうなずいた。

「やっぱり普通の銃は効きづらいんですね。丁型でそれだと、丙型が現れたら大変ですね。丁型は動きが遅いからいいですけど、丙型だと確実に死者がでますよ」

「そうだな。深淵獣の情報は知らせた方がいいとは思うが、国がどう対応するかだよな。しかしそこはこっちではどうにもならない」

「そうなんですよね。父も母もうちで対応するのは難しいと言っています。ただでさえ例の深淵窟もありますし」

「そうだな。それは仕方ないと思う」

もし地球上のあちこちに深淵獣が現れるなんて話になったら、俺だって対応は不可能だ。

どうしたものかとかぶりをふったところで、俺のことをじっと見ている猫耳アクセサリ付き銀髪少女アンドロイドが目に入った。

「なあウロボロス。ウロボロスは地上に現れた深淵獣を感知することは可能か?」

『探査ドローンを使えばある程度は可能でっす。見つけたら艦長にお知らせすればよろしいですか?』

「例えば武装したアンドロイドをその場に派遣して退治するなんてのは?」

『もちろん可能でっす。ラムダ転送で現地に送り、対象を討伐してから再転送して収容すれば問題ないと思いまっす』

ウロボちゃんが両手をぐっと握って自信ありそうなポーズをとると、青奥寺が眉を寄せながら俺の顔を見た。

「先生、それって大丈夫なんですか?璃々緒に怒られるんじゃ……」

「まあアンドロイドがつかまったりしなきゃ大丈夫だろ、つかまった時は俺が直接回収に向かうし」

「なるほど……。もしかして、例の深淵窟でもウロボロスに対応してもらったりは……あ、すみません、そこまではお願いできませんね」

「青奥寺は真面目だな。だけどそうだな……アンドロイドに訓練を積ませるのも悪くはないか」

『戦闘データは多い方がいいでっす。データを収集できるほど、艦長のお役に立てるようになりまっす』

「ふむ……じゃあまず3人用意してくれないか。その子たちを深淵窟に連れてって戦わせてみよう」

「先生、いいんですか?」

青奥寺が済まなそうな顔をする。

「いや、これについてはむしろ俺の方の都合になってきたからな。青奥寺が引け目を感じる必要はない」

「ありがとうございます。それでその……連れていくアンドロイドはやっぱり女の子になるんですよね?」

「今あるアンドロイドがウロボちゃんに近い見た目らしいからな。まあヘルメットとか被せて正体不明な感じにすれば大丈夫だろ? 俺の関係者って言えば、あそこの現場の人は皆スルーすると思うし」

「まあたしかに……。それはそれで呆れるような話ですけど」

そう言いながら青奥寺はクスッと笑った。

「とりあえずこれで対応は決まったな。青奥寺もこれなら安心できるか?」

「え? はい、そうですね。やっぱり深淵獣の話なので、先生が対応してくださるなら安心します」

まあ俺としても、ただ深淵獣が出ただけというなら現地の人間で対応してくれということで放っておいたかもしれない。ただ青奥寺たちの手前、知っててなにもしないというのも格好がつかないからな。そういう意味では、彼女たちは俺が勇者的にいられるための安全弁みたいなものになりつつあるのかもしれないな。

などと考えていたら、つい青奥寺の顔をじっと見てしまっていたようだ。青奥寺が頬を赤らめて横を向いてしまった。

「あの先生、私の顔がなにか……?」

「ん……? あ~すまん。青奥寺は俺にとって大切な存在なんだなって思ってね」

「えっ!?」

「ん?」

いつもは鋭い目をまんまるに見開いて俺を見返してくる黒髪少女。

あれ、なにか変なこと言ったかな?

「それって……どういう意味ですか?」

「ええと、青奥寺たちがいるおかげで俺も道を踏み外さずにいられるんじゃないかって思ったんだよ。今回の件も、青奥寺から話がなかったらなにもしなかったかもしれないし」

慌てて説明をすると、青奥寺はふうと溜息をついて、それからいくぶん湿度の高い視線を俺に送ってきた。

「……そういう意味ですか。まあ、先生なら私がいなくても同じ対応はしたような気もしますけど」

「そうでもないさ。これでも結構適当な人間だから、力があってもその使い道を考えるのは面倒なときもあるし。青奥寺たちがいてくれるのはありがたいんだよ本当に」

「そういうことなら今後も先生のことはいろいろと見させていただきますね。ただ特定の道に関しては、先生はすでに相当に踏み外してると思います。でもそこは注意できないので、ご自分でなんとかしてください」

「えっ?」

「ちなみにさっきも危ない発言がありました」

「ええと青奥寺さん、もう少し具体的に教えていただくわけには……」

「それは無理です」

ええ?

それは深淵獣発生より勇者的にはマズい話のような気がするんだが……。

しかしその件について、青奥寺がそれ以上なにかを言うことはついになかった。

My Students Are Fighting Monsters, Aliens, and Mysterious Organizations~

My Students Are Fighting Monsters, Aliens, and Mysterious Organizations~

勇者先生 ~教え子が化物や宇宙人や謎の組織と戦っている件~
Score 8.6
Status: Ongoing Type: Author: , Released: 2023 Native Language: Japanese
Aiba Hashiru is a hero who was summoned to another world. After defeating the Demon King, he returned to his original world due to some troubles, and returns to his former life as a new teacher with his abilities as a Hero warrior. However, among his students, there are those who fight against monsters, aliens, and a mysterious criminal organization. This is a story about the life of a former hero, who doesn’t particularly hide or hold back his heroic abilities

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