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My Students Are Fighting Monsters, Aliens, and Mysterious Organizations~ – Chapter 267

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すべきことが定まったので、ギムレット氏に別れを告げ、俺たちはいったん『ウロボロス』へと戻った。

もちろん……かどうかは分からないが、女の子化したルカラスも一緒である。

「むう、これほど自由度の高い転送装置があるとは……。ハシルよ、お前はこれほどの力を得てなにをする気なのだ?」

『統合指揮所』に転送されると、モニターやコンソールが並ぶ部屋を見渡してから、ルカラスは俺をジトッとした目で見てきた。

「別になにもする気はないって。必要があれば使うが、必要がなければ使わん」

「ハシルの言う『必要』とやらがなにを指すのか、そこが問題になりそうだな」

「それはお前が一番よく分かってるだろ」

と言うと、ルカラスは急にニコニコ顔になって俺の腕をつかんできた。

女の子の姿だからドキッと……することはない。だってコイツもとは巨大ドラゴンで、俺はずっとオスだと思ってたしなあ。

「くふふっ、分かっておるではないか。ハシルが己の欲で動く人間でないことは、我が一番よく理解しておる」

「そうだろ」

とか言っていると、『ウロボちゃん』が扉を開けて入ってきた。後ろに二体のアンドロイドを従えているが、彼女たちはなぜかメイド服姿で、お盆に飲み物の入ったコップを載せて運んでいる。

『艦長おかえりなさいでっす。皆さんお茶をどうぞ~。あ、こちら新しい方ですね~』

『ウロボちゃん』はルカラスの前に来ると、首をかしげてから礼をした。

『私はリードベルム級戦闘砲撃艦『ウロボロス』のAIパーソナリティ『ウロボちゃん』でっす。よろしくお願いしまっす』

「むむ、我はルカラス、誇り高り古代竜よ。しかしお主、妙だな。生命の力が感じられぬ。もしやハシル、お前アンデッドにまで手を出しておるのか?」

「そんな趣味ないわ。この娘はアンドロイド……って言ってもわからないか。こっちの世界の言葉だと、自動人形とか魔導人形みたいな存在だ」

「なんと!? 見た目や動作はニンゲンとまるで変わらぬではないか。これほどの技術を持っているのか、ハシルの世界は」

「いやこの技術は……ちょっと話が長くなるからあとで説明するわ。それより今は『魔人衆』の本拠地が先だ。『ウロボロス』、場所はどこだ?」

『こちらになりまっす』

壁面の大型モニターに、大陸の地図が表示される。その中央付近に『ウロボロス』のアイコンが表示されており、そのはるか南東、大陸の南東の端にある半島の先端に、赤い丸が表示されている。

それを見て、カーミラが「あらぁ……」と声を漏らした。

「そのあたりは昔、野心に憑りつかれた魔導師がおバカな研究をやって、アンデッドがあふれちゃって誰も近づかなくなった場所よねぇ」

「そんなところがあんのか?」

「ええ、もう300年くらい前の話だけどねぇ。今でもアンデッドが大量に徘徊してて、誰も近づけないって話よぉ」

「あの、アンデッドっていうのはもしかして……」

と不安そうな顔をしているのは『聖女さん』こと三留間さんだ。確かに彼女はそういうの苦手そうだ。ホラー映画好きって話だが、彼女はもしかしたらスプラッター系特化型なのかもしれない。

「ゾンビとか骸骨とか幽霊とかそういうやつだね。といっても基本的に全部モンスター扱いだから、そこまで怖がるほどじゃないよ。特に三留間さんなら、『治癒』の力をちょっと変えて浴びせれば大抵のアンデッドは消えると思うよ」

「ええ……っ!? でもその、そういうのはすごく苦手です。私は小さい頃からよく感じる方だって言われているので……」

「霊感ってやつかな? こっちの世界だとアンデッド退治に役に立つ能力だね。丁度いいかもしれない」

「ちょうどいいって、どういうことですか?」

不安そうな顔をする三留間さん。

「まあそれは行ってのお楽しみってことで。よし、じゃあ今から悪の砦に乗り込むから、皆用意してもらっていいかな」

と言うと、双党や絢斗といった戦い好き、お祭り好き女子は嬉しそうな顔をした。

一方で青奥寺は怪訝そうな顔をする。

「先生、大丈夫なんですか? 話を聞くとかなり危険な気がしますけど」

「大丈夫大丈夫。ルカラスもいるし、上空に『ウロボロス』もいるし、それに青奥寺たちも普通に強いからね」

「それならいいんですけど……」

「もちろんフォローは万全にするよ。ま、あのバルロって奴レベルが複数出てくると少しだけ余裕はなくなるかもしれないけど。その時は『ウロボロス』に戻ってもらうさ」

「あんな人が複数いるんですか?」

「カーミラ、『魔人衆』の幹部って何人いるんだ?」

「そうねぇ。聞いた話だと4人いるみたいだけど、クゼーロを先生が倒しちゃったからあと3人ねぇ」

「確かアメリカに一人いるんだよな。するとバルロと、もう一人いそうか」

しかしやっぱり四天王になっているところが笑えるな。

あとは『赤の牙』とかそのレベルは複数いそうだが、多分今の青奥寺たちなら相手になるだろう。とは言っても、勝つか負けるかの勝負はちょっとさせられないかもしれないが。

「ともかく用意をしてくれ。30分後に出発する」

というと、皆返事をして各自の部屋に戻っていった。

「『ウロボロス』、アンドロイド兵も10人用意をしてくれ。装備は魔導銃と盾で」

『了解でっす』

さて、鬼が出るか蛇が出るか。現代の魔王城攻略となれば中々に楽しそうではあるが、正直『魔王』が力を取り戻していないなら、はっきり言って勝負にはならない。

もちろん向こうもそれは分かっているだろうから、俺が攻めてきた時点で逃げる可能性もあるが……どうなることやら、だ。


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My Students Are Fighting Monsters, Aliens, and Mysterious Organizations~

My Students Are Fighting Monsters, Aliens, and Mysterious Organizations~

勇者先生 ~教え子が化物や宇宙人や謎の組織と戦っている件~
Score 8.6
Status: Ongoing Type: Author: , Released: 2023 Native Language: Japanese
Aiba Hashiru is a hero who was summoned to another world. After defeating the Demon King, he returned to his original world due to some troubles, and returns to his former life as a new teacher with his abilities as a Hero warrior. However, among his students, there are those who fight against monsters, aliens, and a mysterious criminal organization. This is a story about the life of a former hero, who doesn’t particularly hide or hold back his heroic abilities

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