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My Students Are Fighting Monsters, Aliens, and Mysterious Organizations~ – Chapter 295

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勇者としても驚くような話だったが、ともかく話を終え、俺たちはとりあえず『ウロボロス』に一回戻ることにした。

クウコとあの少年たちについては、話以上には特に探りはいれなかった。『応魔』とかいうのも気にはなるが、『はざまの世界』からやってくるのがいつになるかはクウコも読めないということだった。しかも俺が見た『応魔(仮)』だが、実はあれはクウコが勝手に想像したもので、本当にあんな姿なのかはわかってないらしい。そんな適当なんかい! と突っ込みたかったが、さすがにそれは自重した。

なお、俺が行った異世界や『深淵獣』については、クウコは感知していなかったとのことだった。

『わたくしも……万能というわけでは……ありませんので……』

と言っていたが、ルカラスもそうだが幻獣とかそういう存在は別に全知全能の神でもない。結局は手の届くところの事象しか対応できないようだ。

ともかく『ウロボロス』の休憩室で、5人でジュースを飲みながら今後の対応を話し合うことにした。

「しばらくの間、クウコと少年たちについてはそのまま放っておこうと思うんだがどうだ?」

と切り出すと、すぐに青奥寺が「賛成です」と答えてくれた。

「対応できる人材がいる以上、私たちが積極的に関与する必要はないと思います」

「向こうから要請があった場合のみ対応すればいいでしょう。余計なことに首を突っ込む必要はないと私も思います」

と新良も賛同してくれる。もちろん好奇心旺盛……というよりただの祭好きの双党は不満顔だ。

「え~、でも『応魔』って結構ヤバめの敵みたいな話でしたよね? あの少年たちから連絡が来る可能性はありますし、関わっておいたほうが良くないですか?」

「そうは言うがお前達もそんな暇じゃないだろ。結局彼らがやってるのは模擬戦闘だって判ったんだし放っておいていいって」

「でも連絡先まで交換したのに断ると、逆にこっちが怪しまれないですか?」

「そんなしょっちゅう連絡来るわけでもないだろうし、来たら忙しいから無理とか言っておけば大丈夫じゃないか? こじれたらクウコになんとかしてもらえばいいし」

「でた先生の適当対応。まあいいですけど」

双党が引っ込むと、ルカラスが「ふむ」とか言って口を開く。

「ハシルの言う通り、しばらくは様子見でいいのではないか。こちらもモンスターへの対応も続くのであろうし、アメリカなる国にはまだ『魔人衆』の残党もいるのであろう?」

「あ~それ忘れてたわ。多分置き去りにされてるはずだよな。それに気付いて暴れなけりゃいいんだが」

「クゼーロと同じくこっちの世界で基盤は築いてるみたいなので、急に大きな動きにはでないだろうって、ウチの東風原所長は言ってました」

「なら安心か。まあ何かあればレアが何か言ってくるか。じゃあとりあえず今回の件はこれで終わりだな。家に戻ってゆっくりするか。青奥寺たちはそのまま帰るんだろ?」

「はい、これ以上はさすがに先生のご実家にご迷惑はかけられませんので。でも先生、結局妹さんのストーカーについてはいいんですか?」

「坂峰少年か? 多分もう来ないんじゃないかな。なんか双党のことロックオンしてたっぽいし」

俺の言葉に双党が驚いた顔をする。

「えっそうなんですかっ!?」

「なんか連絡先交換してるときの雰囲気が怪しかったぞ。巡と双党ってちょっとタイプ似てる上にお前の方が可愛いからな。乗り換え先としてはありなんじゃないか」

「え~、余計面倒くさいじゃないですか~。ブロックしちゃおうかな」

「やめた方がいい。逆恨みされる可能性がある」

冷静な分析は新良だが、その言葉に双党は眉を寄せて困った顔をする。

「もし会いたいとかいう連絡きたらどうしよう?」

「それは普通に断ればいいでしょう。余計な気は使わなくていいと思うけど」

「すでに相手がいることをほのめかすのもいいかもしれない。『明日彼と約束あるから』とか返しておけば察すると思う」

青奥寺と新良のアドバイスに、双党は「まあそうか~」と一応納得したようだが、そのまま俺のほうに目を向けてきた。

「でも先生って他人のことはよく分かるんですねっ。自分のことはあり得ないくらい鈍感なのに」

「それは私も不思議ですね。もうそういうものだと思って諦めてますけど」

「あの力の代償なのかも知れない。強大な力を得ることと引き換えに大切なものを失った可能性がある」

なんか急に俺の分析が始まったんだが、やはり女子の文脈はすこぶる分かりにくいな。

しかも首をひねる俺に対して、なぜかルカラスはしたり顔でうんうんうなずいているし。

「ハシルがハーレムを作っていると思っていたのだが、まさかこんなありさまだったとはな。つくづくハシルはどこか抜けてるようだの」

「そうなんですよね~。でもこれからはルカラスさんも被害者の会に入ることになりますからねっ」

「ハシルも罪作りな男よの」

しかしルカラスがいつの間にか女子の側に入っているのは驚きだな。クウコの件より、こっちの方が余程俺にとっては不思議である。

その後家に戻り、青奥寺たちはすぐに帰っていった。

巡はすっかり仲良くなったようで、連絡先を交換するだけでなくメッセージアプリのグループにもいれてもらったようだ。どうも家に連絡を入れない俺の情報を得るのが目的みたいだが、歪んで両親に伝わる気がするのは考え過ぎではないだろう。

その後ルカラスまで実家にやってきて、翌日母の実家で「本命は誰なのか」という意味の分からない詰問を受けたりした。というか青納寺さんとルカラスはともかく、青奥寺たちが本命とかありえないと思うんだが、俺の家庭内イメージはもうボロボロである。

お盆も終わり、俺もアパートに戻ることになった。出際に巡に「走兄ぃ、新しい彼女が増えたら紹介してね」とか言われ「ねえよ」と答えてから家を出た。

ちなみに巡の言葉におかしなところがあると気づいたのはアパートについてからである。

My Students Are Fighting Monsters, Aliens, and Mysterious Organizations~

My Students Are Fighting Monsters, Aliens, and Mysterious Organizations~

勇者先生 ~教え子が化物や宇宙人や謎の組織と戦っている件~
Score 8.6
Status: Ongoing Type: Author: , Released: 2023 Native Language: Japanese
Aiba Hashiru is a hero who was summoned to another world. After defeating the Demon King, he returned to his original world due to some troubles, and returns to his former life as a new teacher with his abilities as a Hero warrior. However, among his students, there are those who fight against monsters, aliens, and a mysterious criminal organization. This is a story about the life of a former hero, who doesn’t particularly hide or hold back his heroic abilities

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