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My Students Are Fighting Monsters, Aliens, and Mysterious Organizations~ – Chapter 364

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翌週月曜、球技大会の本番の日である。

快晴の空の下、高等部の全校生徒が校庭に集合し、まずは開会式を行う。

式は生徒会と体育委員の生徒が中心となって進行し、生徒会長や体育委員委員長、そして明智校長の挨拶などがあり、最後準備運動を全員で行った後、各自それぞれの競技会場に分かれていった。

俺は一応サッカー競技の監督に当たっているので、基本はサッカーコートの真ん中脇に設置されたテントの下で事故がないかどうか見守ることになる。

進行などはすべて体育委員などがやってしまうので、それ以上やることはない。う~ん、ウチの生徒は本当に優秀である。

見ている間に滞りなく2試合が終わった。学年ごちゃまぜのクラス対抗戦なので、やはり上級生が強いのはお約束である。

ほとんどが未経験者、しかもプレイしているのは女子なので、接触型スポーツとはいえそこまで激しいプレイはない。試合展開もまあゆったりした感じで、ある意味安心して見てはいられる。

「あっ、先生、次はウチのクラスの試合ですから応援してくださいねっ!」

俺がテントの下に用意されたパイプ椅子に座ってボーッとしてると、双党が声をかけてきた。2年1組のサッカーチームのキャプテンをやっているらしい。

他の生徒も、

「応援お願いしま~す」

などと声を掛けてくるので、「頑張れよ~」と言っておく。

トーナメント表を見ると相手は3年3組だった。

審判のサッカー部員が整列をかけ、互いに礼をして試合開始だ。

見ていると、どうやら双党はいわゆるミッドフィルダーをやるようだ。双党が司令塔というのはどうなんだろうと思うが、そもそも素人のサッカーだしな。

……などと思って見ていたのだが、双党はその小柄なこともあって動きが素早く、しかもドリブルとかがやたらと上手かった。まあ訳アリ女子だし、運動能力自体は図抜けているので、当然といえば当然なのだが、ボールハンドリングの巧みさも想像以上だった。

というかサッカー部員みたいな動きで3年生のディフェンダーの間をスルスルと抜けて行って、あっという間に点を取ってしまった。

「ナイスかがり!」

「すごい、早すぎ!」

などと声がかかり、「次は守っていこ~!」などとキャプテンらしく声を上げる双党。

結局双頭が一人で5得点して、2年1組はあっさりと勝ってしまった。

クラスメイトとハイタッチなどをしながら戻ってきた双党が、にやけながら俺の肩を叩いてくる。

「先生、優勝したらジュースおごりお願いしますね!」

「あ~、じゃあ優勝したらな」

「あっ、みんな聞いた? 優勝したらクラス全員にジュースおごってくれるって!」

「いやそこはチームだけ……ってわけにもいかんか」

しれっと条件を増やすあたりが双党らしいが、まあ仕方ないだろう。

「先生ごちそうになりま~す」

「じゃあどこか他のチームが優勝しても全員ジュースですね!」

などと他の女子も条件を緩めてくるあたりもお約束だろうか。

「全員にそう言っといてくれ」

と返すと、「キャ~太っ腹~!」とか全員が口々に言いながら行ってしまった。

なんというかいかにも高校って感じのこのやりとり、自分は教員をやってるんだなと実感してしまう。

あまり勇者業務ばかりやっていると殺伐としてくるから、こういうのは勇者にこそ必要なイベントである。

さて次の試合だが、サッカーコートに教員が集まってきた。そう、次は教員チームの出場である。もちろん俺もコートの方に歩いていく。

なお男性教員も出場するということで、ハンデとして教員チームは8人である。単にメンバーが集まらなかっただけともいう。

男性教員は俺と熊上先生、他3人いて計5人。後の3人は女性である。

相手は3年4組で、双党によると優勝候補らしい。確かに生徒たちはやる気まんまんな感じであった。

整列して挨拶の後キックオフ、俺はもちろんキーパーである。

で、しばらくゴールの前で見ていたのだが、生徒のほうはかなり楽しそうに、かつお構いなしに動き回ってプレーをする。が、男性教員は、生徒にけがをさせるのを恐れているらしく、かなり消極的なプレーになってしまっていた。なんだかんだいって男と女がぶつかればけがをするのは女性になってしまうし、これは仕方ないだろう。

そんなわけで人数差もあってこちらが攻め込まれることが多く、自然とキーパーの出番が増えてしまう。

「よ……っ、と」

さすがに球技が苦手と言っても、ボールをキャッチするくらいはできる。

最初の3本のシュートはすべて止めて、味方にボールを投げてパスするを繰り返す。

しかしわかっていたことだが、俺が本気でキーパーをすると世界一のストライカーでもゴールは決められなくなってしまう。

もちろんそんな訳にはいかないので、熊上先生には「適当に手を抜いて点は入れさせてやってね」と言われている。

で、4本目は上手く取れなかったフリをしてゴールを許してしまったわけだが、その時観戦していた双党に「うわぁ……」とかすごく呆れた目で見られてしまった。

まあ双党は俺の能力を知ってるし、今のが手を抜いたのはバレバレだろうけど、そんな顔することはないと思うんだがなあ。

結局その試合、2対3で教員チームは負けたのだが、俺がコートから引き揚げていくと、双党がやってきて、

「先生はもうちょっと演技ができるようにならないとダメですねっ」

などとしたり顔で言われた。

サッカーチームのキャプテンの先生からも「相羽先生って嘘がつけないタイプですね」とズバリ指摘されてしまったのだが……そんなに手を抜いたのがわかりやすかっただろうか。だから球技は苦手なんだよなあ。

サッカー競技監督の割り当て時間が終わったので、そのあとバレーを見に行った。

2年1組は青奥寺がでていたが、俺から見てもあまり球技が得意そうではなかった。

ボールに対する反応速度は圧倒的に早いのだが、レシーブやトスなどはボールが乱れまくりで、俺は体育館の端で一人腕を組みながら、「よくわかる」という感じでうなずいたりしていた。

なおそれは2回戦だったのだが、2年1組はそこで負けてしまった。

その横ではバスケットボールが行われていて、ちょうど2年1組が同時に試合をしていた。

前評判通り新良の動きが圧倒的で、相手チームにも何人か中等部での経験者がいたみたいだが、まったく相手にせずゴールを決めまくっていた。

身長も高いうえに訳アリ女子の運動能力は正直ズルに近い。普通に現役選手の中に入っても通用しそうなレベルであった。

卓球は会場が狭くてチラッとしか見ることができず、そこでバスケットボールの教員チームの試合になる。

さっきのサッカーの件もあるので、なるべく手を抜かないように……といってもパスをもらってもドリブルしようとするとすぐ取られるので、ゴール下で待ち構えるだけの男になってしまう。

観戦していた生徒から微妙に失笑が漏れていた気もするが、これが俺の全力なので仕方がない。

リバウンドだけはまあ普通に取れるのだが、実はリバウンドを取るのは位置取りが重要で、意外と取れないことの方が多い。

結局大した貢献もできなかったのだが、最後こちらが攻めるタイミングで相手ゴール下で待っていると、キャプテンの先生からパスが来た。

そのまま投げても絶対ゴールに入らない自信があったので、垂直飛びして直接ゴールにボールを入れた。

その瞬間会場が一瞬凍り付いたのだが……。

あ、これミスったわ、と気付いたのは、青奥寺と新良の呆れ顔を見た時だった。

申し訳ありません、投稿間隔を間違えました。

昨日の分を本日投稿とし、26日土曜に次を投稿いたします。


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My Students Are Fighting Monsters, Aliens, and Mysterious Organizations~

My Students Are Fighting Monsters, Aliens, and Mysterious Organizations~

勇者先生 ~教え子が化物や宇宙人や謎の組織と戦っている件~
Score 8.6
Status: Ongoing Type: Author: , Released: 2023 Native Language: Japanese
Aiba Hashiru is a hero who was summoned to another world. After defeating the Demon King, he returned to his original world due to some troubles, and returns to his former life as a new teacher with his abilities as a Hero warrior. However, among his students, there are those who fight against monsters, aliens, and a mysterious criminal organization. This is a story about the life of a former hero, who doesn’t particularly hide or hold back his heroic abilities

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