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Nope, It’s Called Item Synthesis! – Chapter 118

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宣伝です!

アーススターノベルさんから出版している「二度転生した少年はSランク冒険者として平穏に過ごす 10巻」が明後日8/18日に発売です!!

早いところでは既に発売しているかもです!

興味を持たれた方は是非お手に取ってくださいませ!

「あの小僧と戦っていたのがラマトロだった?」

「そうらしいんです」

捜索を続けていた荒くれ者達を連れてマーロックさんが帰って来たので、私はその間に起きた出来事を彼等に伝えた。

けれどマーロックさん達は何とも複雑な表情で首をかしげる。

「妙だな。ラマトロは人里に近づく魔物じゃないんだが」

そうなの? ああ、そう言えば吹雪の中で動く魔物は人里から離れた場所に住んでいるって言ってたっけ。

というか……

「ロスト君を助けた時に確認できなかったんですか?」

普通に考えれば戦ったマーロックさん達なら確認出来てたと思うんだけど。

「いや、吹雪で視界が悪かったからな。小僧の救助を優先していたから、姿の確認まではしていなかった。誰かラマトロを見たヤツ入るか?」

マーロックさんはロスト君を救助する時に傍にいた荒くれ者達に魔物の姿を確認したか問いかける。

「悪い、良く見えなかった」

「俺もだ。狩りじゃないから仲間かそうでないかしか確認してなかった」

と、誰も魔物の詳細な姿は確認してなかったみたいだ。

言われてみれば、確かに手の先が見えないくらいの猛吹雪だったもんなぁ。

人命優先で動いていたから、魔物の正体にまで気を使う余裕なんてなかったと言えばそれまでだ。

「それでですね、改めてラマトロの肝の確保を依頼したいんですが、できますか?」

「何?」

というのも、ここでラマトロの肝を確保できないと、ロスト君がまた吹雪の中に突っ込んでいくのは目に見えているからだ。

しかも今のロスト君は吹雪の中を動き回って体力は限界だろうし体温も戻り切っていない。

そんな状況で外に出れば、今度こそ遭難待ったなしだ。

「それは出来んこともないが、別料金になるぞ」

「構いません。依頼主は元々ラマトロの肝を求めていたので」

そう、元々の依頼はラマトロの肝だ。寧ろロスト君の救助こそ余計な仕事だったと言っても過言じゃない。

……それにまぁ、今回の報酬を出すの私じゃないし。

「良いだろう。お前達、聞いていた通りだ。どうする? 続けてラマトロ討伐をする気のあるヤツはいるか?」

意外にもあっさりと引き受けてくれたマーロックさんは、振り返って荒くれ者達に尋ねる。

「「「「「おおーっ!!」」」」」

そして意外にも、荒くれ者達は全員が賛同の声を上げてくれた。

「ヒャッハー! 幼い子供に罪は無ぇからよー!」

「子供は健康が一番だぜぇー!」

……うん、善人過ぎやしませんかね、この荒くれ者達。

「ありがとうございます皆さん」

私が頭を下げると、マーロックさんが私の頭に手を置いてワシャワシャと乱暴に撫でる。

「子供が気を使うな」

うん、やっぱりこの人も良い人だよ。でも髪の毛はもうちょっと優しく扱ってほしかったなぁ。

「ただこちらからも条件がある」

「条件ですか?」

何だろう、報酬額の値上げかな? 捜索と討伐採取は金額が違うからとかって。

「ああ、あの小僧、ロストと言ったか。アイツもラマトロ討伐に参加して貰う」

「ロスト君を?」

「俺がアンタ達の狩りに同行?」

マーロックさんから予想外の提案を受けた私は、当事者であるロスト君の意見を聞くために彼の目覚めを待った。

そして私の話を聞いたロスト君の第一声が今のものだったのである。

「何で俺を?」

うん、それは私もそう思った。

だってロスト君は冒険者としてはペーペーの新人なんだもん。

熟練の冒険者がわざわざ彼を連れて行っても、戦力どころか邪魔にしかならない筈。

何のメリットにもならないのにいったいなぜ?

「小僧、お前は自分を襲ってきた魔物がラマトロだと分かったらしいな」

「そりゃ目の前で襲ってきたんだから分かるだろ」

うん、私もそう思う。

けれどマーロックさんは首を横に振る。

「いいや、猛吹雪の中で魔物の姿を確認するのはこれがなかなか難しい。よほど珍しい魔物でもない限り、同系統の別の魔物と勘違いする事はザラだ」

ほえー、そういうものなんだ。

「視界の効かない吹雪の中は、日が沈みかけた薄暗闇と大差ないニャ」

成程、確かに言われてみれば明るくても雪にさえぎられて見えない吹雪の中は一種の夜なのかもしれない。

「だからこそ、ラマトロの姿を見る事の出来たお前は見どころがある。俺達の狩りを見て学べ。お前に足りないのは経験だ」

どうやらマーロックさんはロスト君に経験を積ませる為に彼を連れて行こうと考えているらしい。

でもきっとそれだけじゃないと思う。

「いや、俺は……」

マーロックさんに誘われたロスト君が戸惑う。

普通に考えれば、熟練冒険者が自分の目的に協力してくれるだけじゃなく、その技術を見て学ぶことが出来る最高のチャンスだ。

なのにそれをすぐに受け入れたりはせず、寧ろ断りたそうにしているのは、彼が初対面のマーロックさん達を警戒しているからだろう。余りにも都合が良すぎると。

「気持ちはありがたいけど、これは俺の問題だ」

「それは違うよロスト君」

「え?」

ロスト君の発言に、思わず私は口を挟んでしまった。

「リルクちゃんの事を考えるなら、この話は受けるべきだよ」

リルクちゃんの為を思うなら、自分のこだわりを抑えてでも協力を仰ぐのが最良の選択の筈。

なのにロスト君はそれを選ぼうとしていない。

それはマーロックさんが言った通り、彼が人を信頼することを諦めているからだろう。

でもそれじゃいけない。

「ねぇロスト君」

今のロスト君じゃ、折角のチャンスを無駄にしてしまう。

ただでさえ実力が足りないのに、遭難したせいで体力も大幅に落ちているんだから。

その事をマーロックさんが指摘しても、出会ったばかりのあの人の言葉じゃ、ロスト君は素直に受け入れる事は出来ないだろう。

正直、私の言葉だってまともに聞いてくれるか分からない。

だとしても、リルクちゃんの為には誰かが言わないとね。

まだ小さいリルクちゃん。

苦しんでるのはあの子なんだから。

私は人魚の郷で出会ったトルク達を思い出す。

あの子達も汚染水のせいで苦しんでいた。

あの光景をこの町でも繰り返したくはない。

私はロスト君に語りかける。

「ロスト君の問題って、リルクちゃんの命よりも大事な事なの?」

「っ! どういう意味だ!」

ロスト君がギロリと私を睨む。

リルクちゃんの事が大切じゃないのかと言われたように感じたからか、ロスト君は本気で私を睨みつけてくる。

でもそんな目には負けないよ。

だって私はもっと恐ろしい目を何度も見てきたんだからね。

「大事なのはリルクちゃんを一刻も早く助ける事でしょ? それ以外の事って本当に大事なの?」

「知った風な事を言うな! そんなの俺が一番よく分かってんだよ! だけど外の連中は……!」

多分過去に組んだ人達と何かあったんだろう。ロスト君はマーロックさん達に警戒の眼差しを送る。

「分かってないよ。ロスト君が過去に他の冒険者と何かあったとしても、それはリルクちゃんには関係ない。今この瞬間にもリルクちゃんは苦しんでるんだよ?」

「っ! 分かってるって言ってるだろ!!」

「なら、今すぐリルクちゃんを助ける為にも、ここはこだわりを捨ててマーロックさん達に協力して貰うのが一番の近道だよ! この人達は君を助ける為に危険な吹雪の中での捜索に協力してくれたんだよ。君を騙そうとする人間が、そんな無駄で危険な事をすると思う?」

まぁ実際には私がお金で雇ったんだけど、それを今言ってもややこしくなるから置いておこう。

「俺を助ける為に? 何でだ?」

あー、どう説明したもんかな。

ティキルタちゃんの事を言うと、金持ちの道楽とか変な誤解を招きそうだし。

あっ、そうだ!

「リルクちゃんだよ」

「リルク?」

「そう、リルクちゃんから君が夜になっても帰ってこないって相談されたからだよ。その事を私がマーロックさんに相談したら、君を探すのを協力してくれたんだ」

よし、嘘は言ってないぞ! 途中いくつか端折ってるけど。

「リルクが……」

よーしよし、リルクちゃんが関わってると聞いて、多少は聞く耳持ってくれたみたいだ。

「悪い人達なら、金にならない子供の頼みで動いてくれたりなんてしないよ。そんな人達が力を貸すって言ってくれてるんだよ。少しくらい信用してもいいんじゃないの?」

「……」

ロスト君は私の言葉にうな垂れて何事かを考え込む。

さぁ、どうだ!

「……そうだな。お前の言う通りだ。俺が意固地になってた」

そう言って顔を上げたロスト君の顔は、覚悟が決まった表情に変わっていた。

「俺が一番大事な事はリルクだ! 頼む、俺も連れて行ってくれ! 何でもする!!」

マーロックさんに向かって勢いよく頭を下げるロスト君。

「……ふっ、決まりだな」

ロスト君の言葉を受けたマーロックさんがニヤリと笑みを浮かべる。

「よし! お前等、ラマトロ狩りに行くぞ!!」

「「「「「おうっ!!」」」」」

荒くれ者達の声に混ざって、ロスト君の雄叫びが町の入口に響き渡ったのだった。

再びマーロックさん達深探者は吹雪の中へと飛び出した。

……何故か私達も一緒に。

「何で私まで?」

いやマジで分からんのですけど。

「これもカコには良い経験ニャ」

はい、同行する事になったのはニャットの発言が原因です。曰く……

「せっかく吹雪の専門家が沢山いるのニャ。カコも付いて行って吹雪の中での活動のコツを学ぶのニャ!」

と来たもんだ。

いやいやいやいや、私戦闘能力皆無の超一般人ですよ?

仮に今後吹雪の中で活動する機会があったとして、コツを学んでも活かせることなく死ぬって。

「ヒャッハー! 安心しなぁ! 俺達が護衛してやるからよぉ!」

「ちゃーんと割増料金は貰ってるからなぁ!! 大船に乗った気でいなぁ!」

うん、荒くれ者の皆さんはしっかり私の護衛料金として、割増代金を要求してきた。

まぁこれも必要経費としてティキルタちゃんに請求すればいいんだけどさ……って言うか、ニャットはそれも想定して同行を申し出たっぽいんだよね。

意外にちゃっかりしたネコだよ。

そんな事を思い出しながらマーロックさん達に付いていくと、先行していた荒くれ者達が戻ってくる。

「この先に魔物の群れが居るぜ」

「よし、包囲して合図をしたら一気に仕留めるぞ」

「接触時にラマトロと確認出来たら肝を傷つけないように倒せ。全部を倒す必要はない。必要な数さえ確保できれば問題ないから、三人で一匹を確実に狙え」

「「「「「おう!!」」」」」

「マコとネッコ族の旦那は俺達を見失わないように気を付けながらついてこい。小僧、お前は俺についてこい」

「分かった」

「今だ!!」

マーロックさんの声と共に、キツい臭いと音が響き渡る。

あっ、これ、ロスト君を探した時に使ってたヤツだ。

「「「「「うぉぉぉぉぉぉっ!!」」」」」

吹雪の中に、荒くれ者たちの雄叫びが響き渡る。

その直後、魔物のものと思しき鳴き声が聞こえてくる。

「確認した! ラマトロだ!」

魔物と接触した荒くれ者が、相手が間違いなくラマトロだったと叫ぶ。

「うぉぉー! 大人しくしやがれ!」

「肝さえよこせば帰してやるぜぇー!」

いや、肝を取られたら死ぬと思うんですけど……

「ともあれ、これなら大丈夫そうだね」

何しろこっちは大量の荒くれ者達の集団。

熟練の冒険者の彼等なら、薬にするために必要な数のラマトロの肝を確実に確保してくれるだろう。

「うん、いろいろあったけど、無事に終わりそうだね」

あとは肝を確保して薬を作ってもらうだけだ。

「……そう上手くはいかニャいかもしれないニャ」

けれど、安心する私に水を差すようにニャットが意味深な事を口走った。

と同時に……

「うわっ!? 何だコイツは!?」

突然戦場が騒がしくなる。

「え? 何事!?」

「気を付けろ! 新手の魔物だ!!」

ええ!? 新手の魔物!?

一体何が現れたの!? 吹雪で全然見えないよ!!

「コイツ、俺達を無視してラマトロを狙ってるぞ!?」

って、ええーっ!? 何ソレ!?

突然現れた謎の魔物は、何故かラマトロを襲い出したのだった。

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis!

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis!

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis! ~I Keep Creating Extraordinary Items From T*ash Piles Using Item Synthesis Ability!~, Renkinjutsu? Iie, Item Gousei Desu! ~Gousei Skill de Gomi no Yama kara Chou Item wo Mugen Rensei!~, 錬金術? いいえ、アイテム合成です!~合成スキルでゴミの山から超アイテムを無限錬成!~
Score 6.6
Status: Ongoing Type: Author: , Artist: , Released: 2023 Native Language: Japanese
Kako Mayama is a girl who likes playing fantasy games, especially alchemy-themed games because she likes to craft items in games. One day, she died after saving an animal that was actually the pet of a goddess from another world. The goddess gave Kako a chance to be reincarnated in another world in return for saving her pet. She would also give her the ability of her choice from a list if she accepted her offer. Without hesitation, Kako accepted the offer and chose Alchemy ability from the listー No. To be exact, she wanted the Alchemy ability from the list, but because of some kind of careless mistake, she got Synthesis ability instead. Kako was disappointed at first but then she realized the greatness of her ability. Synthesis ability is kind of similar to Alchemy ability, but they have differences. To make an item using Alchemy, you need to collect the required materials first, but to use Synthesis ability you only need multiple items to be combined together into a higher grade item. When Kako realized the usefulness of her ability, she started to combine cheap items to create high-quality items and achieve a successful life. After a while, she became completely addicted to her game-like ability. She kept creating extraordinary items one after another and making a sensation around the world.

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