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Nope, It’s Called Item Synthesis! – Chapter 17

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「ではこれより訓練を開始する!」

メイテナさんに短剣の扱い方を教えてもらう事になった私は、冒険者ギルドに連れてこられた。

「ギルドには冒険者が訓練を行う練習場があるからな。あそこなら宿に迷惑もかけん」

との事だった。

本当なら冒険者じゃない私は使えないんだけど、そこは上位冒険者であるメイテナさん達が監督すると言う事で特別に許可が下りたのだった。

流石上位冒険者、信用されてる!

「短剣の基本的な構えはこうだ。空いた方の手に盾を持つか別の武器を持つかでまた構えは変わってくるが、まずは基本を覚えておけ」

「はい!」

私はメイテナさんの真似をして訓練用の木剣を構える。

さすがに本物で訓練するのは危険だからだ。

「短剣の振り方はこう! 腕だけで振るな。体全体を動かして振るえ!」

「は、はい!」

「違う、こうだ!」

「はい!」

メイテナさんの訓練はなかなか厳しかった。

とはいえ、実戦で死なないように戦うのなら厳しい方が信用できる……んだけど、やっぱりキツい!!

「素振りをしながら聞け。短剣はその特性から一撃で大きな手傷を負わせるものではない。相手の隙を見て小さい傷を確実に与えるものだ。そして短剣でとどめを刺そうと思わずともよい」

「え? でも倒せないと意味が無いんじゃないですか?」

「振りが甘い! もっと体全体を動かすことに集中しろ!」

「は、はい!」

「戦いとは大きな傷だけで決するものではない。ちいさな傷でも、傷の数が多ければ出血多量で相手を失血死させることも出来る。血を多く流す事は戦いにおいて相当な不利になるのだ」

「な、成程!」

確かに力が弱い私の短剣じゃ大ダメージは与えられそうにないからね。

ゲームでも大きなダメージを与えるのは大剣とか大物の武器の役目だ。

「まぁそうは言っても短剣でそこまで戦いを長引かせることが出来るのは結構な戦巧者なのだがな」

「え?」

あ、あれ? 短剣の特性を活かした戦いをしろって意味じゃなかったの?

「実戦で確実に手傷を負わせたいのなら、間合いを活かせる槍が最適だ。短剣は他の武器が無くなった時の予備武器として扱うのが正しいだろう」

「えー!? それじゃあ短剣の訓練って意味が無いんですか!?」

「そうでもない。槍の間合いの内側まで接敵されれば短剣で迎撃するべきだろう。何より短剣は屋内などの狭い場所での取り回しに優れている。要は使う場所に適した道具を使うかどうかだ。ほら、振りが甘くなっているぞ!」

「は、はい!」

こんな風に武器の使い方を教わると、今度は戦闘時の体の動かし方を教わる。

攻めて来いというメイテナさんに攻撃を仕掛けるも、簡単に避けられ逆に木剣でペチペチと叩かれてしまう。

「短剣の使い手はとにかく相手の懐に入り込む必要がある。だがそれは人一倍危険な行為だ。はっきり言ってカコでは100回やって100回死ぬな」

「うぐっ」

全く以てその通りなんだけどなんだか悔しい。

「そして武器を扱う際は当てる事よりも避ける事、守りを重視しろ。当てることに専念するあまり防御がおろそかになっては意味が無いからな!」

「はい!」

今度は攻めてきたメイテナさんの攻撃を必死で避ける。

「お前の武器は攻撃の為ではなく、相手の武器を受け流すための細い盾と思え。真正面から受けるな。斜めに構えて滑らせろ!」

「は、はい!」

言われた通りに斜めに構えると数回に一回はメイテナさんの攻撃を受け流すことに成功する。

まぁほぼ全部食らってるともいうけど。

「そもそもお前には護衛であるネッコ族が居るのだから、攻めに回る必要はないからな」

完全に防御に専念しろって事かぁ。

「お前が自衛の手段を覚えれば、護衛も安心して攻撃に専念できる。つまり敵を早く倒せるようになるという訳だ」

確かに、ゲームでも防御力の低い後衛が纏めてダメージを受けると、慌てて皆で回復アイテムを使う事になるから攻撃の手が緩んじゃうもんね。

その後もガッツリと訓練を受けた私は足腰が立たなくなるまで鍛えられたのだった。

……鍛えられたよね?

「よし、基礎は分かったな。明日は実践訓練だ!」

「え?」

ようやく訓練が終わったと思ったら、メイテナさんがそんな事を言い出した。

「明日は森に出て実際に魔物と戦うぞ」

「え、ええーっ!? 魔物と戦うーっ!?」

ちょっ、この人いきなり何言ってるの!?

「うむ、元々その為の訓練だろう? なら次は実際に戦って感覚をつかむのが良いだろう」

「で、でもまだ訓練を始めたばかりですよ!? 危なくないですか!?」

「安心しろ。私もいきなり岩狼や刺突兎と戦えとは言わん、最初は子供でも準備すれば戦える弱い魔物からだ」

「そ、そうですか。それなら……」

だ、大丈夫だよね?

「訓練とはいえ実戦だ。冒険に必要な品はちゃんと用意してくるんだぞ!」

「分かりました!」

こうして訓練を始めてたった一日で私は実戦を経験する事になるのだった。

翌朝、私とニャットはメイテナさん達と合流すべく町の入口へとやって来た。

「おー、来たな嬢ちゃん達」

「あっ、イザックさん!」

すでにメイテナさん達は到着してたようで、私達の方が待たせてしまったみたいだ。

「今日はイザックさん達も一緒なんですか?」

「ああ、メイテナだけじゃ心配だからな」

「何を言う! 森の入口程度なら私一人でも十分守ってやれるぞ!」

イザックさんの言葉にメイテナさんが自分だけで十分だと反論する。

「とはいえ、今は魔物の数が異常に多くなっていますからね。万が一を考えて私達も同行した方が良いでしょう」

とパルフィさんが二人をたしなめる。

「カコちゃんが怪我をしても私が治してあげますから安心してくださいね」

「は、はい。よろしくお願いします!」

おっとり系お姉さんに微笑まれると女同士でもドキッとしちゃうわー。

「あれ? そういえばマーツさんは?」

そこで私はあのイケメンオブイケメンのマーツさんの姿が無い事に気が付く。

「ああ、マーツのヤツは別件で出かけてるんだよ。今回は森の外周に居る弱い魔物相手だから斥候役であるアイツが出張るほどでもないしな」

そっかー、あの眼福イケメンが居ないのか。それはちょっと残念かなー。

「しかし今日は完全装備だな。嬢ちゃん」

と、イザックさんが私の格好について言及してくる。

「はい、実戦デビューなので、ちゃんとした装備をしてきました!」

「ほう、川大トカゲの鎧に走り大亀の盾か。駆け出しにしちゃ随分良い装備じゃねぇか。俺の時もこんな装備が欲しかったもんだぜ」

どうやらイザックさん的にも私の装備はかなり良い品みたいだね。

「そうか? 寧ろもっと良い装備の方が良かったのではないか? ミスリルとは言わずとも、双牙狼の革鎧や鉄甲コガネの盾くらいは身に着けた方が良いだろう」

そこにメイテナさんが話題に加わってくる。

もしかしてこの装備ってそこまででもない?

「めちゃくちゃ高級品じゃねぇか! 中位冒険者でもそんな高級品使ってるヤツいねぇよ!」

「そうか?」

「ダメだ、価値観が違いすぎる」

「ちなみに双牙狼は上位の魔物である上に群れで行動するからかなり危険だニャ。鉄甲コガネは名前の通り鉄並みに硬い殻を持つ魔物ニャから下手な武器じゃ傷もつけれないニャ」

違った。メイテナさんの感覚が世間一般とズレてるだけだったみたいだ。

流石元女騎士。やっぱりブルジョアなのかな……

「さぁさぁ、無駄話はそこまで。森に行きますよ皆さん」

「「「「はーい」」」だニャ」

町を出た私達は数時間ほど歩いてようやく森に到着する。

「結構森って遠いんですね」

もっと近くにあるかと思っていたので、疲れたよ。

「森には魔物も多いからな、あまり近い場所に町を作るといざ魔物が大繁殖した時に町が襲われて大変なことになるんだよ。とはいえ、採取を考えて離れすぎないギリギリの立地らしいがな」

成程、安全を考えて離れた場所に町を作ったんだね。

「ちなみに普通の冒険者ニャらもっと早く到着するニャ。今日はおニャーの足に合わせて移動したからこれだけ時間がかかったのニャ」

「ええ!? そうだったんですか!?」

何だか随分と迷惑をかけてしまっているみたいで申し訳ない。

「気にしないでカコちゃん。新人冒険者を導くのも私達先輩冒険者の大事な仕事なのよ」

「パルフィさん……」

パルフィさんは後輩にノウハウを教えたり、無理な依頼を受けようとしている後輩を諌めるのも大事な役割なのだと教えてくれた。

「あの、でも私冒険者じゃないんですけど……」

「あっ」

うん、私は商人だからね。

「まぁ人生の後輩なのは間違いないだろ。そんじゃ森に入るから、全員気を引き締めろよ!」

「は、はい!」

イザックさんの号令を受けた皆が武器を構えたので、私も慌てて短剣を抜く。

「嬢ちゃんの手におえない魔物は俺達が相手をするから安心しな」

「はい!」

「隊列は先頭を俺、次にメイテナ、パルフィ。その後ろに嬢ちゃん、ネッコ族の旦那は殿を頼むぜ」

「任せるニャ」

「おい、カコの護衛に殿を任せるつもりか?」

イザックさんの指示にメイテナさんが待ったをかける。

「今日はマーツが居ないからな。気配に敏感なネッコ族に頼むのが良いだろう」

「ニャーはかまわないニャ。これも護衛の仕事のうちだニャ」

「だとよ」

「……分かった」

ニャットが問題ないと言って行ったのでメイテナさんが不承不承頷く。

「じゃあ行くぞ!」

森の中を進むのは大変だった。

この世界に来たばかりの時は夢中で移動していたから気づかなかったけど、改めて歩いてみると大変さが身に染みる。

「森を歩くときは足を前に出すのではなく地面を踏む感じで歩け。普通に歩くと根や草に足を絡め捕られるからな」

「はい!」

イザックさん達から森の歩き方を学びつつ私は前に進む。

けれどそれだけじゃなかった。

「はぁっ!!」

メイテナさんの槍が魔物の喉を貫いて倒す。

「せい!」

即座に槍を引き抜くと、後続の魔物に次々と槍を突いて倒してゆく。

「ふわぁ、凄い……」

実際メイテナさんの槍捌きは凄かった。

まるでアクションゲームの主人公みたいに人間離れした動きで魔物を倒していくのだ。

「良く見ておけカコ! 見て学ぶことも立派な修行だからな!

「は、はい! 凄いです!」

「ふっ、この程度の魔物、造作もない!」

「おーおー、弟子に良いとこ見せたいからって張り切っちゃってまぁ」

「う、煩いぞイザック!」

そうこう言っている間にメイテナさんは魔物の群れをたった一人で倒してしまった。

「すっごー、一人で全部倒しちゃった」

「森の外周に居る魔物程度なら、私達一人でも十分に撃退できるから、安心してねカコちゃん」

それってつまり、パルフィさんも一人で倒せるって事ですか……

上位冒険者パない……

「おっ、見ろ嬢ちゃん!」

「はい?」

イザックさんが指さした方向を見ると、森の奥から複数の何かが近づいて来るのを確認する。

「あれは?」

それは小さくピョンピョン跳ねながらこちらに近づいてくる。

形は丸っこく色は半透明のその姿はまるで……

「ボールスライムだな」

そう、ゲームでも有名なスライムにそっくりだったのである。

「うわぁ、可愛い!」

ボールスライムは動くたびに体が潰れては元に戻り、その姿が何とも愛嬌があるのだ。

うーん、スライムがマスコットになるゲームが多いのも分かるよ! あと触るとひんやりしてそう!

「ちょうどいい、戦ってみろカコ」

「え!? 私がですか!」

突然戦えと言われて私は困惑する。

私、メイテナさんみたいな超絶運動神経でアクション出来ないよ!?

「ボールスライムは動きも遅いし大した攻撃力も持たん。カコの鎧ならダメージもないだろうから大丈夫だ」

「そ、そうなんですか?」

「ほら来たぞ嬢ちゃん。武器を構えろ」

「え!? え!?」

メイテナさんと話している隙に近づいてきたらしく、ボールスライムはすぐ傍まで迫っていた。

「え、えと!!」

私は慌てて剣を構えてボールスライムを威嚇する。

「ポニュ!」

「ひえっ!」

ボールスライムが体当たりをしてきたので私は慌てて回避する。

可愛くても襲われたらやっぱ怖いよ!

「そうだ! 攻撃よりも回避に専念だ!」

「こ、このお!」

攻撃を外して動きが止まったボールスライムに短剣を振りかぶる。しかし……

「ポニョ!」

もう一匹のボールスライムに死角から攻撃を喰らってしまった。

「キャァァァァ!? 痛ぁ……くない?」

けれど予想に反してボールスライムの攻撃は全く痛くなかった。

「あ、あれ?」

「言った通りだろう。ボールスライムは弾力のある体だから、体当たりしても自分の柔らかさで衝撃を吸収してしまうんだ」

「え!? そうなんですか!」

それってつまり攻撃力0のモンスターって事!?

「ほら、盾を構えて攻撃を受け流せ。ダメージがないから練習に最適だろう!」

「は、はい!」

ダメージが無いと分かった事で安心した私は、訓練を思い出してボールスライムの攻撃を盾で受け流す。

そしてもう一匹の攻撃を短剣で受け流すと、二匹の隙をついて短剣を突く。

「ポニョォ!!」

ああっ、可愛らしい鳴き声で悲鳴がぁ! ごめんね! ごめんね!

でも襲ってきたのはそっちの方が先なんだからね!

私は盾で攻撃を受け流し、もう一匹の攻撃を避けながら短剣でボールスライムを攻撃してゆく。

「おーし、良いぞ良いぞ! その意気だ嬢ちゃん!」

「この時期の森の外周にはボールスライムが多いから、魔物の大量発生さえなければ新人冒険者の訓練に最適なんですよ」

「ああ、だからっ! 森に! 連れて! きたん! ですねっ!」

「そういう事だ!」

「てーい!」

「ポニョォォ!!」

私の攻撃を何度も受けたボールスライムは、水風船が割れるようにはじける。

よし倒した! 後一匹!

「せい! せい! せい!」

一対一になれば戦いは一方的だった。

回避反撃回避反撃のリズムでボールスライムに攻撃を加えると、大した時間も賭けずに二体目のボールスライムを撃破する。

「た、倒したぁ!」

「まだだ! 周囲を警戒して敵が残っていないか確認!」

「は、はい!」

敵を倒して気が抜けた私にメイテナさんの叱咤が飛ぶ。

私はすぐに周囲をキョロキョロと見回して敵が居ない事を確認する。

「もういません!」

「よし! よくやったカコ!」

何とか魔物を倒した安心感で、私は地面にへたり込む。

どっちかと言うと、魔物との戦いよりもメイテナさんの鬼教官っぷりが怖かったかも。

「でも、私魔物と戦って勝ったんだ……」

初めての実戦で心臓が、ううん、体全体がドキドキしている。

「よっ、お疲れさん、これが嬢ちゃんの初戦果だ」

「え? これは?」

イザックさんが私の手に半透明の石のようなものを二つ握らせる。

「ボールスライムの魔石だ。魔物の魔石はマジックアイテムの素材になったり魔法の触媒に使われたりするから金になるぞ」

「へぇー!」

これが魔石! ゲームとかで素材以外に見るヤツだ!

「まぁボールスライムは最弱クラスの魔物だから大した金にはならねぇが、それでも駆け出し冒険者にとっちゃ貴重な収入だ。大事に使いな」

「はい!」

これが私の初戦果!

薬草を初めて採取した時とはまた違う意味で私はドキドキする。

「よし、それじゃあボールスライムが出てきたらカコに相手をしてもらうからな!」

「はい!」

こうして私はボールスライムをひたすらに狩りまくるのだった。

「冒険者になるのもありかもだね!」

面白い、もっと読みたいと思ってくださった方は、感想や評価、またはブクマなどをしてくださると作者がとても喜びます。

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis!

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis!

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis! ~I Keep Creating Extraordinary Items From T*ash Piles Using Item Synthesis Ability!~, Renkinjutsu? Iie, Item Gousei Desu! ~Gousei Skill de Gomi no Yama kara Chou Item wo Mugen Rensei!~, 錬金術? いいえ、アイテム合成です!~合成スキルでゴミの山から超アイテムを無限錬成!~
Score 6.6
Status: Ongoing Type: Author: , Artist: , Released: 2023 Native Language: Japanese
Kako Mayama is a girl who likes playing fantasy games, especially alchemy-themed games because she likes to craft items in games. One day, she died after saving an animal that was actually the pet of a goddess from another world. The goddess gave Kako a chance to be reincarnated in another world in return for saving her pet. She would also give her the ability of her choice from a list if she accepted her offer. Without hesitation, Kako accepted the offer and chose Alchemy ability from the listー No. To be exact, she wanted the Alchemy ability from the list, but because of some kind of careless mistake, she got Synthesis ability instead. Kako was disappointed at first but then she realized the greatness of her ability. Synthesis ability is kind of similar to Alchemy ability, but they have differences. To make an item using Alchemy, you need to collect the required materials first, but to use Synthesis ability you only need multiple items to be combined together into a higher grade item. When Kako realized the usefulness of her ability, she started to combine cheap items to create high-quality items and achieve a successful life. After a while, she became completely addicted to her game-like ability. She kept creating extraordinary items one after another and making a sensation around the world.

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