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Nope, It’s Called Item Synthesis! – Chapter 173

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「おおう、結構狭くなったよね」

魔物退治が一段落した事で、他の種族の戦士達も廃墟に集まってきたので、なかなかに狭い。

「魔物避けのお陰で魔物を一カ所におびき寄せる事が出来るようになったから、安心して村を再建できるトリ」

「ありがたいワニ」

魔物の脅威がなくなった事で、獣人達の間に安堵の空気が流れる。

でもそっか、戦士達が魔物狩りに向かっている間に村が壊されちゃったんだよね。

幸い、魔物寄せが魔物をおびき寄せてくれるから、防衛用の柵や壁が壊れている村でも最小限の警戒で済むのが不幸中の幸いみたい。

「でも子供やお爺ちゃんお婆ちゃんはそれでも不安だよね」

「だからその間はここで避難生活をさせて欲しいリス」

と、そこにリッス族から廃墟を使わせて欲しいと頼まれた。

「なんで私に聞いてくるの?」

「ここは巫女様が蘇らせた聖域リス。巫女様の許可を取るのは当然リス」

あー、そうきたかー。

ここ最近のあれやこれやですっかり女神の巫女様と勘違いされてるもんなぁ。

「ここは昔の人が作った場所だから、皆の物って事で良いんじゃないかな」

「おお、流石は巫女様リッス! お心が広いリッス!」

いや、公園は皆のものくらいの気持ちで言っただけなんだけど。

「皆ー! 巫女様から聖域の使用許可が下りたリス! さっそく寝る場所を作るリッス!」

「おー!」

リッス族が声をかけると、周りにいた皆が返事をして急造のテントを作り始める。

リッス族は身軽な人が多いらしく、皆スルスルと木の上に登ってはロープを結んで木から木へと固定してゆく。

そしてそのロープに垂らすように、大きな木の葉を繋ぎ合わせたシートを乗せて即席のテントを作り上げていた。

なんていうか運動会の司会席みたいな壁はないけど日差しや雨を防いでくれる奴みたいな感じで。

「んー、せっかくだし、ここをいざと言う時の為の集会所として修復したらどうかな?」

「修復リス?」

「うん。ここの建物をしっかり作り直しておけば、また何か起きた時皆の避難所になるでしょ。テントを張る手間も省けると思うんだよね」

「むむむ、しかしそうなると大作業になるリス。今の廃墟を直しても広さが足りないリス」

「ならもう完全に建て直しちゃえば? 祭壇さえ残っていれば大丈夫そうだし」

というかこの廃墟、祭壇以外はもうボロボロなので、これを崩しても結界には何の影響もないだろう。

「それなら行けると思うリス。でも流石に村の再建と同時は無理リスね」

「こっちは急ぐ必要はないよ。皆で余裕がある時に直してくれれば」

「分かったリス! 巫女様からの神託、しかと守るリス!」

「神託じゃないからね!」

ビックリした、タダの思い付きなんだからそんな大げさにしなくていいってば。

ともあれ、こうして獣人達は村の再建をしつつ、廃墟の再建もする事になるのだった。

「えっほえっほ」

大人達が村の再建に向かっている間、廃墟に残っていた子供達は再建の準備として瓦礫の撤去を行っていた。

「皆よくあんな重い物持てるねぇ」

「ほっほっほっ、子供とはいえ獣人ですニャ。力の無いトッリ族はともかく、基本的に皆力があるのニャ」

と、ネッコ族のお爺ちゃんが子供であっても獣人族は力があると教えてくれる。

それどころか下手な人間の大人よりも強い子だっているのだとか。

「おいおい爺さん、トッリ族はその代わりに空を飛べるし、脚の力も強いんだトリッ!!」

と、トッリ族の子供が上空から壁にもたれかかっていた瓦礫を蹴り飛ばしてゆく。

「ほっほっほっ、そうだニャ。トッリ族の空の目は他の種族にない強さだニャ」

「大きいから砕くワニ」

そして大きくて運べない瓦礫を、ワッニ族の子達がかみ砕いてゆく。

いや怖っ! ワニの歯怖っ! 何で岩の塊をかみ砕けるの!?

「運ぶワン! ハッハッハッハッ!」

そしてイッヌ族の子供達が即席のソリに瓦礫を乗せて結界の端に運んで行く。

うーん、ああやってみるとよくテレビで見るソリを引くシベリアンハスキーみたいで可愛いなぁ。

「けど思った以上にガレキが多いねぇ」

廃墟から出る瓦礫は、私が思った以上に多かった。

結構大きい塊が多いし、なんかもったいないなぁ。

うーん、これ、レンガみたいに形を揃えて再利用できないかな?

でもそうなるとレンガを積む為の接着剤みたいなのがいるか。

コンクリートとか材料があれば合成できるのかな?

「あっ、そっか。検索を使えば」

私は自分が新たに手に入れた力を思い出し、さっそくその機能を使用してみる事にした。

「瓦礫をガッチリくっ付けて建材として再利用できる接着剤に必要な材料。あっ、この辺りで手に入る素材で」

『ガンチの葉、リタピィの根、チリカの実』

ピッという音と共に目の前に文字が浮かび上がる。

ふむふむ、この三つの素材を合成すれば接着剤が作れるんだね!

「お爺さーん、この辺にガンチの葉、リタピィの根、チリカの実ってありますか? いくつか数が欲しいんですけど」

「巫女様は変なものを欲しがるニャア。それならそこら中にあるのニャ。おーい、お前達」

と、お爺さんは近くにいる子供達を呼ぶ。

「巫女様が欲しがっているのニャ。ヒマしてる奴らはひとっ走り集めてくるのニャ」

「分かったニャ!」

「俺が一番沢山集めてくるワン!」

「僕に任せるリスよ!」

「木の実なら私が採って来るわ!」

と、子供達はノリノリで素材採集に向かって行った。

「「「「採って来たよ!」」」」

数時間後、子供達は大量の素材を採取してきてくれた。

「ありがとう皆。これで便利なお薬が作れるよ」

「お礼は肉が良いワン!」

「こら、図々しいトリよ。そこは木の実で我慢しておくトリ! ……トリ」

「それはお前達の好きなものワン! 肉が良いワン!」

「僕は魚が良いワニ」

あらら、子供達がご褒美目当てで喧嘩が始まりそうになってる。

「馬鹿もん! 巫女様は儂等を助けてくださったのニャ! 礼を求めてどうする! 儂等が礼をする側なのニャ!」

「キュウン」

「トリィ」

「ワニィ」

しかしそれを見かねたお爺さんに叱られ、子供達は尻尾を垂らしてシュンとなってしまった。

ふぅ、良かった。あやうく喧嘩が始まるかと思ったよ。

ともあれ、それじゃさっそく接着剤を作ろうか。

私は護衛のミズダ子に水の壁を作ってもらうと、集まった三つの素材を合成する。

『石の接着剤:これを塗った石をくっ付けて乾燥させると非常に強固な接合材となる。素手で触ったり目や粘膜に触れてしまった場合は流水で洗った後、専用のポーションを使う事』

「よし、成功!」

それじゃあこれを更に合成して品質をあげるぞー!

『最高品質の石の接着剤:これを塗った石をくっ付けて乾燥させると非常に強固な接合材となる。非常に品質が良く、石と接合部の区別がつかない程綺麗につながる。接合部の強度も最初から一つの塊であったかのように硬くなる。また数千年経っても接着剤が劣化する事はない。素手で触ったり目や粘膜に触れてしまった場合は流水で洗った後、専用のポーションを使う事』

「よし、あとはこれを石に塗ってテストだ!」

私は手頃な瓦礫を見つけると、さっそく接着剤を塗って他の瓦礫を何個もくっ付ける。

そしたらこれには触らないようにと皆に言いつけて、接着剤が乾くのを待った。

そして翌日。

「おお!? 瓦礫がくっついてるのニャ!」

翌日、接着剤が乾いた事を確認した私は、皆を呼んで接着剤の効果を確認して貰った。

「凄いワニ、これがあれば新しい石材を用意する必要がないワニ」

「それにこれなら僕達が小さい瓦礫を上に運んでいって接着剤でくっ付ける事が出来るリス」

「それに凄く硬いワン。まるで最初からこの形だったみたいにカチカチだワン」

と、イッヌ族の子がくっ付けた瓦礫の棒を他の瓦礫にガンガン叩きつけても、接合部が割れる様子はなかった。

「皆には瓦礫を運んでもらう予定だったけど、予定変更して瓦礫をくっ付けて廃墟の再建をして貰おうと思います。やれる?」

「「「「やるー!」」」」

「それなら瓦礫同士を合わせて元々繋がっていた素材同士を探すトリ」

「確かにだワニ。その方が余計な部分を加工する手間が省けるワニ」

「よーし、やるニャー!」

「「「「おーっ!」」」」

こうして、廃墟再建計画は改めて再スタートをしたのだった。

「「「「出来たー!!」」」」

そして数日後、かつて廃墟だった建物は立派な神殿として復活を遂げていた。

「おおー! これは凄い!」

あの廃墟がこんな立派に! これは見事なビフォーアフターだよ!

「巫女様、案内してあげるトリ!」

と、子供達が私の腕を引っ張って神殿の中へと連れてゆく。

「凄いでしょ! 私達が直したんだよ!」

「うん、凄いね」

誇らしげに語る子供達を私は褒める。

実際子供達が直した神殿は綺麗なものだった。

まるで作りたてのように。って、あれ? 繋ぎ直しただけなのになんでこんなに表面が綺麗なの?

「ボロボロだった瓦礫の表面をわざと削って粉にした後、接着剤と混ぜて綺麗に塗り直したワニ」

「そんな事までしてたの!?」

意外と職人肌だよこのワッニ族の子!

「あっちの柱の上の方は僕達が直したリス!」

と、リッス族の子ども達が柱の上の装飾を指差す。

「細い部分は削れて元の形が分からなかったから、僕達が自分で考えて作ったリス」

成程、大昔の建物なんだから、そりゃあ風化しちゃってる部分もあるよね。

「おおー、凄いね。とってもカッコいいよ」

「えへへリス」

本当にすごいビフォーアフターだよ!

「そしてこれがニャー達の最高傑作ニャ!」

「ワン達皆で作り直したんだワン!」

と、子供達が神殿の奥を指差すと、そこには葉っぱで作られたシートによって隠された何かが見える。

何を隠してるんだろう? どうもここは神殿っぽいし、ということは隠されているのは神様の像?

成程、神殿なんだから神様の像が一番のサプライズって訳だね。

「一体何なの?」

それが何なのかおおよその予測が付いたものの、私は分からない振りをして子供達の回答を待つ。

「「「「「それは、これだニャ/ワン/トリ/ワニ/リス!!」」」」」

バサッと音を立てて現れたのは、美しい神の像……ではなく子供の像だった。

「……え?」

子供? 何で? しかも何やら見覚えがあるような……

「「「「「巫女様の石像だニャ/ワン/トリ/ワニ/リス!!」」」」」

「何でぇぇぇぇぇぇぇっ!?」

廃墟再建を祝う最後のサプライズの正体、それは神様の像ではなく私の像でした!

なんということをしてくれたのでしょうっっっ!

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis!

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis!

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis! ~I Keep Creating Extraordinary Items From T*ash Piles Using Item Synthesis Ability!~, Renkinjutsu? Iie, Item Gousei Desu! ~Gousei Skill de Gomi no Yama kara Chou Item wo Mugen Rensei!~, 錬金術? いいえ、アイテム合成です!~合成スキルでゴミの山から超アイテムを無限錬成!~
Score 6.6
Status: Ongoing Type: Author: , Artist: , Released: 2023 Native Language: Japanese
Kako Mayama is a girl who likes playing fantasy games, especially alchemy-themed games because she likes to craft items in games. One day, she died after saving an animal that was actually the pet of a goddess from another world. The goddess gave Kako a chance to be reincarnated in another world in return for saving her pet. She would also give her the ability of her choice from a list if she accepted her offer. Without hesitation, Kako accepted the offer and chose Alchemy ability from the listー No. To be exact, she wanted the Alchemy ability from the list, but because of some kind of careless mistake, she got Synthesis ability instead. Kako was disappointed at first but then she realized the greatness of her ability. Synthesis ability is kind of similar to Alchemy ability, but they have differences. To make an item using Alchemy, you need to collect the required materials first, but to use Synthesis ability you only need multiple items to be combined together into a higher grade item. When Kako realized the usefulness of her ability, she started to combine cheap items to create high-quality items and achieve a successful life. After a while, she became completely addicted to her game-like ability. She kept creating extraordinary items one after another and making a sensation around the world.

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