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Nope, It’s Called Item Synthesis! – Chapter 31

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本日はフロンティアワークスさんよりわたくしが執筆を担当した『NG騎士ラムネ&40FX下巻』電子書籍版の発売です!

上下巻がセットになった合本版もありますよ!

興味を持ってくださった方は是非読んでみてください!

翌朝、朝食を食べ終わった私はさっそく行動を開始した。

向かう先は村のお店。

とりあえず宿から近い順に手当たり次第に行くよ!

「すみませーん、屑鉄の鉄鉱石を売って欲しいんですけど!」

「はぁ!?」

突然やって来た客の奇妙な注文に、店員さんが目を丸くする。

「屑鉄ってなんでそんなもんを!?」

「個人的に必要なんです」

「個人的にって……」

私が何を考えているのか分からない店員は首をひねって不思議がっていたが、どのみち売り物にならない屑鉄を買い取ってくれるのならと素直に売ってくれた。

うん、やっぱり屑鉄なら今の時期でも買えるんだね。

値段も大体シェイラさんの言っていた通りみたい。

「あとえーっと、ここにある見習いの作った槍を全部下さい」

「はぁ!? 全部!?」

更に謎の注文を受けてやっぱり店員が目を丸くする。

ふっふっふ、驚いているようだね。私も君の立場ならコイツ正気か!? って思うよ絶対。

「あっ、シェイラって見習い職人の女の子の兄弟子達が作った品は要りません」

「え? シェイラ? 女の職人って……ああ、あそこの見習い娘か。そこの兄弟子の品ねぇ。ならコレとコレだな」

注文を受けた店員は樽の中からいくつかの槍を除外する。

成程、それがあの連中のマークだね。

よし、そのマークの品は絶対買わないよ!

そして買い物を終えた私はすぐに宿に戻る。

正直言えばもっと買い物を続けていたかったけど、魔法の袋の容量も有限だからね。

そして合成で屑鉄と槍の品質を上げて魔法の袋を空にすると、次の屑鉄と武具を求めてお店に向かう事を繰り返した。

スキルのレベル上げと商品を増やす為に頑張るぞー!

「あっ、いたいた! シェイラさーん!」

合成祭りを終えた私は、シェイラさんが働いている工房にやって来た。

ちなみに工房の場所は大量に屑鉄や武具を買い込んだお店の店員さんに聞きました。

「あれ? カコ!? なんでここに?」

突然の訪問に驚くシェイラさん。

「ちょっとシェイラさんに渡したいものがありまして」

「私に?」

「はい。これを持ってきました」

私は魔法の袋から鉄鉱石の入った箱を取り出す。

「ん? 鉄鉱石? なんだ、やっぱりこの前のヤツはいらなくなったってか? けど金は返さないって……っ!?」

箱から取り出した鉄鉱石を見たシェイラさんは、目を大きく見開いて動きを止める。

「な……なな……」

なな?

「何だこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!?」

「おおう、ビックリした。シェイラさんって意外に大きな声出せるんですね」

「そりゃ鍛冶場はうるさいからな。小さな声じゃ何も聞こえないし……ってそうじゃない!! なんだいこりゃ!?」

「鉄鉱石ですけど?」

「そりゃ分かってるよ! 私が聞きたいのはこの鉄鉱石の品質だよ! こんな質の良い鉄鉱石見た事ないよ!」

「ええ、なにしろ最高品質の鉄鉱石ですから」

「さっ、最高品質ぅ~~っ!?」

流石に最高品質とは思わなかったのか、シェイラさんがギョッとした顔になる。

ふっふっふ、驚いたかね?

「こ、こんなものを持ってきて一体なんのつもりだい……?」

何を考えてこんなとんでもない物を持ってきたのかとシェイラさんは困惑しながらも説明を求めてくる。

「仕入れで余ったのでこれをシェイラさんに差し上げようかと」

「はぁーーーーーーーーーっ!?」

ははは、驚いてる驚いてる。

「な、ななななななな何を言ってんだい!? アンタこれがどれほどの価値を持ってるか分かってんのかい!?」

「もちろんです。私が自分で仕入れた品ですしね」

「アンタが仕入れた!? これを!?」

私が仕入れたという言葉にシェイラさんの目が信じられないと疑いの眼差しになる。

「でも事実ですから」

まぁ実際は仕入れたんじゃなくて合成したんだけどね。

「け、けどなんでこれを私に? アンタに得なんてないだろ?」

確かに得はない。でも私は損得だけで行動してるわけじゃないんだよ?

とはいえ、純粋な善意ですと言うのもちょっと恥ずかしいので、少しだけひねた理由にする。

「そうですね、興味半分ってところですか」

「興味半分?」

「ええ。兄弟子さん達が警戒して卑怯な事をするくらいの腕前を持ったシェイラさんが本気で何かを作ったのなら、どんなものが出来るのかを知りたくてですね」

「……私が本気で作った物を?」

この理由は想定外だったらしく、シェイラさんはポカーンと口を丸くする。

でも事実だしね。

何より自分達より腕が立つからって、そして女だからって理由でシェイラさんに嫌がらせをしたあの兄弟子達の振る舞いには私もムカついているんだ。

だから私はシェイラさんの味方をするって決めたんだよ。

「そうです、シェイラさんの本気の仕事を見たいんです。だからこれを持ってきました。どうです? これなら最高の品が作れませんか?」

「そ、それは……」

うーむ、まだこちらの本心を疑っているって所かな。

なら揺さぶってみるか。こっちは純粋な善意なんだからね。

「じゃあこう聞きましょう。これで最高の逸品を作ってみたくありませんか?」

「っ!?」

職人のサガか、これを使って何か作ってみたくないかと聞かれたシェイラさんはぐっと言葉を詰まらせる。

くくく、効いておるわ。

「だ、だがこれに支払える金が……」

「ではこうしましょう。シェイラさんはこれを使って私が認める最高の品を作る事が出来たら代金はタダ。余った鉄も差し上げます。でも最高の品が出来なければこれの代金を支払って貰うというのはどうですか?」

「そいつは……!」

職人のプライドが刺激され、シェイラさんの眼差しが鋭くなる。

「良いのかい? そんな条件じゃタダで貰ったも同然だよ?」

シェイラさんは私の意図などもうどうでもいい。職人の腕を見せつけてやると言いたげにニヤリと笑みを浮かべる。

「ふふふ、出来るのならどうぞやってみてください」

「ちっ、そこまで言われちゃあ受けて立たない訳にはいかないね! いいさ、その挑戦受けた! 最高の逸品を作ってみせるよ!」

「交渉成立ですね」

おっしゃ、上手くいったー!

どんな物を作るか楽しくなってきたよー!

そしてすんごい物を作って兄弟子達をギャフンと言わせちゃってよ!

シェイラさんに鉄鉱石を渡した以上、後は試験の日まで待つだけだ。

ちなみに試験の日は意外と近かった。

てっきり時間をかけて一本一本ちゃんとした物を作ると思っていたんだけど、職人はどんな時でも期日までに一定の品質を保った状態で納品する事も大事な事なんだとか。

「時間をかけて作るのは金に糸目をつけずに頼まれた金持ち相手の仕事だね。あれは待たせた時間も商品の価値になってるのさ」

その話を聞いた時は「なんと、わざと遅く作る事に意味があったのか!?」と驚いたものだった。

そんな訳なので、試験の日まで私はこの村に滞在する事になった。

ホントは長くなるようだったら鉄鉱石だけ渡してそのまま村を後にしようかなとも思っていたんだけどね。

ともあれそんな理由で村に滞在する時間が出来た私は、ニャットにご飯を作りながら過ごしていた。

お蔭で農家の老夫婦に「毎日ご飯を作るなんて偉いねぇ」とやたら気に入られて野菜の山を持たされたのはまぁ悪くない思い出かな。

とはいえ料理だけをしていた訳じゃない。

何をしていたのかというと、お店巡りだ。

うん、屑鉄と見習い武具あさりをしていたのです。

屑鉄と見習い武具を買っては合成する日々。

そんな生活を繰り返していれば店員さん達も自然と私をお得意様と認識するようになる。

なのでこれ幸いと私は色々な話を店員さん達から聞いた。

仕入れの事、客とのトラブルなど色々と役立つことが聞けた。

何より重要だったのは、シェイラさんの兄弟子と彼等と取引をしているお店がどの店かという情報だ。

何せその連中はシェイラさんに屑鉄を売った連中だからね!

そいつらの情報を手に入れた私は、その店にだけは行かず他の店だけに通う。

そうなると何故私はあの店にだけ行かないのかと皆が疑問に思うようになった。

そして気になった人達が調べ始めると、避けているのはその店だけじゃなくシェイラさんの兄弟子の作った物も買っていないという情報が彼等の話題に上っていった。

結果、自分の店にだけ私が爆買いをしに来ない事に疑問を持った店主が店員達に詰め寄った事で、店員の一人が兄弟子達から金を貰って屑鉄を売りつけた事が判明したのである。

お金をもらってやったって事は賄賂ってやつですか!?

店員が商人にあるまじき振舞いをした事で店主は激怒した。

まぁ当然だよね。個人の勝手が原因で店と他の店員全部が濡れ衣を着せられた形になるのだから。

そこはちょっとお店の人達にごめんねと思ってしまった。

ともあれ事情が判明した事で店員は店主にしこたま叱られ、遂には村から追い出される結果になった。

と言ってもクビにしたわけじゃなくて、かなり僻地にある村へ行商を行う為に追い出されたんだって。

商人にとって信用は非常に大事だから、このまま逃げだしたら本店から回状が回ってどこに逃げてもまともな商売が出来なくなってしまうのだとか。

だから店員は泣く泣く受け入れたらしい。

ただ遠いだけでなく、魔物や山賊も出るような地域なのでかなり大変そうだね。

まぁ自業自得だけど。

そんな感じで悪ーい店員が消えてスッキリした……んだけど、困ったことに別の問題が湧き出てきたのである。

私が村の中を歩くと……

「おお、屑鉄お嬢だ!」

あまりにも屑鉄を買い過ぎた所為で、私はお店の人達から屑鉄お嬢などという不名誉なあだ名を頂いてしまったのだ。

更に……

「見習い女神様だ!」

「ほんとだ! 見習い女神様だ! 女神様、今度は俺の作った武器も買ってくださいよー!」

見習い達の作った安い武具を買い漁り続けた事で、気が付いたら私は見習い達のパトロンとして武具を買い漁る貴族のお嬢様か何かと勘違いされてしまったのである。

しかも見習い(の武器を買ってくれる)女神様ときたもんだ。

「うごご、どうしてこうなった……」

「そりゃこんな馬鹿な買い物すれば誰だって変な勘違いするに決まってるのニャ」

はい、おっしゃる通りです。

くそー! シェイラさんの試験を見終ったらこんな村直ぐに出て行ってやるからなーっ!

面白い、もっと読みたいと思ってくださった方は、感想や評価、またはブクマなどをしてくださると作者がとても喜びます。

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis!

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis!

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis! ~I Keep Creating Extraordinary Items From T*ash Piles Using Item Synthesis Ability!~, Renkinjutsu? Iie, Item Gousei Desu! ~Gousei Skill de Gomi no Yama kara Chou Item wo Mugen Rensei!~, 錬金術? いいえ、アイテム合成です!~合成スキルでゴミの山から超アイテムを無限錬成!~
Score 6.6
Status: Ongoing Type: Author: , Artist: , Released: 2023 Native Language: Japanese
Kako Mayama is a girl who likes playing fantasy games, especially alchemy-themed games because she likes to craft items in games. One day, she died after saving an animal that was actually the pet of a goddess from another world. The goddess gave Kako a chance to be reincarnated in another world in return for saving her pet. She would also give her the ability of her choice from a list if she accepted her offer. Without hesitation, Kako accepted the offer and chose Alchemy ability from the listー No. To be exact, she wanted the Alchemy ability from the list, but because of some kind of careless mistake, she got Synthesis ability instead. Kako was disappointed at first but then she realized the greatness of her ability. Synthesis ability is kind of similar to Alchemy ability, but they have differences. To make an item using Alchemy, you need to collect the required materials first, but to use Synthesis ability you only need multiple items to be combined together into a higher grade item. When Kako realized the usefulness of her ability, she started to combine cheap items to create high-quality items and achieve a successful life. After a while, she became completely addicted to her game-like ability. She kept creating extraordinary items one after another and making a sensation around the world.

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