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Nope, It’s Called Item Synthesis! – Chapter 76

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「という事です公爵」

公爵家にやって来た私達は挨拶もそこそこに交渉を始める事になった。

このあたり公爵様の方もマナーやしきたりを気にしないのでスムーズに会議に移ってゆく。

そして私達から得た情報を改めて公爵様に報告するメイテナお義姉様。

しかもテーブルの上には私が合成で毒素を強化したサーベン・サーモンが置かれているので更に危機感が煽られる。

「なんと、まさかそこまで事態が進んでいたとは……」

もう見ただけで毒に冒されていると分かるサーベン・サーモンを見て、公爵様の顔色は悪くなっていた。

「しかも民が被害に遭っているとは、我ながらなんと迂闊な……」

自分の知らない間に民が被害を受けていたと知って、公爵様の顔色は悪くなる一方だ。

「こうなった以上、まずは領民の治療が先決でしょう。妹の商店で取り扱っているポーションを公爵家に提供する事を考えております」

「おお、それは助かる!」

「いえいえ、困った時はお互い様ですので」

「それで、何を求めるのかね?」

「当家としては南部でのみ入手できる品の優先買取権を求めます」

お姉様が求めたのは、他の商人や貴族が同じ物を欲しがっても優先して売って貰える権利だった。

「ふむ、割引まで求めないのか?」

確かに、優先権って言われると便利だけどそこまで凄そうに思えないよね?

公爵様がそんなので良いのかって言ってるくらいだからそこまで凄い権利じゃなさそうなんだけど。

「そこまでは求めません」

「そう言ってくれると助かる」

「ただ、当家が融通するのはポーションの優先的な融通についてのみです。代金は別途支払って頂く事になりますよ」

「分かっているとも」

そうだね。代金を支払ってもらえないと解毒ポーションの材料になるポーションを買えないもんね。

「カコちゃん、解毒ポーションの代金はいくらになります?」

パルフィさんが小声で解毒ポーションの値段を聞いてきて私はビックリする。

「え!? 値段ですか!? ええと……」

ポーションは銀貨10枚だから……って違う。この価格は高騰してた時の値段だ!

それにポーションの原料にロストポーションの失敗作の汚染液が要るけどあれはそもそも値段が付かないものだし……えーっとえーっと。

「えと、特別な材料を使っているので一つ銀貨10枚くらいかと……」

とりあえず高騰時のポーションの値段にしてみた!

「メイテナ様、解毒ポーションは一つ金貨10枚となります」

「フモガッ!?」

いきなり何事!? 思わず叫ぼうとした私だったけど、マーツさんに口を塞がれる。

「む? どうしたのだ?」

「フモガックション! 失礼、くしゃみが出たニャ」

更にいつの間にか私の前に出て立っていたニャットがわざとらしいクシャミをする。

「ネッコ族は変わったクシャミをするのだな」

んな訳あるかい!! つーか皆してどういう事!?

「カコちゃん、商人なんだから吹っ掛けなきゃ」

なんと、皆さん私の提示した金額では全然足りないとの事だった。

これでも普通のポーションよりも高く設定したんだけどなぁ。

「むぅ……一つで金貨10枚か。それは一本で複数の人間を治療できるのか?」

「いえ、一本で一人です」

気が付けば金額交渉が進んでいた。

「公爵様、ここで金をケチッて俺達平民が死ねば、税を得られなくなりますよ」

「むっ」

イザックさんに痛い所を突かれて公爵様が眉を顰める。

うう、公爵様はあんまり貴族のしきたりを気にしないから良いけど、それでも物凄く偉い貴族なんだよ!? 大丈夫なの!?

「聞けば人魚達との諍いは他の乗客や船員にも聞かれていたとか。事件の全貌を聞いたわけではなくとも、町で不自然な死傷者が出れば人魚との確執と繋げる人は少なくないでしょう。それは我々エルフ族としても他人事として見過ごせる問題ではありませんね」

「うぐっ」

更にマーツさんがメイテナお義姉様の護衛としてではなく、エルフと言う他種族としての意見を口にすると公爵がむぐぐと気まずそうな顔になる。

「金銭の傷は一時的なものですが、貴族の信用は一度落ちると並大抵の事では取り戻せない……と思いませんか?」

メイテナお義姉様に止めを刺された公爵様は、苦虫を噛み潰したような顔になったと思ったら、大きく肩を落としてため息を吐いた。

「……状況が状況故しかたないか。どれだけ用意できる?」

うーん、汚染液さえ手に入ればあとはポーションの在庫次第なんだよね。

この町で手に入るポーション次第だから何とも言えないんだよなぁ。

とはいえ町中のポーションをかき集めたら100個くらいは集めれるんじゃないかな?

「そうですね。薬師次第ですけど一週間もあれば100個くらいは作れるんじゃないかと」

「100か、都の住人に提供するには少ないな」

けれど私の提示した数では足りないと言われてしまった。

ええ!? どどどどうしよう!?

「公爵様、まずは症状の重い者から与えてはどうでしょう? その間に根本原因を解決すればそれ以上重症化する者は居なくなるでしょうから、軽症者には後から補充した分を提供すれば良いかと」

メイテナお義姉様ナイスアシスト!

「うむ、それが良いな。ではなるべく早く100個の納品を頼む。こちらもロベルトに海の浄化を急がせる」

「承りました」

「それと研究所の者達に問題を迅速に理解させる為、このサーベン・サーモンを譲ってほしいのだが」

「ええ、構いませんよ。有料になりますが」

金取るんかい!! そう言えばメイテナお義姉様達って百戦錬磨の上級冒険者なんだよね。こういう交渉もお手の物ってことなのかな?

ふぅー、ともあれなんとか交渉は完了だね。

しっかし解毒ポーション1個で金貨10枚とか……100個で金貨1000枚じゃん!!

しかも後から追加で買ってもらえるんでしょ!? ボロ儲けなのでは!?

「おおう、私よりも皆の方が商人に向いているのでは……?」

「寧ろカコが儲けなさすぎなのニャ。商人ならもっと強欲に儲けるモンニャ」

「そう言うモンですかニャ」

「ニャが甘いニャ」

こうして私は解毒ポーションの大量生産に入るのだった。

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis!

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis!

Alchemy? Nope, It’s Called Item Synthesis! ~I Keep Creating Extraordinary Items From T*ash Piles Using Item Synthesis Ability!~, Renkinjutsu? Iie, Item Gousei Desu! ~Gousei Skill de Gomi no Yama kara Chou Item wo Mugen Rensei!~, 錬金術? いいえ、アイテム合成です!~合成スキルでゴミの山から超アイテムを無限錬成!~
Score 6.6
Status: Ongoing Type: Author: , Artist: , Released: 2023 Native Language: Japanese
Kako Mayama is a girl who likes playing fantasy games, especially alchemy-themed games because she likes to craft items in games. One day, she died after saving an animal that was actually the pet of a goddess from another world. The goddess gave Kako a chance to be reincarnated in another world in return for saving her pet. She would also give her the ability of her choice from a list if she accepted her offer. Without hesitation, Kako accepted the offer and chose Alchemy ability from the listー No. To be exact, she wanted the Alchemy ability from the list, but because of some kind of careless mistake, she got Synthesis ability instead. Kako was disappointed at first but then she realized the greatness of her ability. Synthesis ability is kind of similar to Alchemy ability, but they have differences. To make an item using Alchemy, you need to collect the required materials first, but to use Synthesis ability you only need multiple items to be combined together into a higher grade item. When Kako realized the usefulness of her ability, she started to combine cheap items to create high-quality items and achieve a successful life. After a while, she became completely addicted to her game-like ability. She kept creating extraordinary items one after another and making a sensation around the world.

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