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[Villain X Marriage] From A Lazy Villainous Nobleman Like Me, The Villainess Daughter Whose Engagement Was Broken Off Has Become My Wife, And Together We Became The Most Formidable Couple – Chapter 46

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「ミケラルドの捜索は三班に別れよう。僕、シャノア、ラキの第一班。エステル、マティアス、カーラの第二班。そして――オードラン男爵、レティシア夫人、レオニールの第三班だ」

イヴァンが班分けを取り仕切る。

なんでお前が率先して仕切ってんだよ、と思ったりもするが、ぶっちゃけ面倒だし任せていいか。

こういう参謀っぽい仕事はコイツの得意分野だし。

「それとコレが周囲一帯の地図だが……ミケラルドが身を隠せそうなのは東の森の中と、南の海岸沿い、それと北にあるダンジョンくらいだろう」

「ダンジョン? この近くにダンジョンがあるのか?」

「ああ、危険度の高くない低級ダンジョンだから、ミケラルド程度の実力者なら身を隠すには持ってこいだな。僕はここが一番怪しいと踏んでる」

イヴァンの話を聞いていたマティアスは「ふーん」と唸り、

「一応聞いとくが、Eクラスの奴らが匿ってるって可能性はないのか?」

「それはありません! Eクラスのフリアン先生にも確認しましたが、彼らは本当にミケラルドくんの行方を知らないそうです!」

答えるパウラ先生。

マティアスは据えた瞳で、

「……ま、もし隠してたら奴らも同罪だもんな。嘘でもそう言うか」

「とはいえ信じていいだろう。もし僕たちを本気で襲う気だったら、ミケラルド一人にやらせるなんて非効率な真似はしないだろうからな」

眼鏡をクイっと動かし、イヴァンが言う。

――確かに。

もしEクラス全員が本気でFクラスの誰かを殺そうとするなら、顔を隠して集団で襲うなりなんなり、やり様はあったはずだ。

やはり現状で一番考えられるのは、怨嗟のあまり正気を失ったミケラルドによる単独犯行。

とりあえずはEクラスへの追及は後回しでいいだろうな。

イヴァンは作戦ブリーフィングを続け、

「危険性が高いと思われるダンジョンには、僕率いる第一班が向かう。残りは――」

「待て」

俺は話を進めようとするイヴァンの声を遮った。

「ダンジョンに、あの阿呆がいる可能性が高いんだな?」

「あ、ああ、おそらく……」

「なら俺が行く。もし本当にミケなんとかが”混合魔法”を使えるとしたら、お前らの手に余るだろ」

こんな面倒なの、とっとと終わらせるに限るし。

コイツらが取り逃がしたりして、二度手間になるのはゴメンだ。

――と思って言ったつもりだったが、

「……アルバン、あなたもだいぶ”王”としての自覚が出てきたみたいね」

何故か嬉しそうに微笑みながら、レティシアがそんなことを言う。

「へ?」

「ホントホント☆ 危ないからって仲間を庇うなんてカッコいいー♪」

「べ、別にそんなつもりはねーよ……」

「あ、アルくんってば照れてる~♡ 可愛い~★」

「うるせぇ、それ以上言うとはっ倒す」

なんか勘違いされてしまった感。

にしても、レティシアにからかわれるならまだしもラキに弄ばれるのは普通にムカつくな……。

マジでコイツの馴れ馴れしさはどうにかならんもんか……。

俺が頭を抱えていると、

「――待って。私も行くわ」

「え……オリヴィアさんも?」

「ええ、ぜひ同行させて頂戴。……少し、気になることもあるから」

「姉さん――」

「大丈夫よレティシア。私の実力は、あなたが一番よく知っているでしょう?」

パチッとウインクするオリヴィア。

――こうして、俺たちの”ミケラルド狩り”は始まった。

▲ ▲ ▲

《エステル・アップルバリ視点》

「出ていらっしゃいミケラルド・なんとか! このエステル・アップルバリが、あなたのお腐れド頭に天誅ぶちかまして差し上げますわ!」

私は夜の海岸沿いをズカズカと突き進みます。

気分は怒髪天。

すぐにでもミケラルドのお顔をぶん殴って差し上げないと、気が済みそうにありませんわ。

「おい、そんなズカズカ進むんじゃねーよエステル。あと声デケェって」

「……その通り……捜索は隠密を心掛けるべき……」

「黙らっしゃい! マティアスもカーラも、もっとバリクソにやる気を出しては如何!?」

「やる気なら出してるって。でも本命はオードラン男爵たちが向かったダンジョンの方なんだろ? 無駄に張り切ったってしゃーねーだろ?」

「……とはいえ油断し過ぎも禁物……この時間帯はダークネスアサシン丸も休ませないといけないから、余計に――」

――カーラが言いかけた時でした。

海岸の岩陰から、ユラリと人影が出てきます。

「! 出ましたわね、ミケラルド!」

「……」

現れたのは、頭から身体までスッポリとフード付きマントで覆い隠した人物。

もう怪しさ百億満点!

コイツがミケラルドで間違いありませんわね!

さっそくぶちのめしますわ!

「お覚悟はよろしくて!? そんじゃさっそく”対よろ”と――!」

「待ちなエステル。俺たち……どうやら囲まれてるみてーだぜ?」

マティアスが言うと――付近の物陰から次々と同じ格好の者たちが姿を現します。

総勢八名。

皆手に剣などの武器を持っている。

彼らは完全に私たちを取り囲み、いつでも襲い掛かれる状態に。

「おいおい……まさか当たりを引いちまったってか?」

「ミケラルドに仲間が……徒党を組んでいたのは予想外……」

マティアスは長柄槍を、カーラは短刀を構える。

一見すると多勢に無勢。

人数的にこちらが劣勢に思えますけれど、

「あら、むしろ丁度いいじゃありませんか」

私はザッと足を開いて腰を落とし、両腕に力を込めます。

両手の拳を握り締めるとギチギチという快音が鳴り響き、とても心地よいですの。

ああ、この感覚久しぶりですわ――!

「――さあ、どこからでかかってらっしゃいな、クソ雑魚の皆様方」

「……!」

私が煽って差し上げると、さっそく一人目が剣を振るい、斬りかかってきます。

ですが私はそれを華麗に避けると、

「残念、動きに腰が入ってねーんですわ」

握り締めた拳を――

「オラァッ!!!」

フードで隠れた顔面に、ぶっっっ叩き込みます。

「――ぼごぉッ!?」

私の拳をぶち込まれたお方は激しく吹っ飛び、何度も何度も地面をおバウンド。

そして何メートルも先で完全に伸びてしまいました。

「”対あり”、ですわ」

ああ――やっぱりいいですわぁ――!

躊躇なく人を殴れる、この感触――!

最っ高!

ステゴロの喧嘩なら、オードラン男爵にだって負けませんことよ!

そんな私をマティアスたちは驚き顔で見つめて、

「エ、エステル、お前……」

「あら、言ってなかったですわね。このエステル・アップルバリ、生い立ちの関係で少々”お喧嘩”を嗜んでおりまして……。特に多対一の喧嘩が得意なんですの、オホホホ!」

高笑いを決めると、私は再び拳を構えます。

「貧乏商家の娘から、根性と腕っぷし一つでお嬢様にのし上がった私の喧嘩殺法……とくと味わえやッ! ですわッ!!!」

[Villain X Marriage] From A Lazy Villainous Nobleman Like Me, The Villainess Daughter Whose Engagement Was Broken Off Has Become My Wife, And Together We Became The Most Formidable Couple

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[Akuyaku ✕ kekkon] taidana akuyaku kizoku no ore ni, kon'yaku haki sa reta akuyaku reijō ga totsuidara sai kyō no fūfu ni narimashita, 【悪役✕結婚】怠惰な悪役貴族の俺に、婚約破棄された悪役令嬢が嫁いだら最凶の夫婦になりました
Score 5.6
Status: Ongoing Type: Author: Artist: , Released: 2023 Native Language: Japanese
Alban Odran. Arrogant, insolent, and――lazy. He condensed all the negative elements into the worst villain. He was a s*um who indulged in power and talent, but he suddenly realized that he was destined to be the ‘villainous noble who would eventually meet ruin.’ This can’t go on like this! Alban thought. To avoid ruin, he begins to put in effort――but then, talk of a marriage proposal comes his way. The one coming to marry him is none other than the discarded villainess. He hears that she’s a problem child who lost her place due to her villainous actions, and Alban is at his wit’s end―― “Huh? Isn’t she a really capable and good wife?” This is the story of what happens when the ‘lazy villainous noble’ and the ‘discarded villainess’ meet, resulting in the most dreadful couple.

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